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リロングウェの詐欺 偽電力会社員侵入とメーターなし【2026】

リロングウェの詐欺・ぼったくりの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

リロングウェのタクシー・詐欺周辺は、観光客が「話してわからない」のが特徴です。タクシーにはメーターも料金表もない、警察制服は一般流通している、クレジットカードを使うとなぜか第三国で不正利用される。在マラウイ日本国大使館の「マラウイ生活情報」と「安全の手引き」(2025年7月改訂)から、リロングウェ特有の罠を整理します。

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メーターなしタクシー --- 必ず乗車前に料金交渉

大使館「マラウイ生活情報」より。

タクシー(タクシーであることを示すサインやメーターはありません)運転手が到着ロビーで客待ちをしています。整備状況は良くありませんのでタクシーを利用する場合には、まず車両の体裁を確認し外観が芳しくない場合(外観が芳しくない場合は往々にして整備状況も良くありません)、他のタクシーを選択してください。また、乗車前に必ず交渉のうえ値段を決定してから乗車してください。

リロングウェの相場は「空港からリロングウェ市内主要ホテルまでMK17,000 (約USD20)程度」「シティセンターからダウンタウンまでの移動の場合MK25,000が目安」。これより明らかに高い金額を提示されたら別の車両を選ぼう。正規タクシーは白地に赤文字のナンバープレートが目印ですが、「正規タクシーは白地に赤い文字のナンバープレートをつけることになっています。信頼性に欠ける場合もあり、十分に注意して乗車して下さい」と大使館。ホテル手配のタクシーが最も安全です。

なおレンタカーも整備不良が多く、「整備不良の車を貸し出す業者もいるため、必ず車両点検を実施し、不良箇所が無いことを確認してから借りてください(点検を怠ると返却時にトラブルになる場合があります)」(外務省)。返却時の「これは事前からあった傷ですよね?」を防ぐため、出庫時の写真撮影は必須です。

偽電力会社員・偽警官による侵入強盗

リロングウェの侵入強盗で最も悪質なのが、制服・身分証で堂々と入ってくるパターン。大使館「安全の手引き」より。

当地は、警察官の制服や警備員の制服・偽造身分証は一般に出回っており、警察官や警備員の応援を装って侵入を働く犯罪者がいます。また電力会社社員や水道の検針員を装う犯罪者もいることから、客来訪時は小窓で人物確認および訪問目的等の確認を行わせ、家人の許可をとった後に開門させる。

外務省も「電力会社社員や警察官を装う、警備員が犯罪者を手引きする、等のケースが報告されています」と同じ内容。訪問者は無条件で信用しないのが大前提。短期滞在者がAirbnbや個人宅に泊まる場合は、訪問者対応は必ずホストに任せること。ホテル滞在ならフロントを通さない訪問者には対応しない。これだけで防げる被害は大きい。

路上で「警官」を名乗る人物

警察制服の偽造が一般流通しているマラウイでは、路上で警官を名乗って所持品検査・連行を試みる詐欺もあり得ます。基本対応は「人通りの多い場所から動かない」「身分証の提示を求める(こちらが)」「すぐに大使館に電話確認する」の3点。本物の警察官であれば、外国人の安全確保上、人通りの多い場所での身分確認に応じます。応じない場合は偽物の可能性が高いです。

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ATM出金後の尾行強盗

C2-handbookは「ATMで現金を引き出した後に尾行され、人気の無いところで強奪される」事例を記録しています。出金は明るい時間帯にショッピングモール内など人目の多いATMで、出金直後はバッグへ即収納し、人通りの多いルートで短距離で帰還するのが原則。詳細手口はスリ・ひったくり記事も参照。

クレジットカードの第三国不正利用

大使館「マラウイ生活情報」が珍しく踏み込んで書いているリスク。

なお、クレジットカードの使用については、使用したクレジットカードの番号が第三国の通信販売等の決済に使用されていたケースがあり、あまりお勧め出来ません。

カード番号がスキミングされ、他国でオンライン決済に使われるパターンです。マラウイ滞在中はカード利用を主要ホテル・大型店に限定、利用明細を毎日確認、帰国後も2〜3か月は不正利用の有無をチェックしよう。連絡先を控えておくと安心です(JCB盗難デスク+81-422-40-8122、Visa+1-303-967-1090、Mastercard+1-636-722-7111、AMEX+81-3-3220-6100)。

外貨申告・通貨持ち出しの罠

入国時に米ドル5,000ドル以上を持ち込む場合は申告必須。大使館「マラウイ生活情報」より。

出国の際に現金を持ち出す場合は、入国時に持ち込んだ現金であることの証明またはマラウイ国内で銀行から引き出した場合は銀行からの証明を求められます。日本でドル現金に換金した際のレシート等も証明になり得るので保管しておくことをおすすめします。証明書なしで多額の外貨現金が見つかった場合、没収されたり、逮捕されたりする可能性があります。

意外と見落としがちなのが「マラウイ通貨持ち出し制限 上限額はMK10,000です」。クワチャの大量持ち出しは違法で、出国時の所持金チェックで発覚すれば没収対象です。両替は必要最小限に、米ドル現金のレシートは保管しよう。

