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アフリカの治安 21カ国の主要犯罪・医療費ガイド

アフリカ21カ国の治安や危険、トラブル傾向、医療費を、外務省と在外公館の情報からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

アフリカは「まだ行ったことがない」という人が多い地域ですが、南アフリカ、エジプト、モロッコ、タンザニアのように年間数百万人の観光客が訪れる国もあります。テーブルマウンテン、ピラミッド、マラケシュのスーク、5,895mのキリマンジャロ。魅力的な観光地が揃う一方で、治安は日本と全く違います。南アフリカは2024年度の殺人27,590件で日本の約30倍、エジプトでは流しのタクシー強盗、モロッコでは2025年に約78万件の犯罪、タンザニアでは長距離バスでの睡眠薬強盗――どれも日常的に起きています。

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アフリカ全体の傾向

凶悪犯罪が旅行者の想定外レベル
南アフリカではヨハネスブルグ・プレトリア・ダーバンのCBDで日本人も首締め強盗、銃器強盗・カージャックが日常レベル。日本人が暴漢に胸を刺された事例で保険金約350万円の支払い記録あり
スリ・ひったくり・強盗が旅行者被害の中心
エジプトのバイクひったくり、トゥクトゥクで暗がりに連行&バッグ強奪。モロッコのカサブランカでバイク2人組ひったくり、ナイフ恐喝。タンザニアの長距離バス睡眠薬強盗
偽警官・偽ガイド・偽セキュリティ詐欺がアフリカの定番
南アフリカではブルーライト・ギャングの偽パトカー、ATM声がけカードすり替え。エジプトの偽警官、モロッコの偽ガイド、タンザニアの偽入管職員、マダガスカルの偽警察恐喝
薬物リスクが高い
エジプトは違法薬物の密輸・所持に死刑を含む重刑。モロッコは大麻約170トン押収、所持で重い禁固刑。タンザニアでは観光地で売人が外国人情報を警察に通報してマージンを取る罠
テロの記憶が残る地域
ケニアでは2013年ウェストゲートSC襲撃67人死亡、2019年DusitD2ホテル21人死亡。エジプトでは2018・2019年にギザのピラミッド周辺で観光バスを狙った爆発事件。モロッコでは2011年のジャマエルフナ広場カフェ爆破テロ。南アフリカでは2022年にヨハネスブルグ・サントン地区で米国大使館がテロ警告
医療費は高額で緊急移送が高コスト
南アフリカは結核世界トップクラス+HIV高感染率、医師付き添い搬送で350万円。エジプトでは脳内出血895万円、国外緊急移送は通常1千万円以上。タンザニアのキリマンジャロ高山病で337万円。マダガスカルは公立病院が邦人利用不可レベルで重症は南ア/パリへ緊急移送前提。マラウイは脳神経外科・全身麻酔手術ができず重症は南ア搬送前提(参考: ジンバブエ→南ア搬送505万円)
保険義務化の動き
ザンジバルは2024年10月から外国人短期渡航者にZIC保険(44米ドル)加入を義務化

