Kaigai Risk
TRAVEL RISK ARCHIVE

ダルエスサラームの治安 タクシー誘拐とフェリー場強奪【2026】

ダルエスサラームの治安や危険エリア、犯罪傾向を、外務省と在外公館の情報からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

ダルエスサラームはタンザニア最大の都市で、商業・空路・ザンジバル行きフェリーのハブ。多くの旅行者が一度は通る街ですが、外務省は「外国人観光客を狙った凶悪犯罪が日中も多発しています。また、2021年にテロ事件が発生しています」と明記。大使館の「安全の手引き」も「ひったくりは場所・時間を問わず日常的に発生しており、被害者の多くは外国人です」と書いています。

「タンザニア最大の州都であるため、地方から犯罪者を含む貧困層が流入しており、車両強盗、薬物強盗、詐欺、ひったくり等の路上における犯罪のほか、住居侵入等の犯罪が日常的に発生」(外務省)が、観光客が立ち寄りがちな場所ほど犯罪者の待ち伏せ場所になっています。

Travel Alert 01

海外の無料WiFiには危険が潜んでいる
あなたのアクセス、丸見えです

詳しくみる →

エリア別の注意点

シティセンター(アスカリ・モニュメント付近): 大使館が名指しで危険視。「巧妙な手口の強盗団が暗躍しており、ホテル、郵便局、銀行および換金所等から出てくる人を待ちかまえて隙をうかがっています」(外務省)。ATMや両替後の動線が一番狙われます。

ウブンゴ(市内バス『ダラダラ』)/ムナジモジャ(長距離バス)のバスターミナル: 「市内バス等の主要な中継場所であり、多くの乗客で賑わっていることから、乗車待ちのふりをした犯罪者の巣窟になっています。特に、夜間は照明が少ないため十分な警戒が必要です」(外務省)。

カリアコー市場周辺: 「様々な品物が揃う一大マーケット地区ですが、常に現地の人で混雑しています。外国人は犯罪の標的になりやすく、ひったくり、スリ事件の被害が続出しています」(外務省)。

ザンジバル行きフェリー乗り場: 「失職者の溜まり場となっており、ひったくり事件のほか、流しのタクシーによる被害が続出しています」(外務省)。実際に「日中、ダルエスサラームのフェリー乗り場で、旅行者が後方から何者かに突き飛ばされ、手放したカバンを奪われた」邦人被害が記録されています。

オイスター・ベイ海岸: 「多くの外国人観光客等が訪れる風光明媚な場所ですが、これらの観光客やランニング中の外国人を狙った強盗やひったくり事件のほか、流しのタクシーによる被害が続出しています」(外務省)。

セランダー橋・タンザナイト橋周辺: 「市内中心部およびマサキ半島につながる主要道路ですが、道路沿いの茂みや海岸が犯罪者にとって絶好の隠れ場所となっており、特に夕方から夜間の歩行者に対する強盗被害が多発」。マサキ半島は外国人居住区ですが、行き帰りの動線が危険ということ。

Travel Alert 02

海外の決済で3.5%も搾取されている現実
あなたは知っていますか?

詳しくみる →

主なトラブルと手口

ダルエスサラームで実際に邦人が被害に遭った手口を、大使館「安全の手引き」と外務省「2 日本人の被害例」からまとめました。

カテゴリ主な手口詳細ページ
スリ・ひったくりバイク2人組のスマホひったくり、車窓越し、後方からのスーパー出口での強奪スリ・ひったくり
タクシー・交通流しのタクシー強盗、ATM出金強要、車両強盗タクシー・交通
詐欺・ぼったくり偽警官・偽入管職員、入国カード手伝い、黄熱詐欺、SNS密売詐欺・ぼったくり
睡眠薬強盗長距離バスで隣席からのお菓子・ジュースに睡眠薬睡眠薬強盗

Travel Alert 03

無料クレカの"海外旅行保険の限界"は?
補償額をふやすウラ技も

詳しくみる →

2021年8月の警察官襲撃事件

ダルエスサラーム市内では2021年8月に警察官2名が突然男にピストルで撃たれる事件が発生し、その後の追跡で警察官1名・民間警備員1名が死亡、6名が負傷しました。犯人はイスラム過激派武装組織やアル・シャバーブに陶酔しており、自爆覚悟の行動と報道されています(外務省)。

2018年10月にはダルエスサラームの高級ホテルに併設された会員制ジム入口で、タンザニア人資産家が武装集団に拉致される事件も。観光客が直接の標的になった事件ではありませんが、市内の治安水準を示す出来事として覚えておこう。

Travel Alert 04

知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?

詳しくみる →

2025年大統領選後のデモ

2025年10月29日の大統領選後、ダルエスサラームを中心に各地で抗議活動が発生し、治安機関との衝突で死傷者が出ました。これを受けて外務省は2025年11月3日にこれまで危険レベルが発出されていなかった地域を含めて全土をレベル1(十分注意)以上に引き上げています。

12月9日(独立記念日)には大使館が「在宅推奨」の注意喚起を発出。「今後、抗議活動がさらに激化・長期化する可能性も排除できない」(外務省)状況なので、政治的イベントの前後は人混みやデモ現場に近づかないこと。

Travel Alert 05

空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?

詳しくみる →

緊急時の連絡先

機関電話番号備考
在タンザニア日本国大使館 24時間オペセン022-2138177、0787-66830624時間対応
ダルエスサラーム中央警察署022-2117705
ダルエスサラーム中央交通警察署0682-887722交通事故時
オイスターベイ警察署022-2667322、022-2667323外国人居住区担当

警察への届出時は英語が通じない可能性があるため、信頼できる現地スタッフ(ホテル従業員等)に同行を依頼するのが現実的です。生命の危険があるなら抵抗せず金品を渡すのが最優先 --- これは大使館の「安全の手引き」の防犯三原則「目立たない」「行動を予知されない」「用心を怠らない」と並ぶ大原則です。

タンザニアの治安全般もあわせて確認しておこう。

この都市のトラブル別ガイド

読者の体験談を投稿する

あなたが現地で体験したこと・気をつけていることを共有してください。承認後に表示されます。

SNSやブログ等。表示時は rel="ugc nofollow noopener" 付き。