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サンフランシスコのスリ 車上荒らしと邦人追跡負傷【2026】

サンフランシスコのスリ・置き引きの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.15 KAIGAI-RISK

サンフランシスコのスリ・置き引きは車上ねらい・部品盗が全米屈指の規模。在SF日本国総領事館「安全の手引き」が最もボリュームを割いて警告しているのがこれです。

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車上ねらい(SF最大の特徴)

サンフランシスコ市内の観光ポイントで、『PREVENT A THEFT』『REMOVE VALUABLES/LOCK YOUR CAR』等の標識をよく目にしますが、このような場所は『車上ねらい』が多発しており、警察が重点的に警戒している地域です。近年、ベイエリアでは車上ねらいや部品盗が多発し、多くの邦人の方々が被害に遭っています。

被害に遭わないためには、第一に『車内にモノを置かないこと』です。犯行は数秒で敢行されますので、写真を撮る間等の短時間でも車両を離れる場合には、決して貴重品を含む物品を車内に放置しないようにしてください。

特に『レンタカー』は、観光や短期出張の方が利用していることから、車内には旅行中の荷物が保管されている可能性が高いとみられて、ターゲットとなっています。

サンフランシスコ周辺では、フィッシャーマンズワーフやゴールデンゲートブリッジ等の観光地において窃盗事件(車上ねらい)が多発している他、サンフランシスコ市内の店舗に集団で侵入し金品を盗む犯罪が発生しています。

SF車上ねらい対策の鉄則:

  1. 車内に何も置かない(トランクも含めて)
  2. ホテルチェックイン後に荷物を全部下ろしてから観光へ
  3. 「PREVENT A THEFT」標識を見たら絶対に何も残さない
  4. 駐車場でも数秒の写真撮影中に被害あり
  5. レンタカーは特に標的、観光客とバレる

カバー・布で隠してもバレる。窓ガラス越しに見える位置に何か置いてあれば、ガラスを割って中身を確認するレベルの手口です。

部品盗(触媒コンバーター)

シアトルと並んでベイエリアでも触媒コンバーター盗難が多発。プリウス等のハイブリッド車は特に標的。レンタカー利用なら屋根付き・監視カメラ付き駐車場を選ぶ。

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観光地別の警戒ポイント

  • フィッシャーマンズワーフ: 駐車場の車上ねらい多発、徒歩観光中はバッグ前抱え
  • ゴールデンゲートブリッジ: 駐車場・展望台で車上ねらい、写真撮影中の置き引き
  • ロンバードストリート: 観光バスとレンタカー混雑、駐車中の車内に何も残さない
  • ユニオンスクエア: 高級ブティック周辺でスリ、テンダーロイン地区が至近で要注意
  • ピア39(シーライオン): 観光客密集、バッグ前抱え必須

店舗集団侵入(フラッシュロブ)

サンフランシスコ市内の店舗に集団で侵入し金品を盗む犯罪が発生しています。

複数人で店舗に押し入り、商品を強奪する「フラッシュロブ」が多発。観光中に巻き込まれたら抵抗せず店から離れる。陳列商品を守ろうとする店員以外は即避難。

スリ・ひったくり

TESTIMONY · 旅行者A
ひったくりに遭ってバッグを奪われたので、とっさに追いかけてしまいました。犯人に追いついた瞬間、返り討ちに遭って怪我をしました。絶対に追いかけるべきじゃなかった。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在サンフランシスコ日本国総領事館「安全の手引き」

ユニオンスクエア・ケーブルカー乗り場・パウエル駅周辺は人混みでスリの定番。

  • バッグは前抱え
  • 財布は前ポケット深く
  • スマホは首掛けストラップ
  • ケーブルカー乗車中は外に手を出さない(ひったくり対策)