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国別の治安情報

  • 南アフリカの治安 --- 殺人日本の30倍・CBDレベル2・首締め強盗・カージャック・暴漢襲撃350万円・結核世界トップ
  • エジプトの治安 --- タクシー強盗・トゥクトゥク暴行・偽警官詐欺、ピラミッド周辺で爆発事件2件、脳内出血895万円、薬物は死刑、レベル1〜3
  • モロッコの治安 --- 犯罪78万件(日本の3倍)、スリ・ナイフ恐喝・偽ガイド・大麻170トン、レベル1全土、ジャマエルフナ広場テロの記憶
  • ケニアの治安 --- 凶悪犯罪のほとんどに銃器使用、ウェストゲートSC襲撃67人・DusitD2で21人死亡テロ、偽警官監禁恐喝、空港賄賂、マラリア・デング熱、レベル1〜4
  • タンザニアの治安 --- ダルエスサラームのタクシー強盗・睡眠薬強盗、キリマンジャロ高山病337万円、ザンジバル保険義務化44ドル、2025年大統領選後デモで全土レベル1、薬物厳罰
  • マダガスカルの治安 --- 2025年デモ→暫定政権樹立・強盗600件・誘拐200件、独立大通り集団スリ・刃物切り込み、偽警察恐喝、ペスト世界有数・狂犬病・ポリオ再流行、重症は南ア/パリ緊急移送、ホシガメ購入で逮捕、レベル1全土
  • マラウイの治安 --- 住居侵入9,219件・偽電力会社員手引き強盗・置き石襲撃、マラウイ湖の住血吸虫はシャワーでも感染、医療は南アフリカ搬送前提(参考505万円)、2025年9月総選挙、レベル1
  • ザンビアの治安 --- ルサカ州窃盗100万人当たり2,098件(日本3倍超)、邦人被害61件のうち住居侵入22件・スリ26件、「ジャンキーズ」薬物徒党の夜間強盗、バー女性同伴薬物強奪、2025年金銭目的誘拐6件、コンゴ・アンゴラ国境レベル2、マラリア99%熱帯熱・コレラ2024雨季流行・南ア搬送505万円
  • ジンバブエの治安 --- 強盗12,000件の30%がハラレ集中・犯罪率日本の10倍・けん銃集団強盗・スマッシュ&グラブ・コレラ4万人・南ア搬送505万円・薬物最高15年懲役、レベル1全土
  • エチオピアの治安 --- ティグライ州レベル3継続・ボレ国際空港保安検査員関与の邦人窃盗・首絞め強盗・マラソン中スリ・標高2,400m高山病・近隣国搬送337〜1,116万円、首都アディスアベバはレベル1
  • チュニジアの治安 --- 2015年バルドー博物館襲撃で日本人3名死亡・2018-2020年首都自爆テロ3年連続・路面電車スリ・公園バイク強盗・メディナ偽ガイド・カスリン地雷被害・狂犬病死者年5名、レベル1〜3
  • セネガルの治安 --- ダカール「日中散歩中の刃物強盗」「金ネックレスバイクひったくりで死亡」、コルニッシュ通り襲撃、空き巣で鉄製錠2カ所物理破壊、カザマンス地方レベル3地雷リスク・JNIM浸透警戒、黄熱イエローカード義務、レベル1〜3
  • ナミビアの治安 --- 全土レベル1新規発出・短距離徒歩でも路上強盗・アナログ式スキミング・ATMカード詐欺、2023-2024年に観光客拉致事件2件・走行中誘導襲撃、HIV感染率10%超・結核世界ワースト9位、私立病院は前払い必須・南ア搬送(参考505万円)、2025年4月から日本人も観光査証必要
  • ナイジェリアの治安 --- 全土レベル2-4、北東部はボコ・ハラム/ISWAPでレベル4、アブジャ・ラゴスもレベル2不要不急の渡航中止、ワンチャンス強盗・偽検問・空港の荷物預かり詐欺・薬物終身刑、ロマンス詐欺国際拠点、観光想定なし駐在/出張前提
  • モーリシャスの治安 --- ハネムーン定番のインド洋島嶼国でレベル0、しかし夕方5時で店じまい・夜間は全土でひと気消失、商店街スリ・薬物絡み強盗増加、ダイビング減圧症の高圧酸素療法は国内Victoria Hospital 1か所のみ、重症は南ア/レユニオン/パリへ国外搬送(参考337〜895万円)
  • セーシェルの治安 --- インド洋115島のリゾート国でレベル0・凶悪犯罪ほぼなし、ただし夜間ビーチ・市街地でスリ置き引き・夕方5時以降は街灯まばらで人通り消失、2024年マヘ島コポリア・トレイルで外国人女性3名強盗致傷・2025年St Louis Rd邦人車上狙い、チクングニア熱2026年流行・外科手術不可で南ア/モーリシャス搬送前提(近隣事例337〜505万円)
  • ウガンダの治安 --- 2025年6月カンパラ近郊宗教施設で自爆テロ未遂2件・ADF/ISCAP・2024年誘拐245件・コロロ/Ntinda/Muyenga住居侵入・渋滞中車内強奪・カウェンペ飲食店爆破・カラモジャ牛泥棒抗争、コンゴ国境ホイマ県以北レベル3、2026年1月大統領選暴動警戒、近隣借用337〜1,116万円
  • アルジェリアの治安 --- レベル1〜4の地域別・国境地帯はリビア/マリ/ニジェール/モーリタニアでレベル4退避勧告、2013年イナメナス事件で日本人10名死亡・AQIM/JNIM活動継続、首都アルジェのカスバ地区はすり/ひったくり/強盗/殺人発生で警察エスコート必須、外国人のアルジェ県外移動は政府公認ガイド義務、出国時7,500ユーロ超は没収・罰金、欧州への医療搬送が一般的(参考505〜895万円)
  • ガーナの治安 --- 「西アフリカで比較的安定」でもアクラでバイク2人組の鉈・銃強盗、深夜の高級ホテル客室ノック強盗、コトカ国際空港の偽出迎え誘拐強盗が頻発、詐欺は「419事件」本場で金・ダイヤ商取引詐欺は拉致監禁、北部ブルキナファソ国境はJNIM浸透でレベル2、黄熱イエローカード入国必須、近隣借用337〜1,116万円
  • ボツワナの治安 --- 全土レベル相当の危険情報なしだがハボローネで集団強盗増加、2026年4月Fields Mall付近CBDで10名集団刃物強盗・2024年アジア人夫婦殺害・電線切断→無防備化→侵入の2段階手口、HIV感染率世界トップ層22.8%・結核10万人当たり300人・北部マラリア、重症は南ア搬送(参考505万円)、半貴石・野生動物製品持出禁制
  • ルワンダの治安 --- 2025年1月コンゴ民主東部ゴマ陥落・ギセニから500m国境に流れ弾、ルバブ-ニャビフ郡レベル3・ルシジ郡レベル2引き上げ、2021年キガリ爆弾テロ未遂13人逮捕、キガリ侵入窃盗6地区・2024年キミフルラ戸建電化製品盗・モバイルマネー詐欺電話・モト最大旅行リスク・首都マラリア急増・近隣借用337〜1,116万円

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旅行保険と通信の備え

アフリカは「医療費を払わないと治療が始まらない」「英語が通じる病院がほぼない」という環境です。南アフリカでは損保ジャパン off! の支払事例で暴漢襲撃350万円、エジプトではSBI損保で脳内出血895万円・肺炎415万円、タンザニアではキリマンジャロ高山病で337万円が記録されています。国外への緊急移送は通常1千万円以上。モロッコの隣国スペインではヘリ搬送1,263万円の事例もあり、治療救援費用は最低でも1,000万円、できれば無制限で。補償額の比較はアフリカ旅行の保険ガイドにまとめています。

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