Kaigai Risk
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アフリカの保険 マラリアとヨーロッパ搬送に備える

アフリカ旅行の保険、どれくらい備えればいい? 外務省と保険会社のデータから必要補償額をわかりやすく整理。

UPDATED · 2026.05.08 KAIGAI-RISK

アフリカの旅行で実際に多いのは、ヨハネスブルグの路上でのスリ・ひったくりカイロの観光地でのぼったくりマラケシュのメディナでのスリダルエスサラームでの食中毒やマラリアの通院といった数万円〜数十万円で収まる被害です。一方で、南アフリカの暴漢襲撃で350万円、エジプトの脳内出血で895万円、ギニアのマラリアからパリへのチャーター機搬送で1,116万円(いずれも保険会社の実際の支払事例)のように、確率は低くても起きると桁が一気に変わるのがアフリカの特徴です。

被害の幅が広いぶん、「月数千円の保険に入るか/ノーガードか」という二択で考える必要はありません。起きやすい被害から順に、必要な備えだけ積み上げるほうが現実的です。

軽いトラブル(スリ・盗難・食中毒)

アフリカで件数が一番多いのが、このレンジの被害です。

スリ・盗難ならスマートフォンやバッグなど数万円分、食中毒やマラリアの通院・数日の入院でも数万円〜数十万円のレンジに収まります。

エポスカード1枚で対応可能

このレンジは、年会費永年無料のエポスカード1枚で実用ラインに届きます。

補償項目エポスカード単独
傷害治療費用200万円
疾病治療費用270万円
賠償責任3,000万円
救援者費用100万円
携行品損害20万円

エポスカードは利用付帯(旅行代金の一部をエポスで支払うと保険が有効化)です。出発前に空港までの電車代や航空券をエポスで切っておけば、90日間カバーされます。携行品損害20万円はスマートフォンやカメラ1台分に届く水準で、食中毒やマラリアの外来〜短期入院も疾病治療270万円の枠に収まります。

EPOS CARD × HAPITAS

エポスカード

エポスカードを発行して11,000円相当

ハピタス経由でエポスカードを申し込むと、現金等に交換できる11,000円相当のポイントが付与されます(時期により変動)。年会費は永年無料。

入院・暴行被害・高山病の初期治療

旅行スタイルや渡航先によって発生確率が変わってくるのが、このレンジです。

  • 南アフリカでの銃器強盗・暴漢襲撃による入院(暴漢に胸を刺され16日入院の実例)
  • タンザニアのキリマンジャロ登山中の高山病(意識喪失で救急搬送337万円の実例)
  • エジプトでの肺炎による入院(帰国便搭乗時に発症、12日入院415万円の実例)
  • エチオピアの標高2,400mアディスアベバでの高山病・体調悪化
  • ケニア・タンザニアでのマラリア重症化による入院
  • モロッコの地方での交通事故(前払いがないと治療に取りかかってもらえない)

入院や手術が伴うと、治療費は数百万円のレンジに乗ってきます。保険会社が実際に支払ったアフリカの事例も同じ水準です。

事例支払保険金
タンザニアキリマンジャロ登山中に意識喪失、高山病で救急搬送337万円
南アフリカ暴漢に胸を刺され16日入院、医師付き添い医療搬送350万円
エジプト帰国便搭乗時に肺炎、12日入院・救急搬送415万円

タンザニアの337万円はSBI損保、南アフリカの350万円は損保ジャパンoff!、エジプトの415万円はSBI損保の公式支払事例です。キリマンジャロの高山病やヨハネスブルグの暴漢襲撃のような「そこに行けば起こりうる」事故で300万〜400万円が飛んでいく構造です。

エポスカード単独の補償では足りないため、2枚目のカードと補償を合算して埋める形になります。クレジットカード付帯保険は、傷害死亡・後遺障害以外の項目を複数カードで合算できます。

エポス+楽天カードで対応

楽天カードも年会費永年無料・利用付帯です。エポスと組み合わせると、追加コスト0円のまま補償が一段広がります。

補償項目エポス楽天合算
傷害治療費用200万円200万円400万円
疾病治療費用270万円200万円470万円
救援者費用100万円200万円300万円
携行品損害20万円なし20万円

