サンフランシスコは観光地(フィッシャーマンズワーフ・ゴールデンゲート・ユニオンスクエア)が集中する一方で、ホームレス・薬物問題・車上ねらいで全米ワーストクラスとも言われるエリアを抱える二面性のある街。在SF日本国総領事館「安全の手引き」を基に、SF市内とベイエリアの注意点を整理します。
Travel Alert 01
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犯罪発生状況(2024年)
サンフランシスコ市警の統計によると、警察活動の強化などにより2024年の窃盗犯罪発生件数は31,811と、2023年と比較して約29%の減少
人口10万人あたりの犯罪発生数を日本と比較してみると窃盗は14倍以上、強盗は240倍以上発生
2024年 サンフランシスコ市(人口約80万人)犯罪発生件数 ア 殺人:35件/イ 暴行:2,341件/ウ 強盗:2,153件/エ 窃盗:31,811件/オ 強制性交:250件
窃盗は減少傾向だけど、それでも人口あたりで日本比14倍。強盗に至っては240倍。SFの治安を「日本と同じ感覚」で測ると痛い目を見ます。
車上ねらい(SF最大の特徴)
SF旅行で最も気をつけるべきはコレ。
サンフランシスコ市内の観光ポイントで、『PREVENT A THEFT』『REMOVE VALUABLES/LOCK YOUR CAR』等の標識をよく目にしますが、このような場所は『車上ねらい』が多発しており、警察が重点的に警戒している地域です。近年、ベイエリアでは車上ねらいや部品盗が多発し、多くの邦人の方々が被害に遭っています。
被害に遭わないためには、第一に『車内にモノを置かないこと』です。犯行は数秒で敢行されますので、写真を撮る間等の短時間でも車両を離れる場合には、決して貴重品を含む物品を車内に放置しないようにしてください。
特に『レンタカー』は、観光や短期出張の方が利用していることから、車内には旅行中の荷物が保管されている可能性が高いとみられて、ターゲットとなっています。
サンフランシスコ周辺では、フィッシャーマンズワーフやゴールデンゲートブリッジ等の観光地において窃盗事件(車上ねらい)が多発している他、サンフランシスコ市内の店舗に集団で侵入し金品を盗む犯罪が発生しています。
レンタカーで回るならホテルチェックイン後に荷物を全部下ろし、車には何も置かない。トランクに隠してもプロは見抜きます。詳細はサンフランシスコのスリ・置き引き・車上ねらいへ。
Travel Alert 02
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テンダーロイン地区(薬物・ホームレス集中地域)
市中心部のユニオン・スクエア南西に位置するテンダーロイン(Tenderloin)地区には、薬物中毒者やホームレスが多く存在しています。いずれの地域も夜間の一人歩きはもちろんのこと、昼間であってもできる限り人通りの多い道を選んで歩くなど犯罪の被害に遭わないよう注意をしてください。
ユニオンスクエアからケーブルカー乗場・市庁舎方面に歩く時、1ブロック南西に逸れるとテンダーロイン。Googleマップで「テンダーロイン」の境界を確認してから移動するのが安全。
オークランド(東SF対岸、特にギャング犯罪多発)
サンフランシスコ市の東側に位置するオークランド市は、全米の中でも犯罪が多発する地域として有名です。特に東オークランド地域、フルートベール地区、西オークランド地域はギャング関連の犯罪が多く発生しており、けん銃やナイフを使用した凶悪犯罪が多発しているため特に注意が必要です。また、車上ねらいも非常に多く発生しているほか、邦人の強盗被害も発生しています。
OAK空港利用や A’s の試合・コンサート目的で対岸に行く人は、夜間の徒歩移動は完全NG。Uber/Lyftで目的地直結が安全です。
強盗・ひったくりへの対応
ひったくりの被害に遭った邦人が被害品を取り返そうと犯人を追いかけ、返り討ちに遭い負傷したり、金品要求を拒否したところ暴行を受け骨折した事件も発生しています。
追わない・拒否しない。SFは銃の使用率も高いので、財布・スマホは諦めて命を優先するのが正解。ダミー財布50〜100ドルをポケットに分けておく、これだけで違います。
Travel Alert 03
無料クレカの"海外旅行保険の限界"は?
