アスタナはカザフスタンの首都で、人口は約140万人。北緯51度、ステップ地帯のど真ん中に建てられた近未来建築の街です。バイテレクのモニュメント、カーン・シャトゥル、新モスクなどがインスタ映えで人気ですが、冬は気温-30℃以下、夏でも秒速7メートルの強風が吹く極端な気候の街でもあります。在カザフスタン日本国大使館もこの街にあります。安全面ではアルマトイほど犯罪密度は高くないものの、白タク強盗・偽警官・強盗対策などカザフスタン全土に共通するリスクはそのまま当てはまります。
Travel Alert 01
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アスタナの治安傾向 --- 大使館があり夜は静か、ただし「慣れ」が一番危ない
アスタナはアルマトイと比べると外国人による旅行が少なく、夜の繁華街もコンパクト。ただし大使館「カザフスタン滞在・安全の手引き」は街の規模に関わらず防犯三原則を強調しています。
① 「目立たない」 華美な服装、公共の場所における大声での会話、SNSへの投稿等は、犯罪者やテロリストの目を引く可能性があります。 ② 「行動を予知されない」 ③ 「用心を怠らない」 生活への「慣れ」は、周囲への注意の欠如を誘発します。
カザフスタン全国での2024年の犯罪登録件数は13万件超。減少傾向にあるとはいえ、薬物犯罪は年間8千件、窃盗は3万件規模で続いており、首都だから安全ということはありません。
Travel Alert 02
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写真を撮るときに気をつけること
アスタナは大統領府・国会・各省庁が集まる行政都市。バイテレクや新モスク周辺は問題ないものの、軍・治安機関・政府関係施設、国境地帯の撮影はトラブルになります。大使館は「市場や商店等で撮影を認められていない場所もあるので注意」と書いています。建物に銃を持った警備員がいる場所では、まず近づかないこと。
アスタナの白タク・配車アプリ
所属会社のないタクシー(白タク)の利用は控えてください。過去には、邦人が白タクを利用し、強盗被害にあった事例が報告されています。
大使館の手引きはカザフスタン全土に向けて書かれており、首都アスタナでも同様。空港からの移動・ホテル前で「タクシーいかがですか」と声をかけてくる無印の車には乗らないのが鉄則です。
カザフスタンではYandex Go・inDrive など配車アプリが広く普及。クレジットカードはカザフ国外発行のものが登録できないケースが多いので、現金(小額紙幣)を用意しておくのが現実的です。詳しくは白タク・タクシートラブルも参考に。
Travel Alert 03
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偽警官と「所持品検査」
アスタナでも、警察官と称する人物が「所持品検査」と言って財布の中身を見ようとするケースには注意。
過去には、所持品検査と称して警察官等が財布から現金を抜き取る事案も報告されています。
カザフスタンの法律では路上での即時罰金徴収は認められていないので、現金やカードを渡さなくていい。在カザフスタン日本大使館は「官憲の不当な金銭要求への対応について」というガイドを公開していて、本書類を印刷して持参すれば対応がスムーズになります。
冬-30℃以下の防寒対策が「治安対策」になる
アスタナの冬は10月中旬から4月下旬まで雪が残る可能性があり、気温は-30℃以下になることも珍しくありません。北東部州では昼間でも-40℃近くまで下がります。
冬季は寒さが厳しく気温はマイナス30℃以下になることがあります。
外務省「世界の医療事情」も明記している通り、これは観光客が想定する寒さではなく装備を間違えると凍傷・低体温症で命に関わるレベル。観光地から数百メートル離れて道に迷うだけでもリスクです。重ね着、帽子、手袋、防風アウター、保温ブーツは必須。スマホが寒さで突然落ちるので、配車アプリを呼ぶ前に屋内で済ませるのも生存戦略になります。
Travel Alert 04
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アスタナ市内の推奨医療機関
外務省「世界の医療事情」がアスタナ市内で名前を挙げている主な医療機関は次のとおり。詳細は受診前に電話・SNSで予約状況を確認しましょう。
| 名称 | 特徴 | 電話 |
|---|---|---|
| American Medical Centers | 民間・主に外国人対象、英語可、精神科対応も | +7(7172)91-97-77 |
| Meyrim Multi-Field Medical Center | カザフ系外来クリニック、複数診療科 | +7(7172)79-75-79 |
| Interteach Family Doctor’s Ambulatory | 受付英語可、英語通訳要予約 | +7(7172)51-53-00 |
| Republican Diagnostic Center | 最新CT・MRI、外来専門 | +7(7750)07-84-91 |
| 救急車 | --- | 103 |
外国人は医療費を全額自己負担。重症の場合は欧州・日本への医療搬送になる可能性もあり、移送費は数百万〜数千万円規模になることを大使館は明記しています。出発前に中央アジアの海外旅行保険で治療・救援費用上限を必ず確認しておこう。
Travel Alert 05
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緊急連絡先
| 連絡先 | 電話番号 |
|---|---|
| 警察 | 102 |
| 救急 | 103 |
| 消防 | 101 |
| 在カザフスタン日本国大使館(代表) | +7(7172)97-78-43 |
| 領事受付 | +7(7172)97-78-72 |
| 大使館所在地 | 5th floor, Kosmonavtov St 62, Chubary, Astana |
| 開館時間 | 平日9:00-13:00 / 14:00-17:45 |
| アスタナ市警察移民局 | Saken Seyfullin St 29 / 8(7172)37-48-51 |
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