在チェンナイ日本国総領事館「安全の手引き」は、チェンナイの治安について端的にこう書いています。
南インドの治安は比較的良く、住民の人柄も穏やかと言われていますが、殺人、強盗等の凶悪犯罪は毎日のように発生しています。また、交通死亡事故の発生も多く、適切な注意を怠ると決して安全に生活できないのが実情です。
治安の中で「交通死亡事故」がトップクラスのリスクとして並列で語られている、というのがチェンナイの特徴です。
Travel Alert 01
海外の無料WiFiには危険が潜んでいる
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代表的なトラブル
1. タクシー・オートリキシャの料金詐欺
タクシー・オートリキシャー運転手による料金詐欺も日常的に発生しています。運転手の中には、日本人居住者や観光客を狙って、法外な料金を請求したり、目的地前で停車し、目的地到着のためには更に追加料金を求めたりするなど、悪質な事案が頻発しています。
「目的地前で停車→追加料金を要求」という手口が具体的に明記されています。
2. 交通事情そのものが危険
当地の道路には、自転車、バイク、乗用車、トラック、バス、オートリキシャーが走行する他、郊外では馬車、牛車、山羊、牛等が歩行しています。一般的に当地のドライバーは運転知識・マナーが極めて悪く、車検制度や交通規制・対策も不十分であることから混乱を極めています。
特に夜間は無灯火のバイク・自転車の他、飲酒運転やスピード違反の大型トラック、タンクローリーが走行しており、危険な交通事情になっています。
「こちらがいくら注意したとしても、相手側が注意しない限り、未然に交通事故を防ぐことは困難」 — 総領事館のストレートな表現です。
3. 事故後の群衆暴行リスク
交通事故が起きた後にパニックに陥った被害者や関係者が暴徒化し、これに周囲の群衆が加わり、外国人が集中的に暴行を受けるというケースも考えられます。
事故そのものよりも事故後の二次被害の方が怖い、というのがチェンナイの実情です。
4. オートリキシャの横転リスク
自家用車や勤務先の車両が使用できない場合もオートリキシャー等横転しやすい車の利用は避けるようにしましょう。
オートリキシャは観光客に人気ですが、横転事故が多い車両として名指しされています。
Travel Alert 02
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よくある被害パターン
チェンナイの市街地で流しのオートリキシャを止めたら、目的地の手前で停まって「ここからは行けない、別の料金が必要」と追加料金を要求されました。拒否すると荷物を降ろさせてもらえず、結局言い値で払うことになりました。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在チェンナイ日本国総領事館「安全の手引き」(目的地前停車+追加料金強要の典型パターン))
タクシーで移動中に軽い接触事故があり、相手のバイクの運転手と口論になりました。すぐに周りに人が集まってきて、外国人の自分が悪いと決めつけられ、小突かれました。警察が来るまで冷や汗ものでした。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在チェンナイ日本国総領事館「安全の手引き」(事故後の群衆暴徒化リスクの典型パターン))
Travel Alert 03
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予防策
乗車時
- 流しのタクシー・オートリキシャは使用しない — Uber/Ola等の配車アプリ経由
- 事前に料金を確認、可能ならアプリ内決済
- オートリキシャは横転しやすいので長距離・夜間は避ける
- 走行中は全てのドアを内側からロック、窓は僅かな隙間のみ(総領事館推奨)
- 座席等車外から見える位置に貴重品を置かない
運転・歩行時
- 自分で運転するのは緊急時以外避ける(総領事館推奨、現地人運転手を雇う)
- 出先の交通事情を事前調査、裏道を避け交通量の多い大通り中央寄りを走行
- 夜間の歩行、裏通りの通行は避ける
- 歩行時は車道側にハンドバッグを掛けない
事故時
- 事故後のトラブルが予想される場合、現場での議論を避ける
- まず警察へ通報(100または103)
- 相手と過失の議論をする前に警察を呼ぶ
- 時間・場所・相手車両ナンバーを必ずメモ
- 負傷者の救護を優先、救急車が来ないなら病院へ直接搬送
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?
もし事故・被害に遭ってしまったら
- 身の安全を最優先、群衆が集まってきたら速やかに警察等安全な場所へ避難
- 警察緊急ダイヤル100または103に通報
- 相手の車両ナンバー・発生時刻・発生場所を記録
- 負傷があれば医療機関を受診、救急車を待たずタクシーでの搬送が必要な場合もある
- 事故現場を写真撮影(証拠保全)
- 在チェンナイ日本国総領事館に相談 — 弁護士紹介等
- 現地での示談は避け、保険会社経由で処理
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
チェンナイで知っておきたい関連情報
よくある質問
チェンナイで流しのタクシーは使える?
総領事館は「流しのタクシーやオートリキシャーは使用せず、信頼できるドライバー又はアプリを利用した配車依頼を行い、事前に料金を確認した上での利用が重要です」と明記。Uber等の配車アプリ利用が基本です。
交通事故に遭ったら現場で示談すべき?
絶対にしないでください。総領事館は「現地人と外国人との間で交通事故が起きた場合、外国人側に責任を負わせる傾向にあります」と明記。まず警察に通報、安易な解決は避けます。
事故後に群衆が集まってくるのは危険?
はい。総領事館は「交通事故が起きた後にパニックに陥った被害者や関係者が暴徒化し、これに周囲の群衆が加わり、外国人が集中的に暴行を受けるというケースも考えられます」と明記。身の安全を最優先に、速やかに警察等安全な場所へ避難が鉄則です。