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スコピエのスリ 子供集団の声かけとATM路上むき出し【2026】

スコピエのスリ・置き引きの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.05.03 KAIGAI-RISK

スコピエで日本人が遭う窃盗被害は、観光地・市場・公共交通・カフェ・路上ATMといった観光客の日常動線に集中しています。在北マケドニア日本大使館「安全の手引き」が個別の手口を具体的に書いていて、対策もほぼ手口別に明示されています。「窃盗が日本の6倍」(北マケドニア全体の治安情報)という数字の中身は、ほぼスリ・置き引きとATM狙いです。

スコピエ全体の治安情報もあわせて確認してください。

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観光名所・市場 — バックパック背中狙い

外務省はスコピエの犯罪発生状況をこう書いています。

人が多く集まる場所(観光名所、市場等)におけるスリ、ひったくり、窃盗等の一般犯罪が多発していますので、十分注意してください。

具体的な手口(大使館「安全の手引き」より)。

写真撮影中や横断歩道で信号待ちをしていたところ、その隙に、背負っていたバックパックのチャックを開けられ所持品を盗まれる事案も海外ではよくあります。

マケドニア広場、ストーン・ブリッジ、ミレニアム・クロス展望台への登山口、チャルシヤ(オールド・バザール)——観光客がスマホ・カメラを構える場所が、そのままスリの活動圏です。

防御策。

  • バックパックは身体の前に掛けて視界に入れる
  • 写真撮影中も荷物を体から離さない
  • 横断歩道や信号待ちでも油断しない
  • リュックにチャック+簡易ロックで開封に時間がかかる構造に
  • 貴重品はリュックではなく上着の内ポケットに分散

子供連れ・老人グループの声かけ — 「相手が子供でも油断しない」

老人や子供連れのすりグループによる窃盗被害もあります。路上で人に声をかけられたとき、特に相手が複数の場合は、警戒心を解かないようにしてください。 ・見知らぬ人物に声をかけられても安易に気を許さず、警戒を心掛ける。また、相手が子供であっても油断しない

「観光客は子供連れには警戒を緩める」心理を狙った手口で、子供に気を取られた隙に別の大人が財布を抜く、というパターンです。

  • 子供連れ・老人の集団に取り囲まれたら立ち止まらない
  • 道を聞かれた・地図を見せられたら距離を保ったまま身振りで対応
  • 「カフェに招待する」「写真を一緒に」などの誘いには応じない

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公共交通・人混みでの密着スリ

人込みの中ではバックパックを身体の前に掛けて視界内に入れておいた方が安全です。

スコピエ市内バス・市場の混雑時、複数犯のチームプレーで密着してくるスリ手口は欧州各都市と同様。

  • 乗降時はリュックを前抱え
  • 上着のポケットに財布を入れない
  • 揺れに乗じて密着してくる人がいたら降車・場所移動

カフェ・レストランの置き引き — 椅子背とテーブル放置

大使館の手引きは置き引き対策も明確です。

海外旅行者からよく耳にするのが、置引きなどの窃盗被害です。レストランにおける席確保やトイレのため離席中など荷物を席に置いたままにするのはやめましょう。 ・カフェ、レストランなどでは、バッグは膝の上や常に視界に入る場所に置くようにしてください。 ・ホテルにおけるチェックインの際もロビーに荷物を置いたまま離れるのは危険です。

チャルシヤのカフェやマケドニア広場周辺のレストランで「ちょっとトイレ」「席を取りに」のタイミングが標的にされます。

  • バッグは膝の上または足の間に挟む
  • テーブル下に放置しない、椅子の背にかけない
  • ホテルチェックイン時もロビーで荷物を置かない

食事中のテーブル — リュックを膝の上に

外務省の防犯対策。

・レストランやホテル等の外出先では、バック等を椅子やテーブルに置いたまま席を離れない。また、食事中も、バッグ等は膝の上に置くか、足の間に挟む等して体に密着させ、目を離さない。

「食事中も目を離さない」という具体性は、食事中にも置き引きが起きていることの裏返しです。

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ATM狙い — 路上むき出し設置に注意

スコピエ特有のリスクとして、ATMの設置構造があります。

当地のATMは日本と異なり、基本的に路上にむき出しで設置されているものが多く、操作中も周囲に気を配る必要があります。 ・人気のない場所のATMは避け、出来るだけ銀行内にあるATM利用する。 ・混んでいても比較的人が多い場所や防犯カメラが設置されているATMを利用する。 ・ATM利用中も頻繁に背後や周辺を警戒する。不審な人物が近くにいる場合は別のATMに移動する。