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ラスベガス情報(在SF管轄)
ラスベガスもSF総領事館管轄なので、ラスベガスの記述もここに集約されています。
ラスベガスでは、人混みの中で鞄の中から貴重品をすり盗られる『すり』被害の報告を多く受けており、被害者のほとんどの方はいつ盗まれたか分からない状況で被害に遭っています。
ラスベガスでは、主要ホテルやカジノが立ち並ぶストリップ大通りを歩行中のすりの被害が報告されています。特に、週末やホリデーシーズンには多くの観光客により、観光地が混雑し、被害が多発
ラスベガス滞在予定ならラスベガス都市ページも併せて確認してください。
フェンタニル警告
アメリカではフェンタニルのような強力な合成オピオイドの過剰摂取による死亡事故が多発しており、米国麻薬取締局は『One Pill Can Kill』(一錠が命を奪う)と注意を呼びかけています。
カリフォルニア及びネバダ州においては、21歳以上の者が嗜好品としてのマリファナを1オンス以下(濃縮タイプはカリフォルニア州が8グラム、ネバダ州が1/8オンス以下)所持及び使用することが一定の条件の下、カリフォルニア州は2018年、ネバダ州は2017年から違法ではなくなりました。 しかしながら、米国の連邦法では、引き続きマリファナは幻覚作用のある禁止薬物として罰則規定が設けられています。日本では2024年12月に大麻取締法が改正され、大麻の所持・譲受(購入を含む)だけでなく使用することも処罰の対象となっています。この規定は日本国内のみならず、海外において行われた場合であっても適用されることがあります。
カリフォルニアでは「合法だから」と勧められても手を出した瞬間に日本の大麻取締法違反。短期旅行者には完全にデメリットしかありません。
警察官対応・REAL ID
米国では、警察官から何らかの犯罪に関与していると疑われた場合、はっきりと理由を告げられることなく、後ろ手錠を掛けられて拘束されることがあります。
2025年4月11日から国土安全保障省(DHS)への登録と登録証明書(I-94、就労許可証(EAD)、グリーンカード等)の常時携帯義務が厳格化されました。遵守しない場合、罰金、懲役、さらには国外追放につながる可能性があります
2025年5月以降、18歳以上のすべて方は米国内の航空機(国内線)搭乗や特定の連邦政府機関等への入館にあたって、原則としてREAL ID(一定のセキュリティ基準を満たした身分証明書(運転免許証等))が必要となりました。
SFO発着の国内線(LAX・SEA・PDX乗継等)はパスポート必携。
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
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高額医療費
過去には体調不良で救急車で運ばれ治療をし、約400万円請求された事例、脳腫瘍の緊急手術を行い約1,600万円請求された事例もあります。
ベイエリア病院も全米トップクラスに高額。治療救援費用無制限プランで臨むのが安全です。詳細は北米の旅行保険へ。
抗議デモ
アメリカ全土で多数のデモが実施されていますが、サンフランシスコ市内等でも度々デモが実施されています。最近では2025年6月にICE(移民関税執行局)に対するデモもありました。最新情報を入手して、トラブルに巻き込まれないように注意が必要です。
シビックセンター・ユニオンスクエア周辺はデモ定番開催地。デモ予定日は周辺ホテルから出ないのが安全。
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
緊急連絡先
- 警察・救急・消防: 911
- 在SF日本国総領事館: +1-415-780-6000(管轄: 北中カリフォルニア・ネバダ州=ラスベガス含む)
- 市民サービス: 311
この都市のトラブル別ガイド
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