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NordVPN 実使用レビュー|4年以上 常時ON で使ってきた立場から本音で書く

最終更新: 2026-04-11 / 検証日: 2026-04-11

NordVPN を海外で常時ONにして使っているイメージ

結論:海外で日本人が公共Wi-Fi に裸で繋いでるのを見て心配になる、そうならないための道具

筆者は NordVPN を 2021年12月から4年以上、スマホとPCで常にONの運用で使い続けています。東南アジア・南アジア・南米・アフリカの9カ国を移動しながら、カフェ・空港・ホテル・コワーキングの公共Wi-Fi に日常的に繋いできたので、VPN がある生活と、ない生活の差は体感ベースで整理できる立場です。

率直に書くと、海外で VPN なしの無防備な公共Wi-Fi に繋いでる他の日本人旅行者を見かけると、ちょっと心配になります。本人が納得してやってるならいいけど、そもそも「何が危ないのか」を知らずに裸で繋いでる人が多い印象。このレビューはまずそこの温度感を揃えたくて書いてます。

常時ON運用、4年以上やってみた実感

まず一番伝えたいのが、VPN は常時ONで使うものだという運用スタイル。必要なときだけONにする、というのは逆に面倒で、「このサイトだけONにすべきか?」と毎回考える負担のほうがストレスになります。

常時ONで4年以上使ってきた実感として、普段のブラウジング・動画視聴・SNS・Web会議で速度のストレスを感じることはほぼない。たまに特定のサーバーが混雑して遅いことはあるので、そのときは別サーバーに切り替える(アプリで2タップ)。それ以外は、ONにしてることを意識すらしない状態で回ってます。

つまり、VPN は “ある前提で生活を組む” のが正解。オフにする場面を考えるのは逆で、常にONで、オフが必要な瞬間だけ一時的に切る、という運用のほうが圧倒的に楽です。

公共Wi-Fi の安心感:これが毎日の価値

海外でノマド・バックパッカーをしてると、カフェ・空港・ホテル・コワーキングの無料Wi-Fi を使う場面が毎日発生します。ここで VPN が入ってるかどうかの差は、精神的に大きい

VPN なしで公共Wi-Fi に繋ぐと何が起きうるのか

原理的に、同じWi-Fiネットワーク内の他の人は、通信を覗こうと思えば覗けます(中間者攻撃・ARPスプーフィング・偽アクセスポイント等)。最近は主要サイトがHTTPS化されてるので「パスワードがそのまま漏れる」リスクは減りましたが、それでも:

  • どのドメインにアクセスしてるかは見える(SNI経由)
  • セッションCookieが盗まれる可能性(古いサイト)
  • 暗号化されてないAPI・アプリ通信は中身まで見える
  • 偽のWi-Fi(Evil Twin)に引っかかると全通信が通過する

こういうリスクが残ります。「被害にあった事例は身近にあまり聞かない」と思うかもしれませんが、気づかないうちに盗られているケースが多いのが情報漏洩の特徴です。気づいた時にはもう遅い。

VPN があると何が変わるのか

VPN を挟むと、あなたの端末から VPN サーバーまでの区間が 暗号化トンネルでまるごと守られます。同じWi-Fiに繋がってる他の人からは、「この人は VPN に繋いでる」ことしか見えず、通信の中身はゼロ。

この安心感が、海外生活では毎日効いてきます。カフェに入って Wi-Fi に繋いだ瞬間「あ、自動でON になってる」というのを確認するだけで、その後の作業が気にせず進められる。小さな違いだけど、積み重なるとメンタル負荷が全然違うのは使ってみないと分からない感覚です。

地域制限をぬける - Netflix ジブリ・Prime Video・航空券の価格差

NordVPN で複数の国に切り替えて地域制限を回避するイメージ

VPN のもう一つの価値が、地域制限(Geo-restriction)の回避。海外で滞在している時に、「日本からしか見られないサブスク」「日本で検索すると高い航空券」「国によって値段が全然違うサブスク契約」にアクセスできるのが地味に大きい。

Netflix:海外限定のジブリ作品

これ、意外と知らない人が多いんですが、Netflix のジブリ作品は日本では配信されていません。日本国内ではスタジオジブリが自前で権利を持っていて配信権を許諾していないから。でも海外 Netflix では配信されている国がそこそこあります。

NordVPN で国をジブリ配信国に切り替えると、日本にいながら Netflix でジブリが見られる、という裏技が成立します(ストリーミングサービスのTOS的にはグレーなので、自己責任で)。

