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アルマトイの治安 白タク強盗と強奪武器の市中流出【2026】

アルマトイの治安や危険エリア、犯罪傾向を、外務省と在外公館の情報からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

アルマトイはカザフスタン最大の都市で、人口は約180万人。天山山脈の麓、標高約800メートルに位置するかつての首都です。スキー場のシムブラク、メデウのスケートリンク、コクトベの丘の景色など、観光資源が豊富で日本人旅行者の多くが立ち寄る街でもあります。一方でカザフスタン国内の犯罪・経済活動の中心でもあり、外務省が「都市部では外国人を狙った置引き、スリ等の窃盗事件が発生」と名指ししているのはまさにアルマトイのような都市。さらに2022年1月の燃料価格デモの騒擾はこの街でも大規模に発生し、強奪された銃器の多くが未だ回収されていないことが治安上の懸念として外務省レベル1の根拠の一つになっています。

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アルマトイの治安傾向 --- 2022年1月騒擾の銃器未回収が外務省の懸念

外務省の渡航レベル根拠の一文には、こう書かれています。

2022年1月に発生した騒擾中に強奪された銃器の多くが未だ発見されておらず、治安上の大きな懸念となっています。

2022年1月、アルマトイを含むカザフスタン各地で燃料価格上昇に端を発した大規模デモ・騒擾が発生し、警察署や治安施設が襲撃され多数の武器が強奪されました。これらの銃器の多くが今もどこかにある、というのが大使館・外務省の継続的な警戒の根拠です。日常的に銃撃事件が起きているわけではないものの、強盗事件が銃器を伴う可能性は他の中央アジア諸国より高い前提で行動するのが安全。

都市部の窃盗・スリ --- 名指しはアルマトイ

都市部では外国人を狙った置引き、スリ等の窃盗事件が発生しており警戒が必要です。

外務省が「都市部」と名指しているのはアルマトイ・アスタナを念頭に置いたもの。グリーン・バザール(ゼリョーヌィ・バザール)、パンフィロフ公園周辺、メデウ・コクトベなどの観光地、地下鉄駅周辺、空港、長距離バス・列車駅は注意ポイントです。短期渡航者や周辺国からの出稼ぎ労働者が増える季節は犯罪件数も増加傾向と外務省は指摘しています。

街歩きのときは大使館の防犯三原則を意識しよう。

  • 目立たない --- 華美な服装、SNS投稿は犯罪者の目を引く
  • 行動を予知されない --- 同じ時間・同じルートを繰り返すとターゲットにされやすい
  • 用心を怠らない --- 「慣れ」が周囲への注意欠如を招く

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白タク強盗 --- アルマトイで邦人被害の名指し

アルマトイで最も具体的に邦人被害事例が報告されているのが白タク強盗。大使館「安全の手引き」がはっきり書いています。

所属会社のないタクシー(白タク)の利用は控えてください。過去には、邦人が白タクを利用し、強盗被害にあった事例が報告されています。

街中で「タクシー」と声をかけてくる無印の車、空港やバザール周辺の流しタクシー、ホテル前で待っている個人車両は使わないこと。Yandex Go・inDrive・Maxim などの配車アプリを出発前にダウンロードしておく。詳しくはアルマトイの白タク強盗・タクシートラブルへ。

偽警官・「所持品検査」 --- アルマトイ市内で報告

大使館「安全の手引き」が報告する警察官等による不当な金銭要求もアルマトイで起きやすい類型。

カザフスタンの法律は、警察官等が口頭で罰金等を申しつけ、その場で徴収することを認めていません。過去には、所持品検査と称して警察官等が財布から現金を抜き取る事案も報告されています。

職務質問する警察官や出国審査場の審査官が違反者から罰金を直接徴収することはなく、全て銀行振込。路上で財布を出すよう求められたら偽警官か職権濫用です。詳しくは偽警官・官憲不当要求へ。

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薬物犯罪 --- アフガニスタン由来ヘロインの密輸ルート

特に違法薬物に対する取締りは、厳しく行われています。

外務省「安全対策基礎データ」が「特に」と強調する違法薬物の取締り。アルマトイは中央アジアの経済中心地でもあり、アフガニスタン由来のヘロイン密輸ルート上にあります。「持っているだけで」「知らなかった」では済まない国。誘われても受け取らない、知らない人から袋を預からない、現地で処方薬を買うなら必ず処方箋を持つ。詳しくは薬物トラブルへ。

写真撮影とインターネット

軍・治安機関・政府関係施設、国境地帯の撮影はNG。市場や商店でも撮影禁止の場所があります。

カザフスタンでは治安上の理由でインターネット自体が使えなくなる・速度が落ちることがあると大使館も注意喚起。連絡手段は複数確保しておこう。SIMカードは2025年3月以降IMEI登録制度の対象になっているため、旅行者はeSIMでローミング扱いにするのが現実的です。

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アルマトイ市内の推奨医療機関

外務省「世界の医療事情」がアルマトイで名前を挙げている主な医療機関。

名称特徴電話
Interteach International Clinic英語スタッフ、24時間救急車対応+7(7273)20-02-00
American Medical Centers Almaty民間・主に外国人対象、英語可+7(7172)91-97-77(系列)
Mediker Almatyレントゲン・CT、複数診療科、24h コールセンター+7(7273)11-51-16
Private Clinic AlmatyMRI/CT、外来・入院対応+7(7272)75-99-00
Municipal Clinical Hospital No.7(外傷専門)救急24時間対応+7(7273)41-06-66
救急車---103

外国人は医療費全額自己負担。重症の場合は医療搬送が必要になり数百万〜数千万円規模に。出発前に中央アジアの海外旅行保険で補償内容を確認しておこう。

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緊急連絡先

連絡先電話番号
警察102
救急103
消防101
在カザフスタン日本国大使館(アスタナ)+7(7172)97-78-43
領事受付+7(7172)97-78-72
アルマティ市警察移民局Karasai Batyra, 109A / 8(727)254-50-57

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