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サンマリノの治安 邦人被害ほぼゼロでも備える高額医療費【2026】

サンマリノ共和国の治安や危険情報、夜間の注意、医療費を、外務省と在サンマリノ日本国大使館(在伊兼轄)の情報からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.06.01 KAIGAI-RISK

サンマリノ共和国は、イタリアの北中部にぐるりと囲まれた、約61km²・人口約3万4千人の小規模国家です。世界最古の共和国の1つとされ、ティターノ山の上に築かれた城塞と歴史地区が世界遺産に登録された人気の観光地です。外務省の危険情報・スポット情報・感染症危険情報はすべて発出なしで、ヨーロッパでも屈指の安全な国にあたります。

外務省「サンマリノ 安全対策基礎データ」によれば、これまで日本人が巻き込まれた重大犯罪は発生していません。それでも完全に無防備でよいわけではなく、夜間の単独歩行を避けるといった一般的な注意は必要です。サンマリノは在イタリア日本国大使館(ローマ)が兼轄しており、防犯対策・医療事情ともにイタリアに準じる扱いです。

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危険レベル --- 危険・スポット・感染症すべて「発出なし」

外務省の海外安全ホームページを開くと、サンマリノは危険情報・スポット情報・感染症危険情報のいずれも発出されていません。広域情報はヨーロッパ全域共通の一般的な注意喚起で、サンマリノ固有のリスク情報は出ていません。

テロ・誘拐情勢(更新日 2025年6月27日)の概況は次のとおりです。

サンマリノ共和国は、イタリアの北中部に囲まれた約61平方キロメートルの国土に約3万4千人の人口を持つ小規模国家であり、治安は安定しています。反政府組織の活動、イスラム過激派を含む国際的なテロ組織の活動は確認されていません。

2024年中、サンマリノにおいて誘拐事件は報告されませんでした。

現在のところ、サンマリノにおいて、テロ・誘拐による日本人の被害は確認されていません。

レベル感としては「ヨーロッパで最も安全な国の1つ」と考えて大丈夫な国です。

治安が良い国でも気をつけたい1つ

夜間の単独歩行 --- 防犯対策はイタリアに準じる

外務省「サンマリノ 安全対策基礎データ」の「防犯対策」は、サンマリノの治安をひと言で表しています。

サンマリノではこれまで日本人が巻き込まれた重大犯罪は発生していませんが、人通りの少なくなる夜間の一人歩きを避ける等一般的な注意は必要です。防犯対策は下記リンク先のイタリアのものに準じた対策を講じて下さい。

重大犯罪の報告はないものの、人通りの少ない夜間の単独歩行は避けるという一般的な注意が促されています。城塞と歴史地区は坂と石畳が多く、夜は人通りが減ります。観光のピークが昼間に集中するぶん、夕方以降は静かになるエリアもあるので、暗くなってからの単独行動は控えめにするのが安心です。

防犯対策そのものについて、外務省はイタリアを参照するよう案内しています。

現地の在外公館が在留邦人向けに作成したイタリアの「安全の手引き」もご参照ください。

風習・習慣・健康面についても、外務省は「イタリアと特に違いはない」としています。観光客の多いイタリアの観光地と同じく、スリ・置き引きへの基本的な警戒は持っておきましょう。イタリアの治安 で書いた対策がそのまま効きます。

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入国・出国 --- イタリア(シェンゲン)経由が実質要件

サンマリノはイタリアに完全に囲まれた内陸国で、入出国はイタリア(シェンゲン圏)経由が実質的な要件です。30日を超える滞在には許可が必要で、外務省「サンマリノ 安全対策基礎データ」はこう書いています。

30日以上サンマリノに滞在するためには滞在許可または居住許可を得る必要があり、軍警察外国人事務所(Gendarmeria-Foreigner’s Office)に滞在許可証の申請をしなければなりません。

短期観光であれば、イタリアと同じシェンゲンのルール内で滞在できます。

健康と医療 --- 受け皿はイタリア圏

サンマリノ国内には国立病院(Centralino Ospedale)がありますが、高度医療や搬送が必要な場合はイタリア圏の医療機関が受け皿になります。サンマリノ専用の医療情報ソースはなく、外務省も医療事情はイタリアに準じる扱いです。医療費水準もイタリアに準じて高額です。