Prime Video:海外から日本版にアクセス

逆のパターンも成立します。海外滞在中、ホテルで「日本の Amazon プライムで観たい作品がある」という時、普通に繋ぐと日本版 Prime Video にアクセスできません。NordVPN を日本サーバーに切り替えると、海外から日本向けコンテンツが観られる。

これは Tver・ABEMA・DAZN など「日本国内限定」のサービス全般に応用が効きます。

航空券・ホテルの国別価格差

航空券やホテルの予約サイトは、アクセス元のIP の国によって表示価格が変わるケースがあります。新興国のIPで検索すると安く、先進国のIPで検索すると高くなるパターンが多い。

全ての予約サイトで通用するわけではないし、効果は時期や目的地によって変動しますが、VPN で複数国を切り替えて検索するだけで”損失”が見つかることがあるのは事実。航空券の予約前に3〜4カ国で検索する癖をつけておくと、ときどき数万円の差が出ます。

サブスクの国別価格差

さらに応用で、Netflix・YouTube Premium・Spotify 等のサブスクは契約国によって月額が大きく違います。トルコ・アルゼンチン・インドなど物価が低い国の契約価格は、日本の1/2〜1/4になることも。NordVPN で契約時のIPを変えて、安い国で契約するテクがあります。

これもサービスのTOS的にはグレー(特にSpotifyは最近この対策を強化してる)なので、完全に個人の判断でやる話です。筆者は値段を押さえるために使ってるスタイルです。

弱点・注意点(ここは正直に)

良いところばかり書くのもフェアじゃないので、4年使ってきて感じる弱点も書きます。

  • Basic プランには広告・トラッカーブロックが付いてない(Plus 以上の Threat Protection Pro 限定)。必要なら Plus にアップグレードするか、ブラウザ拡張(uBlock Origin 等)で代替できる
  • 接続先サーバーの混雑で速度が落ちることはある。アプリで別サーバーに2タップで切り替えられるので手間ではないが、普段それを感じない環境に慣れてると逆にストレス
  • 中国本土などネット規制が厳しい国では、使える設定・サーバーが時期で変わる。出発前に NordVPN 公式の現地ガイドを確認し、必要なら obfuscated servers(難読化サーバー)を有効化しておく必要あり。現地到着後に「NordVPN のサイトすら開けない」という詰みパターンを避けるために、必ず出発前に設定を済ませること
  • サブスクの国別契約は、サービス側のTOS的にはグレー。個人利用で罰則発動した話は聞かないが、完全にリスクゼロではない。試すなら自己責任で

Basic プランで十分な理由

NordVPN のプランは Basic / Plus / Complete / Prime の4層ですが、旅行者・海外滞在者の大半は Basic で全く困りません

プラン追加される機能
BasicVPN コア機能(Kill Switch・Double VPN・Onion Over VPN・Threat Protection 無印)
Plus+ Threat Protection Pro(広告・トラッカー・マルウェアブロック)+ NordPass(パスワード管理)+ Data Breach Scanner
Complete+ NordLocker 1TB 暗号化クラウドストレージ
Prime+ Incogni(個人情報削除代行)

Plus 以上で追加されるのは「VPN 以外の付帯サービス」がほとんどで、既に別ツールを使ってる人には重複するだけ。例えば:

  • パスワード管理 → 1Password / Bitwarden を既に使ってるなら NordPass は不要
  • 暗号化ストレージ → Google Drive / iCloud / Dropbox で足りるなら NordLocker は不要
  • 個人情報削除(Incogni)→ そもそも必要な人が限られる

というわけで、迷ったら Basic を選ぶのが正解。筆者自身も Basic で4年以上運用していて、機能で不足を感じたことはありません。広告ブロックが欲しければ Plus、それ以外は全員 Basic で OK。

1契約で10台:家族のスマホまで入れられる

NordVPN は1契約で10台まで同時接続できる

地味に効いてくるのが、1契約で同時10台まで接続できること。つまり:

  • 自分のスマホ × 2(メイン・サブ)
  • 自分のPC × 1
  • 自分のタブレット × 1
  • パートナーのスマホ・PC
  • 実家の親のPC・スマホ(遠隔セットアップ可能)

まで、1アカウント・1課金で全部カバーできる。NordVPN の公式サポートでも「家族でのアカウント共有に適している」と明記されているので、ここはグレーじゃなく正規の使い方。家族の Wi-Fi セキュリティも一緒に担保できるので、コスパの感覚としてはかなり高いです。

