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ヘルシンキの治安 ニセ警察官とマーケット広場スリ【2026】

ヘルシンキの治安や危険エリア、犯罪傾向を、外務省と在外公館の情報からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

ヘルシンキはフィンランドの首都であり、玄関口のヘルシンキ・ヴァンター空港、エストニア・タリンへ2時間で渡るフェリーターミナル、中央駅、マーケット広場(カウッパトリ)など旅行者の動線が一極集中する街。外務省の危険情報は出ていない一方で、置き引きとスリの被害が「毎年、旅行者の被害として一番多い」と大使館が明記している都市でもあります。フィンランド全体の治安と犯罪統計も合わせて確認しておこう。

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マーケット広場・レストラン・空港 --- スリと置き引きの定番スポット

大使館「安全の手引き」が日本人被害事例として真っ先に挙げているのがレストラン置き引きとマーケット広場のスリ。

置き引きは、毎年、旅行者の被害として一番多い事例です。レストランのほか、電車の中やお土産屋等においても発生しています。

マーケット広場において、リュックサックを背負いながら買い物していた。ホテルに戻ってリュックサックを開けたとき、中身(財布、カメラ等)が盗まれていることに気付いた。

外務省の安全対策基礎データはさらに範囲を広げてこう書いています。

空港、駅、公共交通機関、繁華街、マーケット広場等の観光地、ホテルのロビー、レストラン等の不特定多数の人が集まる場所で財布やパスポートを盗まれる事例が発生しています。言葉巧みに近づき、注意をそらしながら携行品を盗み取る手口もあります。

要するにヘルシンキで人が集まる場所すべて。大使館は「特に夏季に置き引き等の盗難被害が多く発生する」とも書いています。観光シーズンは犯人も働き時、ということです。

TESTIMONY · 旅行者A
レストランでカバンを座席に置いたまま料理を取りに行ったら、戻ったときには消えていました。本当に数分の出来事で、カウンターからずっと席は見えていたつもりだったのに気づきませんでした。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在ヘルシンキ大使館「安全の手引き」2026年3月版 日本人被害事例を基に構成

混雑する場所ではリュックは背中ではなく体の前で持つのが基本。手引きにも「混雑する場所においては、荷物は背負わずに体の正面で持つことが効果的です」と明記されています。スリ・置き引きの具体的な手口と対策はヘルシンキのスリ・置き引き対策で詳しく扱っています。

夜の中央駅・ソルナイネン駅 --- 薬物使用者と酩酊者が出没する

ヘルシンキ市内で大使館がはっきり「避けてください」と書いている場所が2つあります。

夜間は繁華街や公共交通機関等で酔っ払い、薬物使用者に声をかけられ、トラブルに巻き込まれることがあるため、挙動がおかしい人物には近づかず、一人で出歩かないこと。特に夜間のヘルシンキ中央駅、ソルナイネン駅周辺は避けてください

外務省の安全対策基礎データも同じトーンで注意喚起しています。

駅や繁華街等では夜間にギャンググループ、薬物使用者、酩酊者等が出没し、刃物や銃器による事件が発生しています。

中央駅は鉄道の起点で観光客が宿泊するホテルも多いエリア。便利だからこそ、夜は周辺の薄暗い通りに用がないなら早めに宿へ戻るのが安全です。冬季(12月〜3月)は午後3時頃から夜間状態になるので、「夕方5時」の感覚で歩いていると体感的には深夜と同じということを忘れずに。

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ニセ警察官 --- 「IDはサイトで照合できる」が決め手

ヘルシンキで遭遇しうる詐欺の代表格がニセ警察官です。

私服の薬物捜査官と称する人物や偽の制服を着たニセ警察官が、観光中の日本人を呼び止め、所持するバッグや財布の中を調べるふりをして、金品やクレジットカードを抜き取る事件も発生しています。本来、警察官が路上等で財布の中身(所持金)を調べたりすることはありません。

警察官が携帯しているIDカードは、フィンランド警察ホームページ(https://poliisi.fi/en/badge-and-uniform)で確認できます。

本物の警察は路上で観光客の財布を検めません。怪しいと思ったら「警察署で対応します」と言ってその場を離れる、もしくはスマホでIDを公式サイトと見比べる時間を稼ぐのが正解。サクラ役と組んで「あの人も従っている」を演出してくる場合もあります。

TESTIMONY · 旅行者B
街中で「警察です、所持品検査を」と話しかけられました。怪しいと思ったので「警察署で対応します」と返したら、相手は何も言わず去っていきました。本物なら署に行くのを断る理由がないはずですよね。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省 安全対策基礎データ(フィンランド)ニセ警察官事例を基に構成

