ナイロビで日本人が最も遭遇しやすいのは窃盗犯罪。ただしケニアの場合、「スリ」と「強盗」の境目があいまいで、抵抗すると拳銃やナイフが出てくる可能性が常にあります。大使館の手引きが挙げる手口を発生構造で5パターンにまとめます。
Travel Alert 01
海外の無料WiFiには危険が潜んでいる
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マタツ車内 --- 混雑に乗じた携帯抜き取り
手引きのパターン1。マタツ(乗り合いバス)は安くて便利ですが、犯罪の温床。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在ケニア日本国大使館「安全の手引き」2025年12月改訂)
停留所でも別の手口。「男性に話しかけられ対応していたところ、何者かにリュックのポケットに入れていた携帯電話を盗まれた」と手引き。2人1組で、1人が注意を引く間にもう1人が盗む「声かけ+共犯」の古典パターン。
大使館はマタツ、ボダボダ(バイクタクシー)に乗らないと明記。移動はUberかBolt一択です。マタツ型のスリはタンザニア・ダルエスサラームでも長距離バス睡眠薬強盗とセットで頻発し、結論は同じです。
Travel Alert 02
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レストラン --- 椅子・足下のバッグがターゲット
手引きのパターン3・4。外食中の被害も多いです。
「レストランで知人と円卓で食事をしていた際、隣の椅子の上に置いていたリュックサックを何者かに盗まれた」「座席の下にかばんを置いていたところ盗まれた」。内ポケットに財布を入れた上着をイスの後ろに掛けるのも危険。
対策は荷物は膝の上か体に密着させる。テーブルの脚にストラップを巻きつける旅行者もいますが、ケニアでは強引に引きちぎるケースもあるので、体から離さないのが一番。
路上の携帯ひったくり --- バイクが横付け
手引きのパターン。「路上で携帯電話を使用していたところ、走ってきたバイクに携帯電話をひったくられた」。
2025年にはさらに大きなスケールの事例が外務省に記録されています。「ナイロビ市内で日本人が道路脇を一人で歩いていたところ、数十台のバイク集団に遭遇し、一台のバイクから降りてきた犯人に背負っていたバックを奪われた」。
キリマニ・ラビントン地区でも2024年2月に「6〜7名のグループが携帯電話を狙い、抵抗した被害者が発砲で負傷」と大使館が報告。携帯は路上で出さない、歩かないが大前提。同種のバイクひったくりが頻発するエチオピア・アディスアベバも同じ構図です。
Travel Alert 03
無料クレカの"海外旅行保険の限界"は?
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渋滞中の車内 --- ミラーを畳んで窓を開けさせる手口
手引きのパターン3。車に乗っていても安心ではありません。
「渋滞の中を運転中、突然車のミラーをたたまれたため、窓を開けて直そうとしたら、別の男が窓から手を入れてドアロックを解除、助手席足元に置いていた荷物を盗まれた」。
外務省も「車両でナイロビ郡内を移動する際、車の速度が低下したタイミングで外部から襲われ所持品を奪われる事件が多発」と明記。窓は絶対に開けない、ドアをロック、荷物は外から見えない位置に。
手口早見表
| 場所 | 手口 | 狙い | 対策 |
|---|---|---|---|
| マタツ車内 | 乗り降り・揺れに乗じてポケットから抜き取り | 携帯・財布 | マタツに乗らない |
| マタツ停留所 | 声かけで気を引き、共犯がリュックから窃盗 | 携帯 | 声かけに応じない |
| レストラン | 椅子・足下・上着ポケットから持ち去り | バッグ・財布 | 荷物は膝の上 |
| 路上 | バイクが横付けして手元の携帯を奪取 | 携帯 | 路上で携帯を出さない |
| 渋滞中の車内 | ミラー畳み→窓開け誘導→ドア解除→バッグ強奪 | 助手席の荷物 | 窓は開けない |
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?
出発前にやっておくこと
- マタツ・ボダボダは使わないと決めておく。配車アプリ(Uber/Bolt)をインストール+クレカ登録を日本で済ませる
- 携帯のストラップをネックストラップにしない(首ごと引っ張られる。持つなら手首ストラップ+ポケット内で)
- レストランでは荷物を膝に置く習慣を体に染み込ませる
- 車に乗ったら窓を閉めてドアロック。何があっても窓を開けない
- 外出時は必要最小限の手荷物。パスポートはセキュリティポーチで体に密着(ただしケニアは原本携行義務あり)
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
被害に遭ったら
- 抵抗しない。ケニアでは窃盗犯が銃器を持っている可能性が常にある
- 安全な場所に移動後、最寄りの警察署に被害届を提出(被害証明書を発行してもらう)
- パスポート盗難の場合は在ケニア日本国大使館(020-2898000)に連絡。再発行手続きには写真・戸籍謄本等が必要
- クレジットカードは発行会社に連絡して無効化
- 海外旅行保険会社に連絡し、保険金請求の手続きを確認
よくある質問
ナイロビでスリに一番遭いやすい場所は?
大使館の手引きではマタツ(乗り合いバス)車内が筆頭。混雑に乗じてポケットやカバンから携帯電話を抜き取る手口が記録されています。そもそもマタツは大使館が「乗らない」と明記しているので、配車アプリ(Uber/Bolt)で移動してください。
ナイロビのレストランで荷物を守るには?
手引きには「椅子の上に置いたリュックサックを盗まれた」「座席の下に置いたカバンを盗まれた」の2パターンが記録。対策は「常に視界の中に入れ、手元や膝の上など体に密着させる」こと。足下やイスの背もたれに上着ごと掛けるのは危険です。
携帯電話のひったくりを防ぐには?
手引きは「携帯電話は高価で狙われやすい」と明記。路上で画面を見ない、通話中も周囲を警戒、車内でも窓を閉めた状態でのみ使用。2025年にはバイク集団から降りた犯人にバッグを奪われた邦人事例もあり、バッグの持ち方も重要です。
渋滞中の車の中でも盗まれる?
はい。手引きに「渋滞中にミラーを畳まれ、窓を開けて直そうとしたら別の男が窓から手を入れてドアロックを解除、助手席の荷物を盗まれた」パターンが記録されています。窓は絶対に開けない、荷物はトランクか座席足元の外から見えない位置に。