ドーハはカタール人口約300万人の大半が集中する首都。ハマド国際空港はアジア⇔ヨーロッパの巨大ハブで、トランジットだけで足を止める日本人も多い街です。
ただし2026年4月時点でカタール全土はレベル3(渡航中止勧告)。在カタール大使館も機能制限中。最新情勢は外務省 海外安全ホームページを確認してから動いてください。詳しくはカタール国記事。
このページは「平時のドーハで観光・トランジットする人」が踏み抜きやすいポイントを整理します。
Travel Alert 01
海外の無料WiFiには危険が潜んでいる
あなたのアクセス、丸見えです
治安概況
外務省はカタール全体について「治安は全般的に良好」としつつ、ドーハ市内一部地区+郊外で強盗・空き巣・自動車盗、大型ショッピングモールやハマド国際空港でスリ・置き引きを確認しています。
日本人が重大な犯罪の被害に遭遇したとの報告は受けていない一方で、空き巣やスリ、置き引き、詐欺等、経済犯罪の被害が報告されています。
「重大犯罪に遭った日本人はいない」一方で、経済犯罪は普通に起こる。油断は禁物です。
大型モール・空港での置き引き
在カタール大使館の安全の手引きには具体例が2つ載っています。
ショッピングセンターで商品を選んでいる隙にカートに乗せたバッグが持ち去られた。空港で両替している間に足下のバッグが持ち去られた。
ドーハの観光・トランジットで使う場所はだいたい該当します。
- シティセンター・ドーハ、ヴィラジオ・モール、モール・オブ・カタール — カート放置の盗難多発
- ハマド国際空港 両替所・カフェ — 足下にバッグを置いた瞬間が最大リスク
- スーク・ワキフ — 雑踏でのスリ
防御は基本通り。
- バッグはたすき掛け、買い物カートに乗せない
- 両替・買い物の最中もバッグは身体から離さない
- 周りで「あれ、いつまで店内にいる人だ?」と気になる人がいれば物色されている前提で動く
詳しくはドーハの詐欺・ぼったくりも参照。
Travel Alert 02
海外の決済で3.5%も搾取されている現実
あなたは知っていますか?
写真撮影で身柄拘束 — 「市場で警察車両が写った」だけでアウト
ドーハ固有の落とし穴が写真撮影。外務省はこう書いています。
軍事施設、警察施設、空港、首長府その他政府関係施設の撮影は、特別の許可がない限り禁じられています。撮影禁止区域及び軍・警察が警戒を実施している区域では、カメラを持っているだけで没収され、警察に連行されることもあるので注意が必要です。日本人観光客が、卸売市場付近で写真撮影したところ、警察車両が写っているとして身柄を拘束された事案も発生しています。
スーク・ワキフや街角のスナップで、後ろに警察車両や軍関係者が偶然写るケースは普通にあります。
- 警察・軍・空港・政府施設・首長府は撮らない
- 「撮影禁止」の看板がなくても、上記が背景に入りそうな構図は避ける
- モスクや女性、礼拝中の人を撮影しない
- ドローンは事前許可なしで持込み・飛行不可
首長一族の居住地に「迷い込んだ」で拘束
首長一族関係者の居住地は一般的に広大であり、公園と間違えて迷い込んだり、立ち入ったりした場合でも拘束され、事情聴取が行われた事例があります。
塀がない、看板がない場所でも私有地のことがあります。地元の人が一人もいない静かな緑地に「公園かな?」と入っていくのは避けてください。
Travel Alert 03
無料クレカの"海外旅行保険の限界"は?
補償額をふやすウラ技も
白タク — 連れ去り事案あり
違法タクシーを利用したことから、料金水増し請求事案、運転手による女性連れ去り事案が発生しています。
ハマド国際空港の到着フロアで、正規タクシーカウンターを通さずに「タクシー?」と声をかけてくる相手は基本的に白タク。料金トラブルだけでなく犯罪に巻き込まれることがあると外務省が明記しています。
正規タクシーは色で見分けます。
- カルワ: 銀色屋根(メーター制、最も普及)
- アル・ミリオン: えんじ
- アル・イジャーラ: 青
- キャピタル: 灰
- プロフィット・トレーディング: 黄
- リムジン・タクシー: 高額・主要ホテル常駐
Uber・Careemも普及していて、配車アプリのほうが料金可視化・乗車記録の点で安心。詳しくはドーハの詐欺・ぼったくり。
SMS・電話詐欺
近年は携帯電話・SMS機能等を利用して個人情報をだまし取り、銀行口座から金を搾取する詐欺被害が発生しています。相手が、銀行や公的機関をかたる場合には、十分な警戒が必要です。
日本のフィッシングと同じ構造。ドーハの銀行や政府機関がSMSやLINE風アプリで個人情報・暗証番号を要求することはないと覚えておく。リンクを踏まない、コードを送らない、電話で口座番号を伝えない。
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?
ナショナルデー(12月18日)の混雑 — 暴走車両に注意
カタール国祭日は大規模な軍事パレードと夜間花火があり、ドーハ市内(コルニーシュ通り〜パール地区)は大混雑します。在カタール大使館の安全の手引きはこう書いています。
ナショナルデー当日は、自動車を改造して市内を走り回る車両もあり、観覧する場合は丈夫な構造物の近くで観覧することをお勧めします。
巻き込み事故への用心が必要。観覧する場合は柱・建物の陰に身を置けるポジションで。
軽微物損事故の対応 — Metrash2 アプリで登録
ドーハで車を使う人向け。軽微な物損事故は警察を呼ぶ前にMetrash2アプリで事故登録するのがカタール式。
- 各車両4枚の写真(うち1枚はナンバープレート)を撮影
- アプリで事故登録
- 現場の警察官から 緑色の用紙=過失なし/赤色の用紙=過失あり が渡される
レンタカー利用の場合は、契約時に「物損事故ではどうすればいいか」を会社に確認しておくと安心です。
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
緊急時の連絡先
| 連絡先 | 電話番号 |
|---|---|
| 警察・消防・救急(統合) | 999 |
| 在カタール日本国大使館 | 4440-9000(24時間) |
| ハマド国際空港 | 4010-6666 |
| 国立ハマド病院 | 4439-4444 |
レベル3継続中は大使館機能制限のため、在UAE日本国大使館・在ドバイ日本国総領事館・外務省領事局も窓口になります。
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