公共交通の事故とリスク --- 電動キックボードと冬の凍結

ヘルシンキ市内でじわじわ問題化しているのが電動キックボードによる夜間事故。

ヘルシンキ首都圏を中心に夜間の電動キックボードによる事故が増加しているため、利用時は十分に注意する。

レンタルスクーター(Tier、Voi等)が普及していて誰でも乗れる反面、飲酒後の利用や逆走による事故が増えています。歩行者として歩いていても突っ込まれるリスクがあるので、夜の歩道では車道側を歩かないことを意識しよう。

冬季の凍結路面はヘルシンキ市内でも例外ではありません。外務省「世界の医療事情」も「冬季は外気がマイナス25℃程度まで下がることから歩道が凍結し、転倒による骨折・怪我が多くなります」と注意喚起。靴底が滑り止めになっているスノーブーツか、最低でもアイススパイクを携行しておくと現実的に安心です。冬季の交通ルールや事故対策の詳細はヘルシンキの交通・タクシー・運転トラブルで扱います。

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医療機関 --- 全額自費だが英語が通じる

ヘルシンキ市内の主な医療機関は手引きと「世界の医療事情」に整理されています。

種別機関所在
私立MEHILÄINEN Forum Medical CenterMannerheimintie 20 B
私立MEHILÄINEN HELSINKI TÖÖLÖ(CT/MR/血管造影/血液透析あり)Pohjoinen Hesperiankatu 17
私立MEHILÄINEN VANTAA AIRPORT(空港クリニック)ヴァンター空港
私立TERVEYSTALO(24時間電話 0900-30-000)Keskuskatu 7 ほか
公立Helsinki University Hospital (HUS)Meilahti地区
24時間薬局Yliopiston ApteekkiMannerheimintie 96

緊急の救急外来はヘルシンキ大学病院内のメイラハティ・ブリッジ病院(Meilahti Bridge Hospital)が24時間。電話相談はMEDICAL HELPLINE 116117(24時間・英語対応)。毒きのこや毒ヘビの被害は毒物情報センター 0800-147-111へ。

旅行者は基本的に全額自費。骨折・盲腸・肺炎などで入院すると数百万円規模になります。日本語対応医師は大使館が「日本語対応医師リスト」を公開しているので渡航前にリンクを保存しておくのがおすすめ。具体的な費用感と支払事例(近隣スイス・オーストリア借用)はヘルシンキの医療事情と高額医療費へ。

落とし物・パスポート紛失時の窓口

ヘルシンキで遺失物に遭ったときの連絡先は大使館が整理しています。

  • 遺失物営業所(ヘルシンキ): Elielinaukio 3(ヘルシンキ中央駅構内、VR窓口向かい)
  • 空港遺失物: Excess Baggage Company(5:00〜21:00)
  • 警察 Lost & Found Helsinki Police: Pasilanraitio 13、月-金 9:00〜11:00(木・祝休)

保管料として最大17ユーロかかるほか、発見者に遺失物の価格の5%を謝礼として渡す必要が生じる可能性もあります。

被害届書類は「Tutkintailmoitus」。e-Identification所持者はオンライン届出可能(asiointi.poliisi.fi/en/yksityis/rikos)。被害届には加害者の年齢・身長・体型・面相・声・歩き方・服装、車両ナンバー、武装・酩酊の有無などの情報項目が必要です。パスポートを盗まれた場合は警察で被害届を取った後、在フィンランド日本国大使館(+358-9-686-0200)に連絡して帰国のための渡航書か新パスポートを申請。

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安全に動くためのチェックリスト

  1. マーケット広場・レストランではリュックを前掛け、椅子の背もたれは×
  2. 夜の中央駅・ソルナイネン駅は避ける、冬は午後3時から「夜」と思って動く
  3. ニセ警察官は「警察署で」と言って離れる、本物のIDはpoliisi.fi/en/badge-and-uniform
  4. 電動キックボードに歩道で気をつける、特に夜間
  5. 冬季はリフレクター付きの上着 + 滑り止め付き靴
  6. 海外旅行保険を出発前に、私立病院は全額自費

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緊急時の連絡先

機関電話番号
警察・救急・消防(共通)112
医療相談(24時間・英語可)116117
毒物情報センター0800-147-111
在フィンランド日本国大使館+358-9-686-0200
Nollalinja(DV被害者向け)080-005-005

大使館はUnioninkatu 20-22, 00130 Helsinki、領事窓口は月-金 9:00〜12:00 / 13:30〜16:30、緊急時24時間対応。大使館の業務範囲(できること・できないこと)は事前に把握しておくと、緊急時の判断が早くなります。

この都市のトラブル別ガイド

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