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ひったくり被害品を追わない

ひったくりの被害に遭った邦人が被害品を取り返そうと犯人を追いかけ、返り討ちに遭い負傷したり、金品要求を拒否したところ暴行を受け骨折した事件も発生しています。

追わない・抵抗しないが命を守るルール。SFは銃所持率も高い。

テンダーロイン地区

市中心部のユニオン・スクエア南西に位置するテンダーロイン(Tenderloin)地区には、薬物中毒者やホームレスが多く存在しています。いずれの地域も夜間の一人歩きはもちろんのこと、昼間であってもできる限り人通りの多い道を選んで歩くなど犯罪の被害に遭わないよう注意をしてください。

ユニオンスクエア南西1ブロックでもう景色が変わる。市庁舎・シビックセンターBART駅方面に歩く時は要注意。

オークランド対岸

サンフランシスコ市の東側に位置するオークランド市は、全米の中でも犯罪が多発する地域として有名です。特に東オークランド地域、フルートベール地区、西オークランド地域はギャング関連の犯罪が多く発生しており、けん銃やナイフを使用した凶悪犯罪が多発しているため特に注意が必要です。また、車上ねらいも非常に多く発生しているほか、邦人の強盗被害も発生しています。

A’s の試合・コンサート・OAK空港利用で渡る場合、夜間徒歩移動は完全NG、Uber/Lyft で目的地直結。

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手口早見表

場所手口対策
フィッシャーマンズワーフ駐車場車上ねらい(数秒で窓割り)車内に何も置かない
ゴールデンゲート展望台レンタカー駐車中の車上ねらいトランクも含め空にする
ユニオンスクエア周辺スリ・ひったくりバッグ前抱え・追わない
テンダーロイン地区薬物中毒者絡みの窃盗昼間でも人通りの多い道を選ぶ
ケーブルカー乗り場人混みでのスリ財布前ポケット・スマホストラップ
オークランド(対岸)強盗・車上ねらい(邦人被害あり)夜間徒歩NG、Uber/Lyft直結

自衛装備(SF向け)

  • セキュリティポーチ(服の下): パスポート・予備カード・予備現金
  • ダミー財布(別ポケット): 50〜100ドル+期限切れカード
  • メイン財布(前ポケット): 当日現金+メインカード1枚
  • スマホストラップ: 首掛け
  • 車利用時は車内に絶対モノを残さない

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被害に遭ったら

  1. 警察: 911 でポリスレポート発行依頼
  2. クレジットカード会社: 即停止
  3. 保険会社のアシスタンスデスク: 24時間
  4. 在SF総領事館: パスポート盗難なら(+1-415-780-6000)

車上ねらいの被害品はほぼ戻りません。出発前に貴重品リスト+型番を撮影しておくと保険請求時に楽。詳細は北米の旅行保険へ。

よくある質問

フィッシャーマンズワーフでレンタカーをちょっと止めるだけでも危ない?

危険です。在SF総領事館は「犯行は数秒で敢行されますので、写真を撮る間等の短時間でも車両を離れる場合には、決して貴重品を含む物品を車内に放置しないようにしてください」「特に『レンタカー』は、観光や短期出張の方が利用していることから、車内には旅行中の荷物が保管されている可能性が高いとみられて、ターゲットとなっています」と明記。**写真撮影の数十秒**でも狙われます。トランクに隠してもプロは見抜くので、車内には何も置かないが鉄則。

「PREVENT A THEFT」の標識がある場所は?

警察が重点警戒している車上ねらい多発エリアの目印です。在SF総領事館は「サンフランシスコ市内の観光ポイントで、『PREVENT A THEFT』『REMOVE VALUABLES/LOCK YOUR CAR』等の標識をよく目にしますが、このような場所は『車上ねらい』が多発しており、警察が重点的に警戒している地域です」と明記。**標識を見たら即「ここは車に何も残せない」と判断**してください。

ひったくられた、追いかけて取り返そう

絶対NG。在SF総領事館は「ひったくりの被害に遭った邦人が被害品を取り返そうと犯人を追いかけ、返り討ちに遭い負傷したり、金品要求を拒否したところ暴行を受け骨折した事件も発生しています」と実例で警告。SFは銃の使用率も高い街。**追わない・拒否しない・抵抗しない**の3点が命を守るルール。

出典