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カンパラの治安 宗教施設の自爆未遂と住居侵入が多発【2026】

カンパラの治安や危険エリア、犯罪傾向を、外務省と在外公館の情報からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

カンパラはウガンダの首都で人口約170万人、ヴィクトリア湖北岸の丘陵地に広がる東アフリカの政治・経済中心。サファリ観光の起点、エンテベ国際空港から市街中心まで車で約1時間、ナイル川源流ジンジャやブウィンディ国立公園への玄関口です。外務省の危険レベルはレベル1(十分注意)ですが、在ウガンダ日本国大使館の四半期レポートと安全の手引きを読むと、2025年6月に近郊宗教施設で自爆テロ未遂が2件2021年10月-11月にはカウェンペ飲食店爆破→長距離バス自爆→ナカセロ連続爆発、邦人被害もコロロ地区病院前襲撃やNtinda/Muyengaアパート侵入で具体的に記録されています。「危険レベル1」の油断を、具体事例で補正しておく必要があります。

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エリア別の注意点

コロロ(Kololo)地区: 各国大使館・高級住宅が集まる丘陵エリア。日本人駐在員も多く居住。2021年7月13日13時頃、メディパル病院前の道路を歩いていた邦人が複数名の賊に背後から襲われ受傷、財布等を奪われる事件が発生。2021年3月4日明け方にはコロロ地区アパート3階の窓枠を外して侵入されるケースも。

Ntinda(ンティンダ)地区: 住宅街として人気のエリア。2021年11月8日午前4時半頃、アパート3階に賊が侵入、住人をナイフで脅して現金・パソコン等を強奪。他のアパート住人も同様の被害、と大使館は記録。

Muyenga(ムエンガ)地区: 高級住宅地として知られる丘陵地。2021年12月19日午前2時頃にアパート2階への侵入、パソコン・携帯電話強奪。「バイクや徒歩で移動中の外国人が金品目的で襲われ受傷する事件、複数名の賊がバイクを使用し路上で金品を強奪する事案」が四半期Q3/Q4共通で記録されています。

マキンディ(Makindye)地区: 2021年9月21日午前5時頃、台所勝手口から侵入した二人組がナイフで住人を脅し、現金・ネックレス等を強奪。早朝5時という時間帯が特徴的。

カウェンペ(Kawempe)地区: 2021年10月23日に飲食店で爆弾爆発、従業員を含む数名が死傷。市街北西部で人通りの多い商業エリア。

ナカセロ(Nakasero)地区: 2021年11月16日に連続爆発。市街中心部で官公庁・ホテルが集中するエリア。

グレートマサカ(Greater Masaka)地区: 2021年8月下旬、深夜にハンマーやナタなどで武装した賊が住居に侵入し住人を殺害する事件が連続発生。市内中心部から南西方向の地区。

2025年6月の自爆テロ未遂2件

外務省のテロ・誘拐情勢ページが直近事案を記録しています。

2025年6月、首都カンパラ近郊の宗教施設付近において、ADFにつながりがあるとされる2名による自爆テロ未遂事案が発生しました。同月、カンパラ宗教施設付近でも1名による自爆テロ未遂が発生しています。

ADF(民主同盟軍)はコンゴ民主共和国東部に潜伏するISIL傘下の武装組織(ISCAP名義)で、首都カンパラに潜入して政府施設や宗教施設を狙う構造。2010年7月12日にはアル・シャバーブによる連続自爆テロで74人死亡・84人負傷の前例もあります。教会・モスク・大規模集会には長居しないのが基本。

詳細はカンパラの強盗・テロ被害で解説しています。

渋滞中の車内強奪 --- 踏切バンプとリレー・アタック

外務省の安全対策基礎データはカンパラ固有の手口を具体的に列挙しています。

首都カンパラ市内では渋滞で停車中の車や踏切や道路の凹凸(バンプ)等で減速した車のドアを開けられ、車内の物を強奪される事件が頻繁に発生しています。

渋滞で停車している車に子供たちが近づき、短時間でライト類やサイドミラー等の部品を取り外して持ち去る事件も多発しています。

夜間、幹線道路上に木などの障害物を置いたり、車に生卵を投げつけたりして、停止または減速したところを武装集団が襲撃し、銃器で金品を脅し取る手口も確認されています。

「リレー・アタック」の被害を防ぐ方法として、運転中を含めて自動車のスマートキーは、電波を遮断できる金属製のケースに収納してください。

カンパラの渋滞は世界最悪級で、市内移動の半分は停車時間。車内に貴重品やバッグを見せて置かないドアロックは走行中も常時ON生卵やフロントガラス汚しの停車誘発に絶対乗らない、これが最低限。リレー・アタックは盗難車両の問題ですが、駐在員のSUVが狙われています。

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コロロ・Ntinda・Muyenga --- 邦人被害が連続発生したアパート侵入

在ウガンダ日本国大使館が2021年Q3-Q4に記録した邦人被害事例。

2021年7月13日13時頃、コロロ地区メディパル病院前の道路を歩いていたところ、複数名の賊に背後から襲われ受傷し、財布などの所持品を奪われた。

2021年9月21日午前5時頃、マキンディ地区で台所勝手口から侵入した二人組の賊にナイフで脅され、現金やネックレスなどが奪われた。

2021年11月8日午前4時半頃、Ntinda地区のアパート3階へ賊が侵入し住人をナイフで脅し、現金・パソコンなどが奪われた。他のアパート住人も同様の被害があった。

