ヨハネスブルグの日本人被害で最も深刻なのが、首締め強盗とスマホ強奪。在南アフリカ日本国大使館の安全の手引きと注意喚起には、邦人が気絶させられて貴重品を奪われた事例が複数掲載されています。外務省は「ヨハネスブルグ、ツワネ、ダーバンの各都市では、日本人旅行者も首絞め強盗の被害に遭っています」と明記しており、これは比喩ではなく実際に起きていることです。
Travel Alert 01
海外の無料WiFiには危険が潜んでいる
あなたのアクセス、丸見えです
パークステーション周辺の首締め強盗
安全の手引きから、複数の邦人被害事例を引きます。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在南アフリカ日本国大使館「南アフリカ滞在安全の手引き」2023年4月版・事例⑥)
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在南アフリカ日本国大使館「南アフリカ滞在安全の手引き」2023年4月版・事例⑥続)
カールトンセンター付近では3〜4人組の男に羽交い締めにされて気絶している間に鞄・旅券・カメラ・現金を強奪された事例も。共通しているのは、観光・買い物のためにCBDに立ち入った日本人が標的になっていること。「現地人もみだりに近づかない場所」と外務省が書く意味が、これらの事例に表れています。
2024年のヨハネスブルグCBD(コミッショナリーストリート付近)の事例では、3〜4人組に背後から首を絞められて意識を失っている間に現金等を強奪された邦人被害も注意喚起されています。CBDは昼間でも危険、夕方なら確実に危険、夜間は論外、というレベル。
ローズバンク・Uber待ちスマホ強奪
CBDだけでなく、観光客が利用しがちなエリアでも被害が出ています。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在南アフリカ日本国大使館「南アフリカ滞在安全の手引き」2023年4月版・事例⑦)
紐でくくりつけても引きちぎられる。Uberを呼んでから車が到着するまでの待ち時間にもリスクがある。地図アプリでスマホ操作している瞬間が一番危ない、と思ってください。サントン地区のような比較的治安の良いエリアでも、屋外でスマホを手に持つのは避けてください。
Travel Alert 02
海外の決済で3.5%も搾取されている現実
あなたは知っていますか?
ファーンデール地区での強盗未遂
2024年7月、車内に居ても安全とは限らない事例が発生しました。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在南アフリカ日本国大使館「強盗未遂のお知らせ」2024年7月10日 ヨハネスブルグ・ファーンデール地区)
大使館の対策は具体的です。
(1)車両運転時は、常に周囲を警戒し、窓を閉め、ドアは必ずロックしてください。 (2)信号で停車する場合は、前方車両との距離を保ち、いざ襲われた際に、逃走ができる位置取りをしてください。 (3)万が一、武器を突きつけられて金品を要求された場合は、絶対に抵抗しないでください。
抵抗すれば銃器・ナイフで危害を加えられるおそれが非常に高くなります。お金や物は保険でカバーできますが、命は戻りません。
自宅まで追尾される空港追尾強盗
ヨハネスブルグ特有のリスクが、OR Tambo国際空港からの追尾強盗。
日本から帰国後、ORタンボ空港から車にて帰宅し、自宅(ゲート警備員有のクラスター住宅)敷地内に入ったところ、空港から追尾してきたと思われる強盗犯の車がゲートを突破して進入、5人組の男から銃器で脅され、スーツケース、手持ちバッグ、着用していた宝飾品を強奪された。
ゲート警備員のいる住宅地でもゲートを突破される、5人組で銃器使用、というレベルの組織犯罪。空港送迎は信頼できるホテルの送迎を事前手配し、自宅/ホテル到着時は周囲を警戒してから車を降りること。
加えてOR Tambo空港の預け入れ荷物がこじ開けられて貴重品を盗まれる事件が発生しています。X線で現金・スマホ・パソコンが映ると標的になりやすい。これらは必ず手荷物に。
Travel Alert 03
無料クレカの"海外旅行保険の限界"は?
