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ハンガリーの治安 犯罪急増とぼったくりバー横行【2026】

ハンガリーの治安や危険エリア、トラブル、医療費を、外務省と在ハンガリー日本国大使館の情報からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

2024年のハンガリーの犯罪認知件数は233,470件。前年が17万件だったので1年で35%以上も増えた計算になります。窃盗58,419件、詐欺26,565件、強盗669件。ブダペスト市だけで54,949件と全国の約23%が集中しています。日本より人口がはるかに少ないのに、人口比の犯罪発生率は日本より高い。「東欧は物価が安いから安全」という思い込みは捨てて出かけたほうがいいです。

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危険レベル

外務省の危険情報は2026年4月時点で全土に発出なし。テロ・誘拐による日本人被害も確認されていません。ただし「レベルなし」は安全のお墨付きではなく、スリ・置き引き・ぼったくりが日常的に起きている国です。

犯罪の全体像 --- 窃盗と詐欺が突出

在留邦人は約1,700人。日本人が巻き込まれた犯罪は毎年数件発生しており、被害の大半はブダペスト市内で起きています。

犯罪種別件数(2024年)
犯罪認知件数233,470件
殺人335件
傷害7,594件
強盗669件
窃盗58,419件
詐欺26,565件

ハンガリーの治安情勢は全般的に良好で、2010年以降犯罪認知件数も減少傾向にあります。しかし、人口比で見ると、ハンガリーの犯罪発生率は日本よりも高いので油断は禁物です。

2013年以降は減少傾向だったのが、2024年に一気に跳ね上がっています。窃盗と詐欺の件数が目立ちます。

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ブダペストのスリ・置き引き --- 国際列車と空港が狙い目

日本人旅行者の行動範囲はブダペストに集中しているため、被害もほぼブダペスト市内で発生しています。外務省が名指ししているのは、ペスト側川沿いの繁華街(5・6・7・8区)を中心としたエリア。

特に多いのが国際列車内の置き引きリスト・フェレンツ空港での預け荷物盗難。列車で寝ている間に荷物が消える、空港でスーツケースをこじ開けられて中身を抜かれる、という手口で大使館にも複数の被害報告が上がっています。地下鉄やトラムでのスリ被害も継続的に発生中。

詳しくはブダペストのスリ・置き引き対策へ。

ぼったくりバー --- ブダペスト名物の客引き詐欺

ハンガリーでいちばん特徴的なトラブルがぼったくりバー。若い女性2人組が「写真を撮ってほしい」と声をかけてきて、そのまま「いい店を知っている」と店に連れ込む。飲食後に法外な額を請求され、断ると奥から屈強な男たちが現れて支払いを強要する、というパターンです。1万円分飲んだだけで約10万円を要求された事例もあります。

詳しくはブダペストの詐欺・ぼったくり対策へ。

マナー・法律 --- 身分証の常時携行義務と飲酒運転ゼロトレランス

ハンガリーで旅行者が気をつけるべき法律はこのあたりです。

  • パスポートの常時携行: 外国人は身分証明書の常時携行が義務。旅行者はパスポートを持ち歩くこと
  • 飲酒運転ゼロトレランス: 飲酒量の多少にかかわらず、飲酒した状態での運転は全て処罰対象
  • 路上両替は違法: 銀行や正規の両替所以外での両替は、持ちかけた側も応じた側も処罰される
  • 薬物は最大懲役8年: 麻薬の製造・所持・売買・使用・持込みは全て禁止。処方薬でも医師の処方箋・診断書を携行すること
  • 刃物の携行: 刃渡り8cm以上の刃物は蓋付きの箱に収納しないと違法
  • スタンガン・テイザーの所持禁止

公共交通機関では抜き打ち検札があります。チケットの未所持・未刻印は不正乗車扱いで罰金。乗車前に改札機でチケットに刻印するのを忘れずに。

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交通事故 --- 人口あたりの死者数は日本の2倍超

2023年の人身交通事故は14,608件、死者446人。人口10万人あたりの死者数は約4.6人で、日本(約2.2人)の2倍以上です。スピード超過と車間距離の不足が目立ち、横断歩道で車が止まらないケースもある。片側2車線の道路では手前の車線の車が止まっても奥の車線は突っ込んでくることがあるので、一気に渡らず確認しながら横断しましょう。

医療費の実態 --- 全額自己負担で退院時一括現金払い

旅行者はハンガリーの国民健康保険に加入できないので、診察・治療費は全額自己負担。退院時に一括現金払いを求められることもあります。国公立病院は英語が通じないことがあり、英語対応の私立病院は費用がさらに高額。

ハンガリー独立の保険支払い事例はないけれど、ヨーロッパの近隣国の参考事例を見ると桁感がわかります。フランスで大腿骨骨折の入院・手術・搬送で1,746万円ドイツのバスルーム転倒で639万円(いずれもジェイアイ・SBI損保データ)。ハンガリーでも同程度の覚悟は必要です。

ダニ脳炎の発生地域でもあるので、郊外を歩く予定がある人はブダペストの医療・健康リスクもチェックしておこう。同じ中欧で地続きのオーストリアクロアチアチェコ・国境を接するスロベニアもダニ脳炎の流行地で、ウィーン・ザグレブ・プラハと組み合わせて回るなら共通の備えが必要。

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通信手段の確保

ブダペスト市内でも、スマホが使えないと地図も翻訳も緊急通報もできません。現地SIMかeSIMを出発前に準備しておくのが安心。選び方は海外eSIM比較を参照してください。

緊急時の連絡先

機関電話番号
警察107
救急104
消防105
EU共通緊急番号112
在ハンガリー日本国大使館+36-1-398-3100

大使館の所在地は 1125 Budapest, Zalai ut 7。単館体制で総領事館はありません。

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海外旅行保険の備え

ヨーロッパの医療費は高額で、近隣国の事例では1,000万円超の保険金支払いが珍しくありません。クレジットカード付帯保険では上限が足りない可能性が高いので、出発前に補償内容を確認しておきましょう。詳しくはヨーロッパの海外旅行保険ガイドへ。

主要都市の治安情報

出典