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滞在期限超過・観光ビザの罠

観光・親族訪問・ビジネス目的の短期滞在は30日の一時滞在許可が付与され、入国管理局での手続きで最大90日まで延長可能。「日数を超えると1日あたり25ドルの罰金が科せられます」(大使館)。マラウイ大使館(在京)に事前確認を、と書かれていますが、現実的には電子査証(https://evisa.gov.mw/)取得時の有効期間を確認するのが基本。

写真撮影・薬物 --- 拘束に直結

外務省「滞在時の留意事項」より。「軍事施設、大統領官邸、空港内立入制限区域、警察、マラウイ政府関係および外交使節等の建物に対する写真・動画の撮影は禁止されています。一般人に対しても許可を得ず撮影した場合、感情的になる人もいるので注意が必要です」。

薬物は「麻薬は所持しているだけで処罰されます。絶対に関わらないでください」(外務省)。空港の手荷物検査も厳格で、出国時のスーツケース開披検査が頻繁。「多量のマラウイ製品を持参している場合には、転売目的と判断され没収されることもあります」(外務省)。お土産でマラウイ製品を大量購入する場合は控えめに。

手口早見表

手口発生場所防御の要点
偽タクシー・料金未交渉空港・ホテル前・路上ホテル手配または乗車前に必ず交渉
偽電力会社員・偽警備員の手引き強盗住居・Airbnb・個人宅訪問者は小窓確認、ホストに対応一任
偽警官の路上呼び止め路上・観光地人通りで停止、大使館確認
ATM出金後の尾行強盗銀行・SC・人気のない道明るい時間+人目の多いATM、出金直後にバッグ収納
クレカ番号の第三国不正利用レストラン・小売店主要ホテルのみ利用、明細毎日確認
外貨無申告で逮捕・没収出国時の空港5,000ドル以上は申告、レシート保管
滞在超過の罰金出国審査1日25ドル、延長手続きを忘れない

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出発前と現地での予防策

出発前

  • 滞在予定日数を確認し、ビザ延長が必要なら入国管理局手続きの計画を組む
  • 米ドル現金とクレジットカード、両方持参(ATM依存は危険)
  • 米ドル両替時のレシートを保管
  • 写真撮影禁止対象を覚える(軍事施設・大統領官邸・空港・警察・政府機関)
  • ホテル手配のタクシー・運転手付きレンタカーを優先

現地での行動

  • タクシーは必ず乗車前に料金交渉、白地赤文字ナンバーを確認
  • 訪問者は誰であれホテルフロントまたは家主に対応一任
  • ATM出金後は短距離・明るいルートで帰還
  • クレカ利用は主要ホテルに限定、明細を毎日確認
  • 一般人の写真は事前許可、政府関連建物は撮らない
  • 違法薬物は所持・接触ゼロ

被害に遭ったら

タクシーぼったくりは降車後でも可能なら警察署に届け出を。クレカ不正利用に気付いたら即停止。偽警官・偽電力会社員に遭遇したら、安全確保後に大使館(+265 999 985 360)と最寄り警察署へ通報。外貨没収・逮捕の事態は、自力での解決は困難なので大使館緊急番号への連絡が最優先です。

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よくある質問

タクシー料金の相場が知りたいです。

在マラウイ日本国大使館「マラウイ生活情報」によると、空港〜リロングウェ市内主要ホテル間は約MK17,000(約20米ドル)が目安。シティセンターからダウンタウンまでは約MK25,000。リロングウェのタクシーには「サインやメーターはありません」(大使館)ので、必ず乗車前に料金交渉して合意してから乗車してください。正規タクシーは白地に赤文字のナンバープレートが目印ですが、それでも整備不良車両が多いため車体外観も確認しよう。

偽警官や偽電力会社員に遭遇したらどうすれば?

大使館「安全の手引き」は「警察官の制服や警備員の制服・偽造身分証は一般に出回っており、警察官や警備員の応援を装って侵入を働く犯罪者がいます。また電力会社社員や水道の検針員を装う犯罪者もいる」と警告。訪問者が来たら必ず小窓で確認し、ホテルや家主に連絡してから対応する。短期旅行者の場合は宿泊先のセキュリティに任せ、自分で扉を開けない。路上で警官を名乗る人物に呼び止められたら、移動を促されても従わず人通りの多い場所に留まり大使館(緊急+265-999-985-360)に確認しよう。

クレジットカードは安心して使えますか?

在マラウイ大使館は「クレジットカードの使用については、使用したクレジットカードの番号が第三国の通信販売等の決済に使用されていたケースがあり、あまりお勧め出来ません」と書いています。決済できる場所も限られているため、現金中心が無難。やむを得ずカード利用する場合は信頼できる主要ホテル・大型店に絞り、利用後は明細を頻繁に確認して不正利用が出たら速やかに停止しよう。

ビザの滞在期限を超えたらどうなりますか?

大使館「マラウイ生活情報」によると「日数を超えると1日あたり25ドルの罰金が科せられます」。観光ビザは入国時に30日が付与され、入国管理局で60日まで延長可能(最大90日)。延長手続きを忘れて出国時に超過が発覚すると即罰金です。出発前に滞在日数を逆算して、必要なら延長申請を。マラウイ通貨の持ち出し上限はMK10,000で、現地通貨の出国持ち出しは基本的にできません。

出典

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