裏ワザ:ルーターに入れれば10台の枠を1台で済ませられる

さらに知っておくと得なのが、自宅のWi-Fiルーター自体に NordVPN を設定するやり方。NordVPN 対応ルーター(または OpenVPN 対応のルーター)に1回設定しておけば、そのWi-Fiに繋がる全端末(スマホ・PC・テレビ・スマート家電)が自動でVPN保護下に入ります。

ポイントは、ルーターは「1台」としかカウントされないこと。つまり:

  • 実家のルーターにNordVPNを入れる → 親の家の全端末が1スロットでカバーされる
  • 自分の自宅ルーターにNordVPNを入れる → 家のIoT機器まで全部VPN化、しかも1スロット

10台の枠が足りなくなりそうな人や、家族にアプリの操作を覚えさせたくない人には、ルーター設定が一番ラク。設定は少し手間ですが、一度やればあとは自動です。

申し込みから使い始めまで

  1. NordVPN 公式サイトでアカウント作成 + プラン選択
  2. 支払い(クレジットカード・PayPal・暗号資産)
  3. アプリをダウンロード(iOS / Android / Windows / macOS / Linux)
  4. アカウントでログイン
  5. 接続先を選択してON(デフォルトは自動で最適サーバー)
  6. Kill Switch を有効化(設定 → 接続が切れた時の保護)

最初の設定で重要なのは Kill Switch を必ずONにすること。これを有効にしておくと、VPN が何らかの理由で切断された瞬間に通信が遮断されるので、「VPN が切れて素のIPで通信してた」という事故が起きません。

あと、アプリを常時起動・自動起動に設定しておくこと。端末の再起動後もアプリが自動で立ち上がって VPN に繋ぐので、「ONし忘れた」という事故が発生しません。

初回30日間の返金保証:ノーリスクで試せる

NordVPN は初回30日間の全額返金保証があります。とりあえず契約して、自分の使い方・環境で速度や安定性が問題ないかを30日試してみて、合わなければ全額返金、という流れが公式に用意されてる。

VPN というカテゴリは自分の環境(端末・Wi-Fi・用途)との相性が全てなので、30日試すのが最速で判断する方法です。

まとめ:4年以上”裏切られてない”道具は乗り換える動機がなくなる

VPN サービスは数多くあって、ExpressVPN・Surfshark・Proton VPN など競合も強い。でも筆者が4年以上 NordVPN から乗り換えてない理由は、シンプルに 「壊れないから」

VPN は毎日つけっぱなしで生活の土台になる道具なので、安定して動き続けてくれることが何より重要。一度まともに動くやつを見つけたら、わざわざ乗り換えて新しい不安定要素を持ち込む理由がなくなる、というのが4年使ってきた実感です。

海外で公共Wi-Fi に繋ぐ機会があるなら、一度試してみる価値はあります。30日返金保証があるので、合わなければ返金すればいいだけです。

NordVPN の良いところ

  • 4年以上常時ONで使ってても、普段のブラウジングや動画視聴で速度のストレスを感じない水準
  • 公共Wi-Fi(カフェ・空港・ホテル・コワーキング)に繋ぐときの「盗聴されてるかも」という心配が完全に消える
  • 国を切り替えるだけで、日本未配信の Netflix コンテンツ(海外限定のジブリ作品など)が見られる
  • 海外滞在中でも日本国内限定の Prime Video や Tver 等にアクセスできる
  • 航空券・ホテル・サブスクを"安くなる国"で検索/契約できる(同じ商品でも国別価格差が数倍になることがある)
  • Kill Switch で VPN が切れた瞬間に通信を遮断、裸で流出しない安全装置
  • Basic プランでも Kill Switch・Double VPN・Onion Over VPN・Threat Protection が全部入ってる(機能で困らない)
  • 1契約で10台までカバーできるので、自分のデバイスは全部、家族のスマホまで入れられる

NordVPN の弱点・注意点

  • Basic プランには広告・トラッカーブロックが付いてない(必要なら Plus 以上)
  • 接続先の国によってはサーバーが混雑していて、別サーバーに手動で切り替える必要があることがある
  • 中国本土など厳しいネット規制国では、使える設定・サーバーが時期で変わるので事前確認が必要
  • サブスクを"安い国"で契約する運用は、サービス側のTOS的にはグレー(個人利用で罰則発動はほぼ聞かないが、自己責任)

