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カンパラの強盗 生卵で停車させ銃器強盗と自爆テロ【2026】

カンパラの睡眠薬強盗の手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

カンパラは外務省の危険レベル1(十分注意)に分類されますが、テロの記憶と直近事案は具体的です。2025年6月にカンパラ近郊宗教施設付近で自爆テロ未遂が同月内に2件2010年にはアル・シャバーブ連続自爆で74人死亡2021年10-11月はカウェンペ飲食店爆破→長距離バス自爆→ナカセロ連続爆発。さらに夜間の幹線道路で生卵投擲+銃器強盗、地方部の「故障車装い集団襲撃」も外務省が手口を明記しています。「観光向けの治安」と「テロ・武装強盗の実態」を分けて理解する必要があります。

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2025年6月 カンパラ近郊で自爆テロ未遂2件

外務省のテロ・誘拐情勢ページが直近事案を記録しています。

2025年6月、首都カンパラ近郊の宗教施設付近において、ADFにつながりがあるとされる2名による自爆テロ未遂事案が発生しました。同月、カンパラ宗教施設付近でも1名による自爆テロ未遂が発生しています。

未遂で被害が出なかったとはいえ、同月内に3名(2件)の自爆実行犯がカンパラ近郊に到達したこと自体が、ADFのカンパラ浸透リスクの実態を物語ります。

ADF(民主同盟軍)について外務省はこう記述します。

90年代に成立したイスラム系反政府組織で、コンゴ民主共和国東部に潜伏し越境してテロを行います。首都カンパラにも潜入し、政府施設や宗教施設を狙います。2019年以降ISIL傘下に入り、ISCAP名義で犯行声明を出しています。

宗教施設・政府関連施設・大規模集会には長居しない。教会・モスクの礼拝時間は外す、観光ルートで歴史的宗教建築(カンパラのカスビ王墓、ナミレンベ大聖堂等)を訪れる場合も短時間で離脱する判断が安全側です。

2010年・2021年の連続爆破 --- カンパラの過去事例

2010年7月12日、首都カンパラ市内2か所でアル・シャバーブによる自爆テロが発生し、74人が死亡、84人が負傷しました。

2010年事件はソマリアへのウガンダ軍派兵に対する報復として、カンパラ市内2か所で連続自爆が実行されました。外務省は「ソマリアへの派兵を止めない限り、あらゆる攻撃を継続する」とする犯行声明を記録しており、ウガンダのソマリア派兵は2025年現在も続いているため、アル・シャバーブのテロ脅威は依然継続しています。

2021年の連続事案も在ウガンダ大使館の四半期レポートで具体的に記録されています。

2021年10月23日、カンパラ市カウェンペ地区の飲食店で爆弾が爆発し従業員を含む数名が死傷しました。10月25日にカンパラ発ブシェニ行き長距離バス内で自爆テロ、11月16日にカンパラ市ナカセロで連続爆発が発生しました。

カウェンペ・ナカセロ・長距離バスと標的は分散。観光客が利用する可能性があるのは飲食店と長距離バス。長距離バスは在ウガンダ大使館がもともと利用を避けるよう推奨しているため、移動はチャーター車かフライトを選ぶ。

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2023年 クイーン・エリザベス国立公園で観光客2名殺害

2023年10月、ウガンダ西部のクイーン・エリザベス国立公園で外国人観光客2名が殺害され、ISCAPから犯行声明が出されました。

クイーン・エリザベス国立公園はキャサンドラ岩塩湖、樹上ライオンで知られるサファリの定番ですが、コンゴ民主共和国国境に近く、ADF/ISCAPの越境テロが直接届くエリアです。国立公園=安全という発想は捨てる。サファリ予約時はロッジの場所を地図で確認し、国境から離れた中部・東部のロッジ(マーチソンフォールズ、ジンジャ周辺)を優先する判断が安全側。

夜間の幹線道路 --- 生卵投擲・木の障害物・銃器強盗

外務省の安全対策基礎データはカンパラ郊外の手口を明記しています。

夜間、幹線道路上に木などの障害物を置いたり、車に生卵を投げつけたりして、停止または減速したところを武装集団が襲撃し、銃器で金品を脅し取る手口も確認されています。

フロントガラスに生卵が当たって視界が遮られても、絶対に停車・降車しない。ワイパー+ウォッシャー液で視界を確保しながら、最寄りのガソリンスタンド・ホテル・警察署まで走り続ける。木の障害物は迂回不可なら全速で別ルートへ転回する判断(実際に運転する駐在員向けの想定で、観光客は夜間運転自体を避けるのが原則)。

地方部の「故障車装い集団襲撃」

主に地方部の路上で、車の故障で立ち往生しているかのように装い、親切心から手助けをしようとした通りがかりのドライバーを集団で襲う手口も確認されています。

カンパラから地方都市への陸路移動(ジンジャ、ホイマ、カバレ等)で要警戒。いかなる理由があっても路肩で停車している車に近づかない。携帯がつながる範囲で警察(999/112)または日本大使館(+256-312-261564)に通報する。

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徒歩通勤待ち伏せの集団暴行

徒歩通勤等で同じ時間、ルートを使用する人を待ち伏せる、集団暴行および強盗事件もあります。

駐在員向けの注意ですが、観光客でも毎日同じ時間に同じルートでホテルから観光地へ歩くパターンは標的になり得ます。徒歩移動はホテルの徒歩圏内のみに留め、それ以上は配車(Bolt、Uber)を使う。

