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オーストラリアの治安 犯罪は日本の20倍・テロ多発【2026】

オーストラリアの治安や危険エリア、トラブル、医療費を、外務省と在オーストラリア日本国大使館の情報からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

オーストラリアは「治安のいい先進国」のイメージが強い。でも外務省のデータを見ると、NSW州の強盗は日本の20倍以上、QLD州は性犯罪26倍・強盗54.5倍・暴行傷害31.4倍。しかもテロ警戒レベルは2024年8月にPROBABLE(12か月以内にテロ発生確率50%)に引き上げられ、2025年12月にはシドニー・ボンダイビーチでテロ事件が起き15名が犠牲になっています。「先進国だから安全」は完全に思い込み。

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危険レベル

外務省の危険情報・感染症危険情報は2026年4月時点でオーストラリア全土に発出なし。ただし「発出なし=安全」ではなく、テロ・犯罪の脅威は存在します。世界全体の治安の位置づけはGPI 2025の解説も参考にしてください。

犯罪発生状況 — 州別に見ると「日本の20〜50倍」

オーストラリアは比較的治安の良い国と思われがちですが、日本と比較すると一般犯罪が非常に多く発生しており、慎重な行動が求められます。

外務省はそう書いています。州ごとに数字を見ると衝撃的。

NSW州(シドニー): 窃盗・強盗・殺人・詐欺等の主要罪種はおおむね減少傾向にあるものの、強盗等の一部罪種は日本と比較すると20倍以上の発生率。シドニー市内・近郊に犯罪が集中。

QLD州(ブリスベン・ゴールドコースト・ケアンズ): 2023年の犯罪件数総数が2001年以来最悪を記録。殺人1.26倍、性犯罪26倍、強盗54.5倍、暴行傷害31.4倍。ほとんどが未成年による犯行(Youth Crime)。

VIC州(メルボルン): 窃盗・強盗・詐欺の殆どの罪種で日本の10倍以上。夜間は飲酒・薬物絡みの暴力事案が多発。

WA州(パース): 性犯罪192倍、暴行傷害35倍、強盗47倍。路上強盗・車上荒らし・家屋侵入が多い。

NT州(ダーウィン): アルコール絡みの暴行・傷害事件の発生率がオーストラリアで最も高い。

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テロ — ボンダイビーチ事件15名犠牲

テロの脅威は現実です。

  • 2025年12月: シドニー東部の観光地ボンダイビーチで、ユダヤ教の祭典「ハヌカ」を標的としたテロ事件が発生、15名が犠牲
  • 2024年: シドニー郊外で16歳の少年が教会を襲撃。メルボルン郊外でシナゴーグ放火事件
  • 2023年10月以降: ガザ情勢に関連した大規模デモがシドニー・メルボルンで頻発、逮捕者も

豪州政府のテロ警戒レベルは5段階中3番目の「PROBABLE(蓋然性がある)」。外務省はこう説明しています。

今後12か月以内に50%の確率で国内におけるテロ攻撃やテロ計画が発生する状態を意味しています

観光地・公共交通機関・宗教施設が標的になりやすい。不審な状況を察知したらすぐその場を離れること。

都市別のリスク傾向

シドニー — NSW州の犯罪はシドニー市内・近郊に集中。ロックス、オペラハウス、ダーリングハーバーでスリ・置き引き、CBD西部〜パラマッタが治安悪化エリア。深夜の繁華街は飲酒絡みの暴力事件。ワーキングホリデーのシェアハウス詐欺も多発。

メルボルン — 日本人被害で最も多いのは置き引き・スリ。ビクトリアマーケット駐車場で暴行事件、トラム車内でスリ。深夜のパブ・ナイトクラブは飲酒暴力の温床。

ケアンズ — グレートバリアリーフのダイビング・シュノーケリング事故、猛毒クラゲ(ボックスジェリーフィッシュ)、ワニの襲撃。ホテル就寝中にレンタカーごと盗まれた事例も。

ゴールドコースト — サーファーズパラダイス周辺で夜間の犯罪多発。盗難車による暴行・車両強奪(Youth Crime)の実例あり。

タスマン海を渡って隣国のニュージーランドも強盗30倍・脳出血43日で1,483万円の世界。豪NZセットで回る人は両方読んでおこう。

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日本人が知っておくべきルール

  • 薬物は厳罰。NSW州は違法薬物の供給で罰金55万豪ドルまたは終身刑。シドニー空港での脱衣検査権限あり。過去にヘロイン大量所持の日本人が長期実刑。ACTは大麻50gまで合法だが連邦法では違法のため取り締まり対象になる可能性も
  • 大麻の「国外犯」処罰。日本の大麻取締法は海外での所持・栽培にも適用される。オーストラリアで合法でも日本人は手を出してはいけない
  • 保護動物の持ち出し禁止。昆虫や爬虫類を持ち出そうとして罪に問われた日本人事例あり
  • 催涙スプレー禁止(NSW州)。護身用でも違反
  • 公園での飲酒禁止(州によって異なるが概ね禁止)
  • 運転中の携帯電話使用禁止。QLD州では約1,200豪ドルの罰金

薬物に関する各国の法規制は海外の薬物法マップでも整理しています。

医療費の実態 — 転倒で665万円、虫垂炎526万円

オーストラリアの医療水準は高いけれど、旅行者はMedicare(公的保険)の対象外。全額自己負担で、救急車も有料。保険会社の支払い事例を見ると桁の怖さがわかります。

海外で実際に支払われた医療費の事例

出典:ソニー損保/SBI損保/損保ジャパン off! のオーストラリア事例より

  • 665万円

    ガソリンスタンドで転倒

    13日間入院・手術/ヘリ搬送・看護師付添帰国

  • 650万円

    肺気胸

    18日間入院・手術

  • 549万円

    脳内出血

    14日間入院/看護師付添い医療搬送

  • 526万円

    虫垂炎で入院

    保険金額超過、約15万円自己負担

  • 473万円

    大腿骨骨折

    6日間入院・手術/看護師付添い医療搬送

  • 453万円

    ダイビングで減圧症

    14日間入院/ヘリ搬送

  • 388万円

    エアーズロックで転倒

    4日間入院/ヘリ+セスナ搬送

外務省の世界の医療事情も「救急医療の全てをカバーした保険に加入しておく必要があります」と明記。クレカ付帯保険の疾病治療上限(200-300万円)では上の表の事例はほぼカバーできません。

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通信手段

都市部の通信環境は良好ですが、アウトバックやグレートバリアリーフの離島は圏外に。緊急時の連絡手段確保のためにeSIMを出発前に用意しておきましょう。eSIM比較はこちら

緊急時の連絡先

連絡先電話番号
警察・消防・救急(共通)000
警察(緊急以外)131-444
在オーストラリア日本国大使館(キャンベラ)(02) 6273-3244
在シドニー日本国総領事館(02) 9250-1000
在メルボルン日本国総領事館(03) 9679-4510
在ブリスベン日本国総領事館(07) 3221-5188
在パース日本国総領事館(08) 9480-1800
在ケアンズ領事事務所(07) 4051-5177

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海外旅行保険の備え

オーストラリアはヘリ搬送で一気に数百万円が加算される構造。エアーズロック・アウトバック・グレートバリアリーフに行く予定なら治療救援費用は厚めに。ダイビングやサーフィンを予定しているなら危険スポーツ特約の確認も必須です。オセアニアの旅行保険で補償ラインを整理しています。

主要都市の治安情報

出典