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ミンスクのスリ バス車内とタイヤパンク盗の手口【2026】

ミンスクのスリ・置き引きの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.05.03 KAIGAI-RISK

ミンスクで邦人が遭う窃盗被害は、観光地より生活動線で起きています。在ベラルーシ大使館の「安全の手引き」(令和4年1月版)には、路線バス・市内ATM・ショッピングモール・市場・駐車場と、普通の駐在員が日常的に使う場所での被害事例がそのまま記録されています。観光向けの警戒強化では足りない、というのがミンスクのスリ事情です。

ベラルーシ全土レベル3+国境周辺レベル4の状況なのでそもそも観光目的での渡航は前提から外れますが、滞在中にこの記事の手口だけ知っておけば防げる被害が大半です。

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路線バス車内のスリ — 財布と免許証セットで消える

大使館の手引きが筆頭に挙げる窃盗事例が公共交通機関でのスリです。

公共交通機関(路線バス内)でスリに遭い、財布、免許証、クレジットカードを盗まれた。

複数犯による囲い込み、人混みでの密着、バスの揺れに乗じた接触——これらが組み合わさって本人が気付かない形でバッグや上着のポケットから財布が抜かれます。財布を入れた場所を一度でも見られたら標的、というのが各国共通のパターンです。

ミンスク中心部の路線バス・トロリーバスは出勤帰宅時間帯が混雑するので、その時間帯は特に警戒が必要。乗車中はリュックを前に抱える、上着の内ポケットは外から触れない位置に、というのが鉄則です。

ベラルーシは公共交通機関で車内の機械で打刻しないと無賃乗車扱いになり、外国人を狙って不当な罰金を請求してくる悪徳検札係の事案も報告されています(ミンスクの治安情報参照)。打刻のために切符を出す瞬間にも、財布の場所を確認されないように注意してください。

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ミンスク市内のATMスキミング

ミンスク特有の被害として、ATMスキミングの事例が大使館に記録されています。

ミンスク市内のATMでキャッシュカードを使用した後、知らないうちにスキミング行為により、銀行口座からお金が引き下ろされていた。

ATM自体に小型の読み取り装置と隠しカメラを仕掛け、カード情報と暗証番号を盗む手口です。一度盗まれると、後日まったく別の場所で口座から引き下ろされることになります。

対策はシンプルです。

  • 路上のむき出しATMは避ける — 銀行の支店内・大型ホテル内のATMを使う
  • 暗証番号入力時は手で覆う
  • ATMに不審な機器(カードスロットの形が違う・キーパッドが浮いている)がないか確認
  • 利用後は明細をこまめに確認、海外利用通知をオンにしておく
  • 万一被害が発覚したら、即カード会社に連絡してカード停止

ショッピングモール・市場でのバッグ抜き取り

ミンスク市内のショッピングモールで買い物中に、バッグのチャックを開けられ、現金及びクレジットカードが入った財布を盗まれた。 市場で買い物している際、人混みの中で財布の入ったカバンをひったくられた。

買い物に集中している時間帯はバッグへの注意が薄れます。試着・商品選び・支払いのタイミングが特に隙が出やすい瞬間。

  • バッグは前抱え — 後ろや横にかけたままにしない
  • チャック付きのバッグを選び、貴重品は内側のポケットに分散
  • 試着時はバッグを膝に乗せる、店員に預けない
  • 支払い時に財布から大量の現金を見せない

外務省の防犯対策はこう書いています。

貴重品は必ず身体に装着し、現金は少量ずつ分散して携行する。 歩行中、セカンドバッグ等は肩掛けとせず、できるだけ体の正面に保持する。

Travel Alert 03

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駐車場・スーパー — タイヤパンク手口

世界共通で見られる「気を取られている隙の車内狙い」も、ミンスクで邦人被害が出ています。

スーパーで買い物を終えて出てくると、車のタイヤがパンクしており、タイヤ交換中に車のドアを開けられ、貴重品の入ったバッグを盗まれた。

ターゲットの車を事前にパンクさせておき、運転手がタイヤ交換に集中している間に反対側のドアから車内のバッグを抜く手口。複数犯のチームプレーです。

防御策はこちら。

  • パンクに気付いたら、まず車内の貴重品を持って降りる
  • スーパー駐車場は人通りの多い場所に駐車する
  • 車内に貴重品を見える場所に置かない(外務省は「自家用車の車内には貴重品を残さず、確実な施錠をし、要すれば防犯警報装置の設置も検討する」と指示)
  • 修理は周囲を警戒しながら、可能ならロードサービスを呼ぶ