2026年1月大統領選 --- 暴動・通信遮断警戒

2026年1月には大統領選挙が予定されており、これに伴う暴動や衝突、人の集まりを標的としたテロに警戒が必要です。投票日近くに通信が全面遮断された前例もあります。

2020年11月18日、大統領選挙のキャンペーン中に野党大統領候補者が逮捕され、逮捕に反対するデモがウガンダ各地で発生し、50数名の死亡者が発生しました。

ムセベニ大統領は、6月18日より公共交通機関の運行停止、夜間外出禁止、集合商業施設の閉鎖等の規制を厳格化。42日間にわたるロックダウン。

選挙時期は渡航をそもそも避けるのが現実的。通信遮断時のVPN対応は海外VPN比較を参照(ただし回線そのものが止まれば意味がない)。

カラモジャ地域の牛泥棒抗争

在ウガンダ大使館の四半期レポートはカラモジャ地区について毎期同じ警告を載せています。

モロト県やナカピリピリ県などのカラモジャ地区において、牛泥棒と治安当局間で銃撃戦となり、死者が多数発生する事案が継続しています。

カラモジャは半遊牧民が暮らす北東部の乾燥地帯で、観光ルートとしての需要はほぼゼロ。外務省も渡航レベル2を継続中で、サファリ会社が「カラモジャ・サファリ」と称するツアーを売っていても、参加判断には外務省の地域レベル変動を必ず確認してください。

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抵抗しない・撮影しない・深追いしない

ウガンダの強盗対応は、世界共通の原則と同じです。

  • 武装集団に遭遇したら抵抗しない・人命最優先
  • スマートフォンのカメラで犯人を撮影しない(逆ギレを誘発し深刻な被害に発展
  • 犯人を深追いしない・後を追わない
  • 警察通報は安全な場所まで離脱してから(999/112、または+256-312-261564 在ウガンダ大使館)

抵抗しても保険金は支払われます。現金・スマホは諦める前提で、命を守る判断を最優先で。

カンパラの強盗・テロ被害事例の整理

種別発生年月場所概要
自爆テロ未遂2025年6月カンパラ近郊宗教施設ADFつながり2名
自爆テロ未遂2025年6月カンパラ宗教施設付近1名による
観光客殺害2023年10月クイーン・エリザベス国立公園外国人2名・ISCAP犯行声明
連続爆破2021年11月16日ナカセロ連続爆発
自爆テロ2021年10月25日カンパラ発ブシェニ行き長距離バス車内自爆
飲食店爆破2021年10月23日カウェンペ地区従業員ら数名死傷
連続自爆2010年7月12日カンパラ市内2か所アル・シャバーブ・74人死亡

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装備と保険

カンパラの強盗・テロリスクへの備えは「遭遇しない動線設計」が中心。教会・モスク・大規模集会・長距離バス・国境近くの国立公園を避ける、夜間の単独移動・徒歩を避ける、ホテルチェックインから観光地までは配車で移動する。万一武装強盗に遭った場合の医療搬送は、ウガンダ単独事例はないもののアフリカ近隣の参考でタンザニア337万円・南アフリカ350万円・搬送505万円・エジプト895万円・ギニア1,116万円が記録されています(SBI損保)。治療救援費用は無制限で備えてください。

詳細はカンパラの医療事情アフリカ旅行の保険ガイドへ。

よくある質問

カンパラのテロは観光客に関係ある?

2025年6月にカンパラ近郊の宗教施設付近でADFにつながりがあるとされる2名による自爆テロ未遂、同月別件で1名による自爆テロ未遂が発生しています。2010年7月12日にはアル・シャバーブによる連続自爆テロで74人死亡・84人負傷、2021年10-11月にもカウェンペ飲食店爆破・長距離バス自爆・ナカセロ連続爆発が発生。教会・モスク・大規模集会・長距離バスは観光客でも標的になり得ます。

国立公園のサファリは安全?

2023年10月にクイーン・エリザベス国立公園で外国人観光客2名が殺害され、ISCAP(イスラム国中央アフリカ州)から犯行声明が出ています。コンゴ国境に近い西部国立公園はADFの越境テロリスクが残っており、ガイド・ロッジの選択と国境からの距離を必ず確認してください。

夜間の道路で生卵が飛んできたらどうする?

外務省は「車に生卵を投げつけたりして、停止または減速したところを武装集団が襲撃し、銃器で金品を脅し取る手口」を記録。フロントガラスが見えなくなっても絶対に停車・降車せず、視界を確保しながら最寄りの安全な場所(ホテル、ガソリンスタンド、警察署)まで走り続けてください。

地方部で故障車を見かけたら?

「主に地方部の路上で、車の故障で立ち往生しているかのように装い、親切心から手助けをしようとした通りがかりのドライバーを集団で襲う手口」が確認されています。手助けは絶対にせず、走行を続けて警察または大使館に通報してください。

2026年1月の大統領選で何に注意すれば?

2026年1月に大統領選挙が予定され、外務省は「これに伴う暴動や衝突、人の集まりを標的としたテロに警戒が必要」「投票日近くに通信が全面遮断された前例」と警告。2021年大統領選では野党候補逮捕に反対するデモで50数名が死亡。選挙時期は不要不急の渡航を避けるのが安全です。

出典

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