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リロングウェのスリ ATM尾行強盗とミニバス窓強奪【2026】

リロングウェのスリ・置き引きの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

「マラウイは比較的安全」と聞いて来たけど、実際は2024年の窃盗認知件数が12,194件、強盗2,072件。在マラウイ日本国大使館の「安全の手引き」(2025年7月改訂)には、邦人を含む外国人がリロングウェで遭遇する典型的なスリ・ひったくり手口が手引きの形で並んでいます。慣れた東南アジアの観光地とは前提が違うので、ここで整理しておこう。

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路上スマホ強奪 --- 「歩きながら」が一番危ない

リロングウェの路上で最多なのが、徒歩中にスマートフォンを正面から、または背後から強奪されるパターン。大使館「安全の手引き」より。

スマートフォンを使用している時や、お尻のポケットに入れて徒歩で移動中に正面または後ろから近づいてきた不審者にスマートフォンを強奪される。日中でも人通りの少ない場所や人混みの中で被害に遭遇する可能性がある。

ポイントは「日中でも」起きること。マラウイの泥棒は人混みの中でも標的を絞って襲ってきます。地図アプリを見るなら立ち止まって店内・ホテルロビーで確認、ストラップは必須、後ろポケットにスマホを入れての歩行は避けよう。大使館は「歩きながらの携帯電話の使用はしない。ストラップ等を使用する」と明記しています。

ATM出金後の尾行強盗

金融関連犯罪の代表格。大使館の表現はシンプルですが、実害は深刻です。

ATMで現金を引き出した後に尾行され、人気の無いところで強奪される。

リロングウェのATMはショッピングセンターや銀行併設のものを利用し、明るい時間帯にホテルやSCのルートで現金所持時間を最短化するのが鉄則です。マラウイは現金中心社会で、観光客もまとまった現金を持ち歩く必要がある場面が多いため、出金額は1日分に絞り、複数の場所に分散して所持しよう。

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ミニバスの車窓ひったくり

リロングウェ・ブランタイヤを走るワゴン型乗合「ミニバス」は、観光客にとって最大の窃盗ホットスポットの一つです。

乗車中の開いた窓からのひったくり: バス乗車中に信号、渋滞等で停車している間、開いた窓から所持品を盗難される。居眠りをしている等気づかれない間にバッグを開けられ所持品を盗難される。(大使館「安全の手引き」)

外務省も「ミニバス(ワゴン車)での移動中には、開いている窓から貴重品をひったくられる被害や、居眠り中の窃盗被害および預けた荷物の盗難被害が発生しています」と同じ手口を記載。短期旅行者はミニバスに乗らない方針が無難。長距離移動は大型バス(AXA・SOSOSO)、市内はホテル手配のタクシー一択です。

バイク・車両を使ったひったくり

正面からの強奪と並んで、二人組オートバイの背後からの追い抜きざまの強奪も発生しています。「オートバイや車両を使ったひったくりは多くの場合背後から襲ってくるので、カバンはしっかりと体の前方におく」と大使館。歩道を歩く際もバイク音に意識を向け、バッグは車道側に下げないのが基本。後方からの音には常に警戒しよう。

レストラン・ホテルでの置き引き

座席の隙間や床に置いた荷物が消えるパターン。

レストラン等で荷物を椅子の背もたれに掛けたり、足下や体と背もたれの間に置いた際に盗難される。ホテルや空港のチェックイン時に自分の死角に置いた所持品を盗難される。

特にホテルチェックイン時のフロントカウンター前。手続き中に視線がカウンターに集中する隙を突かれます。荷物は身体に触れた状態を維持、スーツケースの取っ手は腕に通しておくのが基本。レストランでも上着のポケットに財布を残さない、椅子の背もたれにバッグをかけない(大使館「脱いだ上着には貴重品を入れたままにしない」「荷物を椅子の下、腰の後、椅子の背もたれ等にかけない」)。

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SC・観光地駐車場の車上荒らし

レンタカーや運転手付き車両の駐車中も油断できません。

レストランまたはショッピングセンター駐車場での車上荒らし。ラウンドアバウトや信号待ちの停車中にドアを開けられ所持品を強奪される。

大使館は「ロー カルマーケット等、治安の悪い場所や警備員のいない駐車場には駐車しない。警備員がいるところでも安心しない」「貴重品は車内に置かない」「窓を閉める。ドアロックをする」と明示。後部座席にバッグを置くのもNGで、トランクに入れるのが原則。信号待ちでも窓を全開しない、車内見える位置に貴重品を放置しない、これだけで被害確率は大きく下がります。

夜間の置き石襲撃

スリ・ひったくりの延長線上にある重大事件。「慢性的な電力不足から街灯は消灯していることが多く、道路に置き石をして停車させ、車両を襲撃するといった事件も発生する」(外務省)。リロングウェの幹線道路でも夜間は街灯が消えて視界がほぼゼロになります。夜間外出は徒歩・自走ともに極力避ける、これが一番効く対策です。

