ポドゴリツァはモンテネグロの首都で、空の玄関ポドゴリツァ国際空港の所在地。観光地としての華やかさはコトルやブドバに譲るものの、外務省が報告する日本人被害事例の手口バリエーションは首都に集中しています。中央駅の恐喝、夜間路上の二人組強盗、バス運転手の暴行、鉄道車内のスリ――観光客が動線として通過するだけでも遭遇するリスクがある街です。モンテネグロ全体の治安情報もあわせて確認しておこう。
Travel Alert 01
海外の無料WiFiには危険が潜んでいる
あなたのアクセス、丸見えです
中央駅で若者数人に囲まれて旅券を盗まれた事例
ポドゴリツァで最も特徴的なのが中央駅周辺の恐喝です。外務省の安全対策基礎データはこう書いています。
ポドゴリツァ市の中央駅で若者数人に囲まれ金銭を要求され、これを拒否したところ旅券(パスポート)を盗まれた。
複数人で取り囲んで金銭を要求する手口は、断れば暴力に発展する恐れがある。ポドゴリツァ駅はバール〜ベオグラード鉄道の経由駅で、観光客もコトル方面のバスへ乗り換えで使う。到着・出発時に駅構内や周辺で複数人にじっと見られていると感じたら、近寄られる前に駅員のいるカウンター付近に移動するのが安全です。
夜間二人組による路上強盗
夜間のポドゴリツァは観光ハブのような賑わいがなく、人通りが急速に減ります。
夜間ポドゴリツァ市内を歩いていたところ、二人組に金銭を要求され、バッグに入っていた財布と現金を奪われた。
大使館の手引きも「夜間は暗い通りや路地を避け、遠回りでも明るく人通りのある場所を歩く」「不審人物(騒ぐ若者グループ、酔っ払い)を見かけた時は、遠回りになってでも避ける」と明記。夜間移動はタクシーかライドシェアで宿に直帰するのが鉄則。詳しくはポドゴリツァの睡眠薬強盗・夜間強盗対策へ。
Travel Alert 02
海外の決済で3.5%も搾取されている現実
あなたは知っていますか?
バス運転手から暴行を受けた事例
ポドゴリツァで珍しいのが、バス運転手とのトラブルが暴行に発展するケース。
ポドゴリツァ市内でバスに乗車した際に、バスの運転手と降車場所について言い争いになり、運転手から暴行被害を受けた。
言葉が通じず、運転手が指定の停留所を通り過ぎた・通っていない、料金が違う、というありがちな摩擦から手が出るケースがある。降車場所の地名はキリル文字とラテン文字の両方をスマホに表示しておき、口論にならず指で示す。バスは大使館の手引きにあるとおり「運転手のそばに乗車する」を徹底、何かあれば降りて別のバスに乗り換えるのが安全です。
鉄道車内のスリと睡眠薬強盗
ポドゴリツァ駅から鉄道に乗ると、車内のスリにも注意が必要です。
ポドゴリツァ市から鉄道に乗ったところ、混雑した車内で旅券のスリ被害に遭った。
さらに大使館の手引きはこうも書いています。
鉄道駅構内や車内では過去に睡眠薬を用いた強盗事件が発生していますので十分注意してください。
駅の構内や車内で親しげに近づき、睡眠薬の入ったコーヒーなどの飲み物を勧め、寝入っている間に金品を奪い取る事件が発生している。
「親切」を装って距離を詰めてくる人の飲食物は受け取らない。長距離鉄道(バール〜ベオグラード)は座席指定でも気を抜かず、貴重品は常に体に密着、トイレに行く際はバッグを置きっぱなしにしないこと。
Travel Alert 03
無料クレカの"海外旅行保険の限界"は?
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2023年3月 裁判所前自爆テロ
ポドゴリツァで起きた重大事件として、大使館の手引きはこう記録しています。
2023年3月 ポドゴリツァにある裁判所前でモンテネグロ人男性が自爆テロを行い、犯人1名が死亡した。
裁判所周辺は通常の観光ルートではないものの、市内中心部の官庁街・大使館エリアには近寄らないのが基本。デモの集合場所にもなりやすい場所です。
2022年3月以降の爆破予告
ロシアによるウクライナ侵攻に伴い、モンテネグロでも爆破予告が複数回発生しています。
2022年3月以降、ロシアによるウクライナ侵攻に伴い、モンテネグロ国内では、爆破予告が複数回発生している状況です。現時点で実際に爆発したという事例はありませんが、出先にて遭遇した際は避難を第一に行動するよう留意してください。
実害事例は出ていないものの、ショッピングモールや空港でアナウンスがあれば速やかに退避する。
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
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医療機関 --- 国内最大の総合病院は私立病院併用が安心
ポドゴリツァには国内最大の総合病院があります。
| 病院 | 所在地 | 電話 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Klinicki Centar Crne Gore(クリニック・センター・モンテネグロ) | Ljubljanska 1, Podgorica | (020)-243-726 | 国内最大の総合病院。国立 |
ただし大使館の手引きが「症状により近隣の医療先進国での治療が必要になる場合もあります」「近隣国や日本への移送が必要な場合には多額の費用がかかる」と警告している通り、重症になれば近隣のセルビア・イタリア・オーストリアへの搬送が現実解。海外旅行保険の支払保証(キャッシュレス)が使えるかを事前に確認しておくと安心です。
詳しくはポドゴリツァの医療・健康リスクへ。
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
緊急連絡先
| 連絡先 | 電話番号 |
|---|---|
| 警察 | 122 |
| 救急 | 124 |
| 消防 | 123 |
| ポドゴリツァ警察署 | (020)-242-299 |
| 在セルビア日本国大使館(兼轄) | +381-11-301-2800 |
EU共通の112ではなく独自番号なので、出発前にスマホのメモに保存しておくこと。
緊急モンテネグロ語
- 助けて: U pomoć(ウ ポモチ)
- 警察を呼んで: Zovite policiju(ゾヴィテ ポリツィユ)
- 救急車を呼んで: Zovite hitnu pomoć(ゾヴィテ ヒトヌ ポモチ)
- 病院に連れて行って: Vodite me u bolnicu(ヴォディテ メ ウ ボルニッツ)
この都市のトラブル別ガイド
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