疾病治療が270万円から470万円まで広がるため、タンザニアの高山病337万円・南アフリカの暴漢襲撃350万円・エジプトの肺炎415万円はいずれも射程に入ります。

まだ楽天カードを持っていない人は作っておきましょう。

RAKUTEN CARD × HAPITAS

楽天カード

楽天カードを発行して10,000円相当

ハピタス経由で楽天カードを申し込むと、楽天本体の通常キャンペーン特典とは別枠で、現金等に交換できる10,000円相当のポイントが二重でもらえます(時期により変動)。年会費は永年無料。

エポス+楽天+三菱UFJカードゴールドの3枚で対応

もう一段補償を厚くしたい場合は、三菱UFJカードゴールドを3枚目に足す形があります。利用付帯のエポス・楽天を発動させるには、旅行代金を2枚に分けて決済する必要があります。

3枚目の決済は現実的にむずかしいですが、UFJゴールドは自動付帯なので決済なく合算できます。

年会費は初年度無料。翌年以降11,000円(税込)。年100万円決済で実質年会費無料です。

補償項目エポス楽天UFJゴールド合算
傷害治療費用200万円200万円300万円700万円
疾病治療費用270万円200万円300万円770万円
救援者費用100万円200万円500万円800万円
携行品損害20万円なし50万円70万円

疾病治療770万円のラインまで広がるため、ジンバブエの転倒・大腿骨骨折505万円のような国外搬送を伴う中規模事例まで射程に入ります。救援者費用800万円・賠償責任1億円規模まで合算でき、旅先で起きる中規模事例の大半をクレカ付帯だけでカバーできる構成です。

合算できない傷害死亡・後遺障害も、UFJゴールドを足すとエポス単独の3,000万円から5,000万円まで天井が上がります。

MUFG GOLD × HAPITAS

三菱UFJカードゴールド

三菱UFJカードゴールドを発行して10,000円相当

ハピタス経由で三菱UFJカードゴールドを申し込むと、現金等に交換できる10,000円相当のポイントが付与されます(時期により変動)。海外旅行傷害保険は自動付帯で、年会費は初年度無料。

重度の事故・国外搬送

確率は下がりますが、アフリカならではの構造的なリスクが集中するレンジです。多くの国で高度医療が受けられず、重症化すると南アフリカ・ヨーロッパへの国外搬送が前提になります。搬送費だけで桁が変わるのがアフリカの特徴です。

  • エジプトでのホテルでの脳内出血発症(医師付き添い医療搬送で895万円の実例)
  • ジンバブエでの転倒・大腿骨骨折からチャーター機で南アフリカへ搬送(505万円の実例)
  • タンザニアケニアでのマラリア重症化から第三国(ナイロビ・ヨハネスブルグ)への搬送
  • エチオピアでの脳疾患・重度外傷(外務省が「この国最高の医療資源を使っても助からない可能性が高い」と明記)
  • モロッコの地方での重症化からスペインへの医療搬送
  • マラリア流行地での重症化からチャーター機でヨーロッパへ搬送(ギニアでパリ搬送1,116万円の実例)

保険会社の支払事例と外務省の医療事情を合わせると、アフリカの重度事例はこの水準です。

事例支払保険金
ジンバブエ鉄橋で転倒し大腿骨骨折、チャーター機で南アフリカへ搬送、15日入院・手術505万円
エジプトホテルで脳内出血、18日入院、医師・看護師付き添い医療搬送895万円
ギニアマラリアから溶血性貧血、チャーター機でパリへ搬送1,116万円

ジンバブエの505万円とエジプトの895万円はSBI損保、ギニアの1,116万円もSBI損保の公式支払事例です。ジンバブエの事例は「鉄橋で滑って転倒した」だけで505万円。現地では対応できずチャーター機で南アフリカまで搬送されています。