2021年12月19日午前2時頃、Muyenga地区のアパート2階へ賊が侵入し、パソコン・携帯電話などが奪われた。

3階・2階のアパートでも侵入される。台所の勝手口・ベランダ・窓枠の脆弱性を狙うのが手口で、滞在先選びは「警備員配置」「ゲート式」「最低でも3階以上で全窓に格子」が条件。Airbnb等の短期賃貸では、ゲート付き複合敷地内の物件を選ぶ。詳細はカンパラのスリ・侵入へ。

ホテル従業員の合鍵侵入

外務省はホテル選びの注意もしています。

外国人が宿泊するようなホテルでも、従業員や不審者が合い鍵を使って無断で入室する事件が発生しています。

ホテル滞在時はチェーンロック・サブロックを必ず併用貴重品は部屋金庫外出時に「Make up Room」プレートを掛けない(部屋を空けたサインになる)。可能であれば、Webセキュリティが整った国際チェーン系を選ぶ。

エンテベ国際空港・偽出迎え・偽E-visa

エンテベ国際空港で出迎え者と偽り、旅行者を車に連れ込み、強盗・強姦等の犯行に及ぶ事件が発生しています。

12月18日、エンテベ空港で手荷物チェックを受けた際、警備員にカバンに保管していた現金を窃取された事案も発生しています。

ウガンダ入国査証(E-visa)の偽申請ウェブサイトが発見されました。ウガンダ出入国管理局運営サイトのアドレスは「www.visas.immigration.go.ug」です。御利用になる前は、必ずアドレスを御確認下さい。

E-visaは「visas.immigration.go.ug」以外で申請しない。空港送迎は事前予約のホテル車両のみ使い、到着ロビーで「Mr. ○○?」と声を掛けてくる人物には絶対についていかない。詳細はカンパラのタクシー・空港トラブルへ。

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ボダボダ・マタツ・故障車を装った地方部強盗

日中でもボダボダ(バイクタクシー)や、マタツ(乗合タクシー)の利用は避けるようにしてください。

主に地方部の路上で、車の故障で立ち往生しているかのように装い、親切心から手助けをしようとした通りがかりのドライバーを集団で襲う手口も確認されています。

徒歩通勤等で同じ時間、ルートを使用する人を待ち伏せる、集団暴行および強盗事件もあります。

カンパラから地方都市(ジンジャ・ホイマ・カバレ)に陸路移動する場合、ガイド付き四輪駆動チャーター車のみ。「故障車」「障害物」を見かけても絶対に停まらない・降りない。詳細はカンパラのタクシー・空港トラブルで。

モバイルマネー詐欺と隣人なりすまし

モバイルマネーに関する詐欺や隣人を装って金品をだまし取る等、様々な手口の詐欺事件も発生しています。

2021年2月11日昼頃、カンパラ市キセメンティ地区において、隣人を装った詐欺事件が発生しました。

ウガンダのモバイルマネー(MTN MoMo、Airtel Money)はSMS認証を悪用した「誤送金返金詐欺」が定番。電話で「間違って送金した、返金して」と言われても送金画面の最終確認まで進まない。隣人を名乗る訪問者にはドアを開けずインターホン越しに対応する。

カテゴリ別のトラブル

カテゴリ主な手口詳細
強盗・テロ自爆テロ未遂・カウェンペ飲食店爆破・故障車装い・幹線障害物カンパラの強盗・テロ
スリ・侵入コロロ/Ntinda/Muyenga/マキンディ侵入・街頭強盗・ホテル合鍵カンパラのスリ・侵入
タクシー・空港エンテベ偽出迎え・偽E-visa・ボダボダ/マタツ・道路冠水カンパラのタクシー・空港
健康・医療カンパラ周辺マラリア・エボラ/マールブルグ・黄熱・結核・搬送1,000万円超カンパラの医療事情

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違法薬物・迷彩柄禁止

違法薬物の持込み、所持は法律により禁止されています。違反した場合、懲役5年または罰金200万ウガンダシリング(約8万円)もしくは両刑罰、再犯者には終身刑が科されます。

過去に迷彩柄の洋服を着ていた外国人がウガンダ警察から事情聴取のため一時拘束された事案がありました。迷彩柄の洋服の着用は控えるようにしてください。

迷彩柄はSNSのサファリ風コーデで持ち込まれがちですが、民間着用は実質禁止扱い。検問で拘束対象になります。鞄の中に入れていて没収されたケースもあるので、そもそも持参しないこと。

デモと夜間外出禁止令

2020年11月18日、大統領選挙のキャンペーン中に野党大統領候補者が逮捕され、逮捕に反対するデモがウガンダ各地で発生し、50数名の死亡者が発生しました。

ムセベニ大統領は、6月18日より公共交通機関の運行停止、夜間外出禁止、集合商業施設の閉鎖等の規制を厳格化。42日間にわたるロックダウン。

2026年1月の大統領選挙前後は不要不急の渡航を避けるのが安全。投票日近くに通信が全面遮断された前例もあるため、選挙時期はそもそも観光に向かない。

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緊急時の連絡先

機関電話番号
警察(緊急)999 / 112
救急車(City Ambulance)0800-111222
在ウガンダ日本国大使館(代表)+256-312-261564
The Surgery+256-752-756-003
Nakasero Hospital+256-312-531-400
Case Hospital+256-312-250-362
Medipal Hospital+256-417-799900

3か月未満の短期渡航者は「たびレジ」、3か月以上は「在留届」の登録を。詳細はウガンダの治安アフリカ旅行の保険ガイドも併せて。

この都市のトラブル別ガイド

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