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ナイロビの詐欺 M-pesa振り込めと偽警官監禁【2026】

ナイロビの詐欺・ぼったくりの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

ナイロビでは銃器強盗に並んで、巧妙な詐欺と公権力を利用した金銭要求がもう一つの柱。2023年にはM-pesaを悪用した振り込め詐欺で邦人が被害、2025年には偽警官による監禁・恐喝未遂が発生しています。

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M-pesa振り込め詐欺 --- 2023年に邦人被害

ケニアで広く使われる携帯電話の電子マネー決済サービスM-pesa。このM-pesaを悪用した詐欺は大使館が繰り返し注意喚起しています。

手口は2パターン。

  1. 「誤送金」返金要求型: 「間違ってあなたに送金した」と連絡してきて返金を要求。実際には送金されておらず、操作させて自分の残高を送らされる
  2. 「当選金」受取型: 「キャンペーンで1,000シリング当選した」と言い、当選金の受取方法を説明する名目で入金操作を指示

大使館は「複数の犯人が連携し、興奮した様子や懇願する様子で連続的に電話をかけるなど、劇場型と呼ばれる巧妙な手法も報告されている」と警告。

TESTIMONY · 旅行者A
携帯電話での電子マネー決済サービスM-pesaを悪用し、言葉巧みに口座から残高を犯人の口座に送金させるといった手口により被害に遭った。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省「ケニア 安全対策基礎データ」2025年12月23日更新

対策: 登録のない電話に出る場合は「詐欺の可能性がある」と最初から警戒。心当たりのない送金依頼や当選通知は無視。

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偽警官 --- 深夜のUberで拘束・監禁・恐喝

2025年6月30日に発生した事例。

TESTIMONY · 旅行者B
深夜1時過ぎ、キリマニ地区でUberにて帰宅中、警察官を名乗る二人組に職務質問を受けた。旅券の原本を提示できなかったため別の車両内で拘束・監禁され、逮捕をほのめかされた上で現金を要求された。最終的に金銭を払わず解放されたが、後に偽警察官であった可能性が高いと判明。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在ケニア日本国大使館 領事メール(2025年7月3日)

大使館の対策ポイント: 「旅券等の身分証明書は常に携帯する」「警察官を名乗る者には身分証明書の提示を求める」「未明から明け方の外出は極力控える」。

ケニアでは外国人は旅券の原本を常時携行する義務があり、コピーは認められていません。不携帯で本物の警察に拘束された場合「合法的な滞在を証明できても嫌疑が晴れるまで拘束が続く」と外務省。偽物・本物どちらの警官に当たっても、旅券不携帯は致命的です。アフリカでは南アフリカのブルーライト・ギャングマダガスカルの偽警察恐喝エジプトの偽警官など、偽警官手口は地域共通の柱になっています。

空港の賄賂要求 --- 入管・警察を名乗る人物

ジョモ・ケニヤッタ国際空港(JKIA)で繰り返し報告されている問題。

大使館は「空港内もしくは空港周辺等において不当な取締りに基づく賄賂要求や偽警察官による金銭要求事案がたびたび発生」と明記。さらに「官憲が現場で罰金を徴収することは認められていません」と断言しています。

賄賂を要求されたら: 相手の氏名・所属・IDを質問する。周囲に聞こえる声で理由を問いただす。空港警察(0722-738521)または空港入管事務所(0799-869183)に通報。大使館にも連絡。

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金取引詐欺 --- 被害額が極めて高額

旅行者よりビジネスマン向けですが、規模の大きさから記録。

政府関係者や弁護士などを名乗り、買い手側の信頼を得た上で、ビジネス商談を持ち込み、手数料や税金、印紙代、弁護士費用等と称してお金を搾取するという手口が増えています。

大使館は「被害額が極めて高額となり、国境を越えた犯罪組織が背後にいるものとされ、被害回復が極めて困難」と注意喚起。買い手側が用意した弁護士ですら売り手側と結託しているケースがある。

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サファリツアー詐欺

手引きにも記載。「空港で声を掛けられてサファリツアーに申し込んだが、約束の日にツアー会社は現れず、ツアーも催行されない」。ケニア到着直後で判断力が落ちているときに狙われやすい。サファリの予約は信頼性の高い会社を事前調査して日本から済ませておくこと。

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手口早見表

詐欺の種類手口ターゲット対策
M-pesa振り込め誤送金返金要求 / 当選金受取指示在留者・旅行者不審電話は無視
偽警官職務質問→車内拘束→逮捕をちらつかせ現金要求旅行者・在留者旅券原本携行+身分証提示を求める
空港賄賂入管・警察を名乗り罰金を現場で徴収到着直後の旅行者空港警察に通報+大使館連絡
金取引詐欺政府関係者を名乗り手数料搾取外国人ビジネスマン投資話に乗らない
サファリ詐欺空港で声がけ→前金→ツアー不催行到着直後の旅行者事前予約のみ

よくある質問

M-pesaの振り込め詐欺ってどんな手口?

大使館によると、(1)「誤って送金した」と返金を要求する手口、(2)「キャンペーンで1,000シリング当選した」と伝え、受取方法を説明する名目で入金操作を指示する手口があります。複数犯が興奮した様子で連続電話する「劇場型」も。登録のない電話には「詐欺の可能性がある」と構えてください。

ケニアの空港で賄賂を要求されたらどうすればいい?

大使館は「官憲が現場で罰金を徴収することは認められていない」と明記。賄賂を払わず、空港警察(0722-738521)または空港入管事務所(0799-869183)に通報、大使館にも連絡。相手の氏名・所属・IDを質問する、周囲に聞こえる声で理由を問いただすことで諦める可能性があります。

偽警官に遭遇したらどう見分ける?

大使館は「警察官を名乗る者から声をかけられた時は、身分証明書等の提示を求める」と指導。2025年6月の事例では深夜のキリマニ地区で偽警官が車両に拘束して現金を要求しました。夜間の外出を避けることが一番の対策。不審に感じたら112に電話してください。

金取引詐欺のターゲットは旅行者にも?

大使館は「標的とされるのは当地事情をあまり知らない外国人ビジネスマンが多い」と記録。ただし旅行者も「儲け話」に巻き込まれる可能性はゼロではありません。弁護士費用・税金・印紙代と称して前金を搾取する手口で、被害回復は極めて困難です。

出典

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