外務省はエチオピアについて「脳梗塞や脳出血、心筋梗塞や重度外傷などで緊急に救命処置を要する状況では、この国最高の医療資源を使っても助からない可能性が高く、近隣の医療先進国に搬送されることが唯一の命綱」と書いています。バングラデシュやスリランカと同じく、国外搬送が前提の地域です。

モロッコは「前払いしないと治療に取りかかってもらえない」「英語がほぼ通じない」「地方に安心な病院がない」という三重苦で、保険会社のアシスタンスデスクに電話して日本語で病院を手配してもらう流れが現実的にほぼ唯一のルートです。

海外旅行保険を上乗せ

このレンジまで備えるなら、ネット型の海外旅行保険を上乗せするのが現実的です。1週間の都市観光なら治療費用無制限プランも数千円のレンジから入れます。ただしキリマンジャロ登山やサファリの予定があれば、山岳救助特約・危険スポーツ特約の有無を確認してください(特約付きはその上のグレードになります)。

  • 南アフリカに行く(銃器強盗・カージャック・暴漢襲撃で入院リスクが高い)
  • キリマンジャロに登る(高山病337万円の実例+重症時はナイロビ・南アへ搬送で数百万円追加)
  • エチオピア・ケニア・タンザニア・マダガスカルなどマラリア流行地に行く
  • モロッコの地方を回る(英語不通・前払い制・高度医療不在)
  • ザンジバルに行く(ZIC保険44米ドルの加入が義務化、日本の保険とは別建て)
  • 90日を超える長期旅行(クレカは保険切れ)

このどれかに当てはまる旅程なら、クレカの土台にネット型保険を上乗せする形を検討してみてください。

まとめ:0円から段階的に厚くする

全部に備えようとすると有料保険一択になりますが、アフリカの旅行トラブルは「よくある軽傷」と「まれだけど高額」で桁が違います。0円の土台から必要な分だけ積み上げていくと、自分の旅程に合った落としどころが見えてきます。

組み合わせ疾病治療カバーする被害
エポス単独270万円スリ・食中毒・マラリア外来・短期入院
エポス+楽天470万円暴行被害・高山病初期・肺炎入院
エポス+楽天+UFJゴールド770万円転倒骨折+国外搬送・中度の手術入院
+ ネット型保険上限なし脳疾患・国外搬送・マラリア重症化

短期の都市観光ならエポス+楽天の合算まで、南アフリカ渡航・キリマンジャロ登山・マラリア流行地・モロッコ地方周遊はエポス+楽天+UFJゴールドにネット型保険を足す形が目安になります。自分の旅程と照らし合わせて、必要なところまで備えを積み上げてみてください。

EPOS CARD × HAPITAS

エポスカード

エポスカードを発行して11,000円相当

ハピタス経由でエポスカードを申し込むと、現金等に交換できる11,000円相当のポイントが付与されます(時期により変動)。年会費は永年無料。

よくある質問

クレジットカード付帯保険だけでアフリカ旅行は大丈夫?

軽い被害(スリ・食中毒外来・短期入院)なら年会費永年無料のエポスカード1枚でほぼ収まります。入院・骨折まで視野に入れるなら、エポス+楽天の無料2枚で疾病治療470万円、エポス+楽天+UFJゴールドの3枚で770万円まで合算できます。ただしエジプトの脳内出血895万円、ギニアのマラリアからパリ搬送1,116万円といった実例を見ると、重度事故・国外搬送まで備えるならネット型の有料保険を上乗せする形になります。

利用付帯ってどういう意味?

旅行代金(航空券・ツアー代・空港までの公共交通機関など)をそのカードで支払うと保険が有効になる仕組みです。エポス・楽天は利用付帯で、旅行代金の一部をどのカードで払うかで保険を有効化できます。一方、UFJゴールドは自動付帯で、保有しているだけで補償が発動します。

エポスと楽天とUFJゴールドの補償額は合算できるの?

傷害死亡・後遺障害を除き、治療費用・救援者費用・賠償責任・携行品損害などは複数カードの補償額を合算できます。エポス(疾病270万円)+楽天(疾病200万円)の無料2枚で疾病治療470万円、UFJゴールド(疾病300万円)を足した3枚で770万円まで積み上がります。