TESTIMONY · 旅行者A

リロングウェ滞在中、シティセンターのATMで現金を下ろしたら、外で立ち話していた男性二人がこちらをじっと見ていた。すぐに別のSCに入って時間を空けてからホテル戻った。本当に尾行されていたかは分からないが、大使館の手引きで読んでいたパターンに似ていてゾッとした。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在マラウイ日本国大使館「安全の手引き」2025年7月改訂のATM尾行強盗手口を踏まえた典型例

手口早見表

手口主な発生場所出典
路上スマホ強奪(正面・背後)徒歩中の路上、人混みも対象大使館手引き
ATM出金後の尾行強盗銀行・SCのATM周辺大使館手引き
ミニバス車窓ひったくりミニバス信号・渋滞停車中大使館・外務省
ミニバス居眠り中窃盗ミニバス車内大使館・外務省
レストラン置き引き椅子の背もたれ・足元大使館手引き
駐車場の車上荒らしSC・レストラン駐車場大使館手引き
信号待ちのドア開け強盗ラウンドアバウト・信号大使館手引き

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出発前と現地での予防策

出発前

  • スマホの落下防止ストラップを必ず装着、後ろポケットにスマホを入れる癖を直す
  • 海外旅行保険に加入し、携行品損害補償をチェック(カメラ・PC・スマホの単品上限を確認)
  • 滞在予定地域のリロングウェ警察署番号を事前にメモ(大使館手引き別添に一覧あり)
  • 現金は米ドル+少額のクワチャに分散

現地での行動

  • 夕方17時以降の徒歩外出を避ける(大使館推奨)
  • カバンは体の前方、バイクが来る方向(車道側)に下げない
  • 路上でスマホ操作しない、地図確認は店内で
  • ATM出金後は明るいルートで最短帰還、振り返りで尾行確認
  • ミニバス利用は避ける、長距離は大型バス(AXA・SOSOSO)

被害に遭ったら

  1. 抵抗せず、犯人の要求に従う。「犯罪者が凶器を所持していることを前提に抵抗しない」(大使館)
  2. 安全な場所に移動してから警察に通報。事前にメモした最寄り警察署番号、または990
  3. 警察署でポリスレポート(盗難証明書)を発行(有料)。旅券再発給・保険請求に必須
  4. 旅券盗難・紛失は大使館へ即連絡(+265 999 985 360)。新規発給に1〜3か月程度かかる
  5. クレジットカードは速やかに国際線連絡先で停止(JCB盗難デスク+81-422-40-8122、Visa+1-303-967-1090、Mastercard+1-636-722-7111、AMEX+81-3-3220-6100)

旅券再発給に必要なのは「ポリスレポート」「パスポートサイズ写真2枚」「パスポートのコピー」「戸籍(抄)謄本(原本)」「手数料」(大使館手引き)。戸籍謄本の原本は日本から取り寄せるしかないので、被害時のロスを最小化したいなら出発前にコピーをクラウドに保存しておこう。

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よくある質問

リロングウェでひったくりに遭った場合、警察にどう連絡すればいいですか?

マラウイの警察は110番のような全国共通番号がなく、警察署ごとに個別の番号です。事前に滞在地域の警察署番号を控えておくのが基本。リロングウェ管内の代表番号は0887-378-370(カネンゴ372、カワレ373、リンガジ371)。被害届を出すとポリスレポート(盗難証明書)が有料で発行され、旅券再発給や保険請求に必要になります。緊急時は990番もしくは大使館の緊急番号+265-999-985-360へ。

ATMでお金を下ろしたあと、尾行されているか不安です。どうすれば?

大使館「安全の手引き」が「ATMで現金を引き出した後に尾行され、人気の無いところで強奪される」と警告しています。出金後は人通りの多いルートを選び、振り返って同じ車・人物が続いていないか確認してください。違和感があればホテルやショッピングセンターに入り、しばらく時間を空けて様子を見ること。明るい時間帯の出金、複数回に分けず一度で済ませる、現金は分散して所持するのが基本です。

ミニバスは利用しないほうがいいですか?

短期旅行者にはおすすめしません。外務省は「過度な定員オーバーや整備不良、乱暴な運転等によりミニバスの交通事故が頻発」と明記、大使館も「居眠り中の窃盗被害および預けた荷物の盗難被害が発生」「開いている窓から貴重品をひったくられる」と警告。長距離移動はAXAやSOSOSOといった大型バス、市内移動はホテル手配のタクシーが無難です。

邦人被害は実際どれくらい多いんですか?

大使館「安全の手引き」によると2024年の1年間で邦人が被害者になった認知件数は4件(盗難4・強盗1・強盗未遂1)。前年比-6件で減少傾向ですが、外国人を狙った犯罪は増加傾向にあります。「日本人は多額の現金を所持している、人を簡単に信用する、防犯に対する意識が低いと現地では認識されています」(大使館)と書かれている通り、観光客は標的になりやすい前提で動いてください。

出典

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