手数料・料金一覧

Basic プラン(月額換算・年払い)
$4 USD 台〜(年契約ベース)
2年契約にするとさらに割引。VPN のコア機能(Kill Switch/Double VPN/Onion Over VPN/Threat Protection)は Basic から全て入っている
Plus プラン
Basic + 広告・トラッカー・マルウェアブロック(Threat Protection Pro)+ NordPass パスワード管理
広告ブロックが欲しい人は Plus へ。ただし旅行者の大半は Basic で十分
Complete プラン
Plus + NordLocker 1TB 暗号化クラウドストレージ
Prime プラン
Complete + Incogni(個人情報削除代行)
Incogni が必要な人は限られるので、ほとんどの人は Basic か Plus で足りる
同時接続
1契約で10台まで
スマホ・PC・タブレット・自宅ルーター・実家の親PCまで1契約でカバーできる
サーバー網
世界211地域、数千台のサーバー
返金保証
初回30日間の全額返金保証

料金は改定されることがあるため、契約前に公式の最新情報を必ずご確認ください。

NordVPN を公式サイトで確認する

申し込みは出発2週間前までに。本人確認に数日かかる場合があります。

NordVPN 公式サイトへ →

よくある質問

VPN って常時ONにしてても大丈夫なの?重くならない?

筆者は2021年12月から4年以上、スマホとPCで常にONにして使っていますが、普段のブラウジング・動画視聴・SNS・Web会議で速度のストレスを感じることはほぼないです。たまに特定のサーバーが混雑して遅くなることはあるので、その時は別サーバーに手動で切り替えます。常時ON前提で組まれてるUXなので、オンオフをいちいち考えなくていいのは楽です。

Basic プランで本当に足りるの? Plus/Complete にするべき?

旅行者・海外で公共Wi-Fi保護と地域制限回避が主目的なら、Basic で全く困りません。筆者も Basic で運用していて、広告ブロックは別途ブラウザ拡張で入れれば代替できます。Plus 以上の違いはパスワード管理(NordPass)、クラウドストレージ(NordLocker)、個人情報削除(Incogni)などの付帯サービスで、既に別ツールを使ってるならダブるだけなので不要です。

公共Wi-Fi で VPN なしだと具体的に何が危ないの?

カフェ・空港・ホテルの無料Wi-Fiは、原理的には同じネットワーク内の他の人から通信内容が傍受される可能性があります。実際には大半の主要サイトがHTTPS化されてるので素のパスワードが漏れるケースは減りましたが、「アクセス先のドメイン」「セッションCookie」「暗号化されてない通信」は依然として覗かれ得るリスクがある。VPN を挟むとその全てが暗号化されるので、安心感が別次元。海外で他の日本人旅行者が平気で公共Wi-Fiに繋いでるのを見ると、正直ちょっと心配になります。

海外から Netflix や Prime Video の日本版を見られますか?

NordVPN のサーバーを日本に切り替えれば、海外滞在中でも日本向けの Netflix や Prime Video、Tver 等にアクセスできます。逆に、海外の国に切り替えれば日本未配信の海外限定コンテンツも見られる(例えば Netflix の海外版ではジブリ作品が配信されていて、日本版では見られない)。ストリーミングサービスのTOS的にはグレーゾーンですが、個人利用で罰則が発動した話は聞きません。

中国・ロシアなどネット規制が厳しい国でも使えますか?

基本的には使えますが、規制国側のブロック技術と VPN 側の回避技術がイタチごっこをしているので、**時期によって使える設定・サーバーが変わります**。そういう国に行く場合は、出発前に NordVPN 公式のサポートページで最新状況を確認し、必要なら obfuscated servers(難読化サーバー)機能を有効化してから入国してください。現地で新規インストールしようとすると、そもそも NordVPN のサイト自体にアクセスできない可能性があります。

他の VPN(ExpressVPN / Surfshark / Proton VPN等)と比較するとどうですか?

筆者は NordVPN しか本格的に使ってないので、正直な比較は書けません。4年以上使ってきた経験から言えるのは「NordVPN は壊れずに安定して動き続けてくれる」こと。VPN というカテゴリは信頼性(= 毎日つけっぱなしでも壊れない・落ちない)が最重要なので、一度まともに動くやつを見つけたら乗り換える動機がなくなる、というのが実感です。

出典・参考

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