実践。

  • 銀行支店内・大型ホテル内のATMを使う
  • 暗証番号入力時は手で覆う
  • ATMに不審な機器(カードスロットの形が違う・キーパッドが浮いている)がないか確認
  • 利用後は現金を財布の奥に入れて速やかに離れる
  • 海外利用通知をオンにして、被害が発覚したら即カード会社に連絡

ひったくり — 道路は車道と反対側に

外務省はバッグの持ち方も具体的に指示しています。

肩掛けバッグ、バックパックはひったくり、スリに狙われやすいので注意が必要。道路を歩く際は、車道と反対側の手で持つようにする。

バイクや車から手を伸ばしてバッグを引ったくる手口に対する防御策。歩道の建物側を歩く、ストラップを斜め掛けにして体に密着させる、というのが基本対策です。

華美な服装を避ける

外出する際は、ブランド物のバッグ等を含め華美な服装を控え、目立たないようにする。

ブランド物の財布・バッグ・腕時計を観光地で見せびらかすのは標的にされる行為。スコピエ滞在中は地味めの服装、安いバッグ、目立たない時計で過ごすのが安全です。

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強盗に遭ったら抵抗しない

・万が一強盗等に遭った場合には、生命の安全を最優先に考え、抵抗しない。

抵抗して怪我をするより、財布・スマホは諦める判断。命と引き換えに守れる金額には限度があります。

被害にあったらどう動く

  1. 北マケドニア警察(112)に通報して被害届を提出し、受理証明書を必ずもらう(保険請求とパスポート再発給に必須)
  2. クレジットカードを即停止 — カード会社の海外緊急電話に連絡(番号は出発前にスマホメモに)
  3. パスポート紛失は在北マケドニア日本国大使館(+389-2-3118-063 / 夜間休日 +389-(0)70-247-040)に連絡。帰国のための渡航書を申請
  4. 暴行を伴う場合は怪我の状況を写真で記録、医師の診断書も保険請求の重要書類

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出発前にやっておくこと

  • リュックは前抱えを習慣に — 観光名所・市場・人混みで特に
  • ATMは銀行支店内のものを使う
  • カフェ・レストランで荷物を椅子背・テーブル放置しない
  • 「相手が子供でも油断しない」 — 大使館の運用ルール
  • 華美な服装を避ける — ブランド物は目立たない
  • 海外旅行保険の盗難補償を確認 — 警察被害届受理証明書が請求に必要。詳しくはヨーロッパの海外旅行保険

よくある質問

スコピエでスリが一番多いのはどこ?

観光名所と市場が大使館の名指し対象です。チャルシヤ(オールド・バザール)、マケドニア広場、ストーン・ブリッジ周辺、市内の大きな市場が要警戒。混雑したカフェ・レストランの椅子背に置いたバッグの置き引きも定番です。

子供連れの集団に声をかけられたら?

大使館は「老人や子供連れのすりグループによる窃盗被害もあります。路上で人に声をかけられたとき、特に相手が複数の場合は警戒心を解かないように」と明記。「相手が子供であっても油断しない」が運用ルール。子供に気を取られている隙に別の大人に財布を抜かれるパターンが定番です。

ATMはどう使えば安全?

スコピエのATMは路上にむき出しで設置されているものが多く、銀行内・ホテル併設のATMを使うのが大使館の推奨です。混雑場所・防犯カメラ付きのATMを選び、操作中も周囲を警戒し、不審な人物が近づいてきたら別のATMに移動。利用後は速やかに離れて、現金は財布の奥に分散して入れてください。

カフェ・レストランの置き引きは?

大使館はレストランの席確保やトイレで離席中、荷物を席に置いたままにすることを明確に禁止指示しています。バッグは膝の上か常に視界に入る位置に。ホテルチェックインのロビーで荷物を置いたまま離れるのも危険、と書かれています。

被害にあったらどう動く?

北マケドニア警察(112)に通報して被害届を提出し受理証明書をもらう、クレジットカードを即停止、パスポート紛失は在北マケドニア日本国大使館(+389-2-3118-063 / 夜間休日 +389-70-247-040)に連絡。海外旅行保険の請求にも警察の被害届受理証明書が必要です。

出典

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