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サントリーニ島の治安 リゾート地スリとバギー転倒入院【2026】

サントリーニ島の治安や危険エリア、犯罪傾向を、外務省と在外公館の情報からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

サントリーニ島は「治安がいい島」というイメージで語られがちですが、外務省は安全対策基礎データで「サントリーニ島などのリゾート地」を被害集中エリアに名指ししています。在ギリシャ日本国大使館の被害場所ランキングでは「アテネ市以外の都市・観光地・島しょ部」がまとめて22%で2位。サントリーニはここに含まれます。さらに島嶼部からの医療搬送はアテネ往復のヘリ・航空機が必要になり、医療費とは別に搬送費用が高額になるのが島ならではのリスク。フェリー欠航やストライキで予定が崩れる可能性もあります。ギリシャ全体の治安と犯罪傾向も合わせて確認しておこう。

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リゾート地でもスリは普通に出る

外務省「安全対策基礎データ」が名指ししている被害集中エリアの一つがサントリーニ島などのリゾート地やアテネ以外の都市

ギリシャでは主に都市部で犯罪が多く発生しており、アテネ市内では特に以下の地域で日本人の被害が集中しています。(中略)サントリーニ島などのリゾート地やアテネ以外の都市

大使館「安全の手引き2026年版」も第3位の被害エリアにサントリーニを含む島しょ部を挙げて、こう書いています。

テッサロニキ等の都市や郊外の観光地のほか、サントリーニ島をはじめとした島しょ部のリゾート地でも盗難被害が発生

イア(Oia)の夕日スポット、フィラ(Fira)のメインストリート、ホテルのプールサイド、レストランのテーブル下――観光客が密集する場所はすべてスリ・置き引きの対象です。「リゾートだから安心」は通用しません。アテネのシンタグマ広場ほどの集中度ではないものの、人混みでバッグから目を離さないという基本は同じ。

特に注意したいのはカルデラ縁の絶景ポイントで撮影に夢中になる瞬間。背中側のリュックは完全に無防備になります。バッグは体の前に、ファスナー側を体側に。これだけで被害率は大きく変わります。

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イアの夕日を撮影しているとき、人混みに押されてバッグが体の横に回っていました。あとで気づいたら財布が抜かれていました。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省 安全対策基礎データ(ギリシャ)

レンタルバイク・バギーの転倒入院が頻発

サントリーニで意外に深刻なのがレンタルバイクとバギー(ATV)の転倒事故。外務省「世界の医療事情」がはっきり警告しています。

島嶼部ではバイク、バギーのレンタルが人気ですが、転倒して負傷し入院を余儀なくされる事例があるので、十分注意してください。

サントリーニの道はカルデラ沿いの曲がりくねった狭い坂道が多く、観光客が運転に慣れていないバギーで集落を結ぶ道を走るのは想像以上に危険。ヘルメット未着用で運転している人を見かけても、それは罰金対象の交通違反です。

骨折で入院になった場合、フィラの病院(Santorini General Hospital)は地域病院レベル。専門治療が必要なケースはアテネへの空輸になり、ここで搬送費用が一気に跳ね上がります。

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島嶼部からの医療搬送費用が別格

医務官情報の中で、島嶼部に行く人は必ず読んでおきたいのがこの一文。

都市から離れた島嶼部などの地域では、人材も設備も整わない地域病院があり、専門的な医療を求めアテネなどに移動しなければならない場合があります。

都市部から離れた島嶼部などで重篤な病気や怪我をした場合、ヘリコプターや航空機による移送が必要になることがあり、その費用は高額となるため、渡航前に海外旅行傷害保険に加入しておくことを強くお勧めします。

ギリシャ独自の医療搬送費用事例は公表されていませんが、同地域のイタリアでの保険金支払い実績が参考になります(出典: SBI損保 イタリア・バチカン事例)。

内容金額
ツアー中に胸痛、心筋梗塞・16日入院手術、医師看護師付添い医療搬送1,011万円
突然の頭痛、くも膜下出血・45日入院手術、看護師付添い医療搬送787万円
ホテルで転倒、骨盤骨折・11日入院、医師看護師付添い医療搬送742万円

イタリアでもこの水準。サントリーニの島内病院 → アテネへ航空搬送 → 日本へ医療搬送となると、これに島内搬送費が上乗せされます。クレジットカード付帯保険の救援費用上限(多くは数百万円程度)では足りない可能性が高い。出発前に補償内容を必ず確認しておきましょう。

フェリー欠航・ストライキで足止めリスク

サントリーニはアテネ(ピレウス港)から高速フェリーで4〜8時間。便数は多いものの、ストライキで24時間欠航することがあります

公共交通機関の大規模なストライキが頻繁に行われています。地下鉄やフェリーなどが24時間運航停止するなど、旅行に重大な支障が生じる場合もあります。ゆとりのある旅程を組むとともに、常に、最新の運航状況を確認するようにしてください。

帰国便の前日にサントリーニを発つ予定だったのにフェリー欠航、ということが普通に起こる国です。国内線の航空便も併用できる予定にしておく、または最低でも1日のバッファを空けておくのが安全。事前情報は大使館のたびレジ登録メールでも届きます。

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夏の強烈な日差し・熱中症と山火事

サントリーニの夏(6〜9月)は気温40度近くまで上がります。

夏のシーズンは、高温と強い日射しのために熱中症、脱水症、日焼けなどにも注意が必要です。日焼け止めクリーム、サングラス、帽子の着用をお勧めします。

カルデラ縁は遮蔽物が少ないので、水・帽子・日焼け止めは必携。さらにギリシャ全土で6〜9月は大規模山火事のシーズン。サントリーニ島内でも乾燥地帯での火災リスクがあり、ギリシャ気候危機・市民防災省の情報を確認しておきましょう。

西ナイル熱(蚊媒介)

夏から秋にかけて流行が見られる西ナイル熱。蚊が媒介し、感染者の8割は無症状ですがウエストナイル脳炎で重篤化することがあります。ワクチンも特効薬もないので、虫除けスプレー・長袖・水たまりのある場所を避ける、が基本対策です。

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食中毒・サルモネラ・野犬

医務官情報が挙げているサントリーニでも当てはまる注意点。

  • 不衛生な店は避ける、食事前の手洗い
  • 生卵は食べない(サルモネラ食中毒)
  • オリーブ油を多用するギリシャ料理で下痢になる旅行者が多い
  • アテネ市内には野犬・野良猫が放置されている(島でも見かけたら近づかない)

緊急時の連絡先(サントリーニ)

機関電話番号
EU共通緊急番号112
警察100
救急車166
サントリーニ警察署2286-440130
在ギリシャ日本国大使館(アテネ)+30-210-670-9900

サントリーニには日本大使館・領事館はありません。盗難・事故はサントリーニ警察署に届け出て被害届を取り、その後アテネの大使館に連絡する流れ。被害届のコピーは保険請求にも必須です。

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安全対策まとめ(サントリーニ版)

  1. 絶景スポットでもバッグは体の前に。撮影中の背中リュックは無防備
  2. レンタルバイク・バギーは慎重に。ヘルメット必着、自信がなければ借りない
  3. 海外旅行保険は手厚く。島嶼部からの医療搬送費は数百万円規模になり得る
  4. フェリー欠航を想定した旅程。帰国便前日の島泊は避ける、最低1日のバッファ
  5. 夏は熱中症対策。水・帽子・日焼け止め、6〜9月は山火事情報も確認
  6. 生卵・不衛生な店を避ける。下痢で旅程が潰れる
  7. 被害時はサントリーニ警察署+大使館(アテネ)に連絡

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