緊急時の連絡先は、サンマリノ独自の番号体系があります。

  • 軍警察(Gendarmeria): 112(イタリアからは0549-88-88-88)
  • 市民警察(Polizia Civile): 115
  • 救急車(Pronto soccorso-Ambulanza): 118
  • 消防署: 115
  • 国立病院(Centralino Ospedale): 99-41-11(イタリアからは0549-99-41-11)
  • 上記が通じない緊急時: 113

これらの番号にかけられるかどうかは、通信手段があるかどうかで決まります。サンマリノで使えるeSIMの料金はサンマリノのeSIM最安料金比較で、各社公式サイトから取得した実売価格を旅行日数別に並べており、各社の性格や選び方そのものは海外eSIM比較ガイドにまとめています。

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治療費の現実 --- イタリア圏の参考事例

サンマリノはイタリアに囲まれ、外務省も「医療事情はイタリアに準じる」としているため、医療費の現実はイタリア圏の事例で把握しておくのが実践的です。サンマリノ単独の保険金支払い事例は損保各社のデータベースに掲載が確認できなかったため、イタリアの事例を「イタリアと同水準の医療費」という枠で貼っておきます(サンマリノ国内で起きた事例ではありません)。

イタリアでは、転倒や急病で入院・搬送が必要になると、次のような規模になっています。

  • 突然の頭痛で救急搬送、くも膜下出血で45日間入院・手術、看護師付き添いで医療搬送 --- 787万円
  • ホテルで転倒、骨盤骨折で11日間入院、医師・看護師付き添いで医療搬送 --- 742万円
  • 自由行動中に胸が苦しくなり受診、心筋梗塞で16日間入院・手術、看護師付き添いで医療搬送 --- 1,011万円

自転車で走行中に転倒し顔面を強打、顔面骨骨折で8日間入院・手術で317万円という事故事例もあります。詳しい近隣の参考事例は イタリアの治安 ページを参照してください。重大犯罪のリスクが低い国でも、転倒や急病の医療費は日本と比べて高額なので、海外旅行保険は持っておきたい安心装備の1つです。

滞在のミニ知識

たびレジ・在留届

3か月未満の旅行者は たびレジ に登録すると、最新治安情報や緊急時の安否確認に使えます。3か月以上の長期滞在者は在留届を在イタリア日本国大使館(サンマリノを兼轄)に提出します。

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緊急時連絡先(保存推奨)

外務省「サンマリノ 安全対策基礎データ」から:

  • 軍警察(Gendarmeria): 112(イタリアからは0549-88-88-88)
  • 市民警察(Polizia Civile): 115
  • 救急車(Pronto soccorso-Ambulanza): 118
  • 消防署(Servizio Antincendio): 115
  • 国立病院(Centralino Ospedale): 99-41-11(イタリアからは0549-99-41-11)
  • 上記が通じない緊急時: 113
  • 在イタリア日本国大使館(サンマリノを兼轄): 06-487-991(サンマリノからかける場合も同じ)/国外からは(国番号39)06-487-991

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まとめ --- 「危険情報ゼロ」を上手に使うために

サンマリノはヨーロッパで最も平和な国の1つで、危険情報・スポット情報・感染症危険情報すべて発出なし、日本人が巻き込まれた重大犯罪の報告もなく、テロ・誘拐の日本人被害もゼロ。基本的には世界遺産の城塞と眺望をリラックスして楽しめる国です。

その上で、出発前に頭に入れておきたいのは次の2つだけ:

  1. 人通りの少ない夜間の単独歩行は避ける(防犯対策はイタリアに準じる)
  2. 医療費はイタリア並みに高額で、転倒や急病でも数百万円規模になり得る(海外旅行保険を備える)

防犯も医療も、外務省自身が「イタリアに準じて」と書いています。イタリアの治安 を一読しておけば、サンマリノの歩き方はそのまま身につきます。

出典