寮・アパートでの空き巣被害

留学生・駐在員の住居も標的になります。

隣室のベランダから空き巣が侵入を図った。 大学の寮に滞在していた留学生が、わずかな時間部屋を空けた間にお金を盗まれた。

「ちょっとそこまで」のタイミングを狙われます。短時間でも施錠を徹底、現金・パスポート・カード類はホテルセーフ/フロント預けが基本。寮の場合は同室者間でも貴重品の管理を徹底することになります。

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警察に通報する前に — 受理証明書を必ず取る

被害に遭った場合の動き方は次の通り。

  1. ベラルーシ警察(102)に被害届を出して受理証明書をもらう(保険金請求とパスポート再発給に必須)
  2. クレジットカードを即停止 — 日本のカード会社の海外緊急電話に連絡。番号はスマホのメモに事前に控える
  3. パスポートを盗まれた場合は在ベラルーシ日本国大使館(+375-17-203-6233、緊急時領事携帯 +375-29-667-6869)に連絡。帰国のための渡航書を申請
  4. 暴行を伴う場合は怪我の状況を写真で記録、医師の診断書も保険請求の重要書類

ベラルーシ全体の渡航・滞在の現実で書いた通り、ベラルーシは入国時に医療保険加入証明を求められる国で、英語証書が受理されない事例が頻発しています。滞在中に発生した医療費の補償を確実にするため、海外旅行傷害保険のキャッシュレス対応病院・領収書要件は事前にカード会社・保険会社に確認しておいてください。

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出発前にやっておくこと

  • リュック・バッグは前抱えを習慣にする — 公共交通機関では特に
  • 貴重品を分散 — 現金は少量ずつ複数の場所に、メインの財布と予備カードを別管理
  • ATMは銀行支店内のものを使う — 路上のむき出しATMは避ける
  • 車内に貴重品を置かない — タイヤパンク手口に備える
  • 海外旅行保険の盗難補償を確認 — 警察の被害届受理証明書が必要なことが多い。詳しくはヨーロッパの海外旅行保険

よくある質問

ミンスクで一番スリが多いのはどこ?

大使館の安全の手引きが具体的に名指ししているのは路線バス車内、市内ATM、ショッピングモール、市場の4種類。市内交通と日常の買い物の動線がそのまま狙われています。観光地に絞った警戒では足りず、生活ルートでも油断しないことが大事です。

ATMスキミングはどう防ぐ?

大使館はミンスク市内のATMでカード使用後にスキミングで口座から引き下ろされた事例を記録しています。屋外のむき出しATMは避け、銀行の支店内・大型ホテル内のATMを使うこと、利用後は速やかに離れること、明細をこまめに確認することが対策になります。

駐車場のタイヤパンクは何が起きている?

スーパーで買い物を終えて出てきたら車のタイヤがパンクしており、タイヤ交換中にドアを開けられて貴重品を盗まれた事例が大使館の手引きに記録されています。気を取られている隙の車内狙いです。パンクに気付いたらまず車内の貴重品を持って降りてから対応してください。

路線バス車内の典型的な手口は?

路線バス内でスリに遭い財布・免許証・クレジットカードを盗まれた事例が記録されています。複数犯による囲い込み・人混みでの密着が定番。バッグは前抱え、車内では財布を出し入れしない、ヘッドホン・スマホ操作で周囲から目を離さないが基本対策です。

被害にあったらどう動く?

ベラルーシ警察(102)に届け出して受理証明書をもらう、クレジットカードを即停止、パスポートを盗まれた場合は在ベラルーシ日本国大使館(+375-17-203-6233、緊急時領事携帯+375-29-667-6869)に連絡。保険金請求にも警察の盗難証明書が必須です。

出典

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