ポートランドの強盗・凶悪犯罪は「夜間・人気のない場所での場当たり的犯行」が特徴。在ポートランド日本国領事事務所「安全の手引き」が手口と対策を細かく書いているので、これを基に整理します。
Travel Alert 01
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凶悪犯罪統計(2024年)
表2: ポートランド市犯罪発生件数 2024年 殺人 68件(前年比-17.1%) 強盗 1,122件 暴行傷害 9,015件
殺人68件=週1ペース、強盗1,122件=1日3件ペース。観光客が遭遇しうる確率は決して低くありません。
「場当たり的犯行」のリスク
2024年はポートランド市だけでも68件の殺人事件が発生しています。殺人事件や強盗などの凶悪犯罪は、夜間、人気のないところで多く発生しています。特に、殺人事件は犯人と被害者の因果関係が全くない場当たり的な犯行もおきており
殺人や強盗等の凶悪犯罪の多くに銃器が使用されています。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在ポートランド日本国領事事務所「安全の手引き」)
観光客が標的になりやすい構造:
- 土地勘がない=裏道・人気のない場所に迷い込む
- スマホで地図を見ながら歩く=注意が散漫
- 大きなスーツケース=旅行者と一発で分かる
- カメラを首から下げている=高価品を持っている
- 夜遅くに歩いている=計画性がない
対策:
- 夜間は徒歩移動しない(短距離でも Uber/Lyft)
- 昼間でも人気のない場所を避ける
- 大通りのみ歩く
- 複数人で行動
- 目的地への最短ルートを事前確認
Travel Alert 02
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あなたは知っていますか?
強盗に遭った時の対処
NY総領事館・LA総領事館の指示が全米共通:
強盗に襲われた場合は抵抗せず、なるべく犯人を直視しない。犯人に武器を取り出すと誤解されるような行動は避け、あらかじめ強盗対策用として50〜100ドル位をポケット等に入れておき、その現金の位置を示し、犯人に取り出させるようにする。
動作手順:
- 両手を見える位置に出す
- 犯人を直視しない
- 「Take it」と言ってダミー財布の位置を示す
- 犯人に取らせる
- 逃げる時は背を向けず後ずさり
ダミー財布の作り方
- 薄いウォレット
- 20ドル札×3〜5枚(合計60〜100ドル)
- 期限切れクレジットカード
- 古い名刺
これをポケットに分けて、本物の財布・パスポート・有効カードはセキュリティポーチ(服の下)に。
ホテル・観光地別の警戒
- ダウンタウン: 日中はOK、日没後は要警戒
- オールドタウン・チャイナタウン: 治安悪化エリア、夜間は近づかない
- ライトレール(MAX)駅周辺: 早朝・深夜は注意
- 公園(ウォーターフロントパーク等): 夜間は避ける
- パウエル書店周辺: 観光ルート上、日中は問題なし
Travel Alert 03
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銃乱射への警戒
過去にカリフォルニア州サンバーナーディーノにおける銃撃事件、フロリダ州フォートローダーデール空港における銃撃事件、ニューヨーク市における車両突入事件等の
ポートランドも銃乱射の発生地ではないけど、領事事務所は他州事例を引いて警戒を促しています。Run/Hide/Fight の原則は同じ。
- イベント会場到着時に最寄りの非常口を2つ確認
- 銃声・怒号があれば即逃げる、荷物は捨てる
- 逃げられなければ施錠できる場所へ、スマホはマナーモード
ヒッチハイカー・見知らぬ人の車
LA総領事館の警告がポートランドにも該当:
素性の分からない者に対する安易な同乗許可、もしくは見知らぬ相手の車への同乗は、自ら危険を招いているような行為であり、絶対に避けるべきです。いきなり武器を突きつけられ、金品や車両の盗難被害、更には殺人事件に発展する可能性もあります。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在サンフランシスコ日本国総領事館「安全の手引き」)
ヒッチハイクは絶対避ける。
手口早見表
| 場所 | 手口 | 対策 |
|---|---|---|
| 夜間の路上 | 場当たり的な武装強盗 | 夜間徒歩NG、短距離でもUber/Lyft |
| オールドタウン | 銃使用の凶悪犯罪 | 夜間は近づかない |
| ライトレール駅周辺 | 深夜の待ち伏せ | 深夜は利用しない |
| ホテル〜繁華街 | 徒歩中の通り魔的襲撃 | 10分でもUber(5〜10ドル) |
| イベント会場 | 銃乱射リスク | 非常口を到着時に2つ確認 |
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
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持ち物の分散
- セキュリティポーチ(服の下): パスポート、予備カード、予備現金(200〜300ドル)
- メイン財布(前ポケット): 当日の現金100ドル+メインカード1枚
- ダミー財布(別ポケット): 犯人に渡す用
- スマホ(首掛け or ストラップ): 引っ張られても落ちない
被害に遭ったら
- その場から離れる(コンビニ・ホテル・警察署)
- 911通報(「I was robbed at gunpoint at [場所]. Japanese interpreter please.」)
- ポリスレポート発行依頼
- クレジットカード会社に即連絡
- 保険会社のアシスタンスデスク
- 在ポートランド領事事務所: パスポート盗難なら(+1-503-221-1811)
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
保険でカバーできる範囲
- 携行品損害: 1点10〜30万円程度(現金は対象外)
- 傷害治療費用: 殴られて怪我した場合
- 疾病治療費用: PTSD等の精神科治療
詳しくは北米の旅行保険へ。
よくある質問
「場当たり的な犯行」って具体的にどういうこと?
在ポートランド領事事務所が「殺人事件は犯人と被害者の因果関係が全くない場当たり的な犯行もおきており」と明記している通り、**犯人と被害者に何の関係もない通り魔的な襲撃**のこと。観光客がここに該当しやすい。「自分は何も悪いことしていないから大丈夫」という考えは通用しません。**夜間に人気のない場所を歩かない**が唯一の防御です。
強盗に遭ったらどう対応するのが正解?
抵抗せず、ダミー財布を渡す。在NY総領事館の指示通り「強盗に襲われた場合は抵抗せず、なるべく犯人を直視しない。犯人に武器を取り出すと誤解されるような行動は避け、あらかじめ強盗対策用として50〜100ドル位をポケット等に入れておき、その現金の位置を示し、犯人に取り出させるようにする」。ポートランドも銃使用の凶悪犯罪が多発しています。**命を守ることが最優先**。
ホテルから繁華街まで徒歩10分なら歩いても大丈夫?
夜間ならNGです。10分の距離でも Uber/Lyft(5〜10ドル)を使ってください。在ポートランド領事事務所は「殺人事件や強盗などの凶悪犯罪は、夜間、人気のないところで多く発生しています」と明記。10分の節約より命を守ることを優先する判断を。