補償額をふやすウラ技も
ホテル・住宅侵入
夜間就寝中に窓の鉄格子をこじ開けて侵入される住宅侵入窃盗、サントン地区のショッピングモール駐車場での車上狙いも頻発しています。ホテルでも客室にスーツケースを置きっぱなしで外出すると、客室清掃時間以外でも侵入リスクがあります。安全のためにはフロントの貸金庫を使うか、貴重品は持ち歩く。
手口早見表
| 手口 | 場所 | 特徴 |
|---|---|---|
| 首締め強盗 | パークステーション・CBD | 5〜6人で囲まれ気絶させられる |
| Uber待ちスマホ強奪 | ローズバンク・サントン | 顔面殴打、紐ごと引きちぎる |
| 空港追尾強盗 | OR Tambo→自宅ルート | 5人組・銃器・ゲート突破 |
| 信号待ち強盗 | 一般道路 | 窓ノック→銃を見せる |
| ファストフード店詐欺 | セルフレジ | 「セキュリティ」名乗りカード抜く |
| 預け荷物盗難 | OR Tambo空港 | こじ開けて現金・パソコン抜く |
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?
出発前にやっておくこと
- CBD(パークステーション・カールトンセンター・Von Wielligh St等)には絶対立ち入らない
- 屋外でスマホを手に持たない。地図確認は車内・店内で。Uber待ちは店内で
- 空港送迎はホテル送迎を事前手配。Uberなら必ずナンバー・運転手を確認
- 預け入れ荷物に現金・スマホ・パソコンを入れない。手荷物のみ
- 車内では常に窓を閉めドアロック。信号停車時は前車との距離を空けて逃走可能に
- 武器を突きつけられたら絶対に抵抗しない
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
被害に遭った場合
- 生命の安全を最優先。相手が凶器を持っている場合は抵抗しない
- 安全な場所に逃れたら警察(10111)に通報
- 在南アフリカ日本国大使館(012-452-1500)に連絡。夜間・休日も日本人オペレーター対応
- パスポート盗難なら大使館で「帰国のための渡航書」を申請
- 保険会社のアシスタンスに連絡し、被害届受理書(警察発行)を保管
近隣のリスクはヨハネスブルグのタクシー・交通トラブル、ヨハネスブルグの詐欺・ぼったくりもあわせて。同じ地域で結核・HIV感染リスクも高いのでヨハネスブルグの医療・感染症も確認しておこう。
よくある質問
ヨハネスブルグでスリや強盗に遭ったらどうする?
まず生命の安全を最優先。武器を突きつけられたら絶対に抵抗しないでください。安全な場所に逃れたら、警察(10111)と在南アフリカ日本国大使館(012-452-1500)に連絡。CBD周辺は「現地人もみだりに近づかない」エリアと外務省が明記しているため、被害届はホテル等から大使館に相談してから動くのが安全です。
パークステーション周辺は本当に危ない?
はい。日本人旅行者の首締め強盗が複数発生しているエリアです。安全の手引きには「邦人旅行者2名が、パークステーション周辺の路上を散策中、突然4人組の男に襲われ首を絞められて気絶、もう1人は意識朦朧の状態にされ、その間に所持品を強奪された」という具体事例が載っています。長距離バスターミナル・カールトンセンター・Von Wielligh Streetなど、CBDエリアには立ち入らないのが原則です。
ヨハネスブルグでスマホはどう持ち歩けば安全?
「カバンに入れる」「肌身につける」「ポケットや手に持たない」が原則です。Uber待ちで手に持っていた邦人がローズバンクで顔面を殴打されてスマホを強奪された事例があります。スマホを紐でズボンに結束しても引きちぎられて奪われています。地図確認は車内・店内など安全な場所で済ませ、屋外で長時間操作しないでください。
OR Tambo空港から市内・ホテルへの安全な移動手段は?
信頼できるホテルの送迎サービスを事前手配するのが基本です。空港から自宅まで追尾されゲートを突破して襲撃された邦人事例(5人組・銃器使用)があるため、Uberを使う場合も乗降時に油断しないこと。預け入れ荷物は空港でこじ開けられるため、現金・携帯電話・パソコンは絶対に預けないでください。