ロサンゼルスは観光地(ハリウッド・ディズニー・ユニバ・サンタモニカ)と巨大空港LAXを抱える西海岸の中心都市。在LA日本国総領事館「安全の手引き」が観光地の連携犯と空港・車関連犯罪にかなり詳しく、これを軸にエリア別の注意点を整理します。
Travel Alert 01
海外の無料WiFiには危険が潜んでいる
あなたのアクセス、丸見えです
犯罪発生状況
2020年1月から10月現在までの殺人・強盗等の凶悪犯罪発生件数は約2万1千件で昨年同時期と比較し、3.7%減少しています。しかし、犯罪別に見てみますと、殺人事件の件数は225件と23.2%増加、車両窃盗の件数は16,233件で35.5%増加するなど、一部犯罪については昨年よりも件数が増加しています。
総数は減ってもピンポイントで悪化している項目があるのがLA。車両窃盗が急増しているのは観光客にも直接効く論点です。
観光地での連携犯罪
写真撮影等で、荷物から数十秒間目を離した間にバッグ等がなくなったというケースが後を絶ちません。最近では、被害者の注意をそらすために道や時間を尋ねる者と、その間にカバンを盗む者というような複数犯による連携犯行も少なくありません。ハリウッド、ディズニーランド、ユニバーサルスタジオ等の観光地、ホテルや空港のロビー、レストラン、レンタカー会社等の受付付近が、盗難多発地域として挙げられます。
「道を尋ねる係+盗む係」の2人組がLA定番の手口。観光地で見知らぬ人に話しかけられたら、まず荷物を体の前に抱え直す。チェックイン中・受付待ち中は荷物を足で挟むのが鉄則。詳細はロサンゼルスのスリ・置き引き。
Travel Alert 02
海外の決済で3.5%も搾取されている現実
あなたは知っていますか?
ホテル室内の盗難・チップ問題
当地では、一流ホテルにおいても盗難の被害に遭う例が稀ではなく、室内に置いていた貴重品が紛失したという事例は多々あります。
日本とは違い、室内に置いてある現金は、清掃員へのチップと判断される可能性がありますのでご注意ください。
部屋に出した現金=チップ扱い。チップは枕の上に「Thank you」のメモと一緒に置く、現金とパスポートはセーフかセキュリティポーチへ、が日本人がやられがちな失敗の対策です。
LAX 空港・偽ライドシェア
空港は、荷物を抱えた旅行者が多く集まる場所であり、犯罪目的で徘徊している者への注意が必要です。全般にスリや置き引き等、窃盗犯罪が多く発生しており、特に、到着直後や出発直前等の慌ただしい場面での被害が多いことが特徴です。
近年偽のライドシェアサービスが横行し、利用後に法外な値段を請求される、またはそのまま連れ去られて犯罪に巻き込まれる事件も発生
LAXは2021年から Uber/Lyft の乗車場所が「LAX-it」という指定エリアに変更され、以前より整理されています。それでも到着ロビーで「Uber? Lyft?」と声をかけてくる連中は全部白タク。必ず空港シャトルでLAX-itへ移動→アプリ上の車両情報と一致を確認してから乗車。詳細はロサンゼルスのタクシー・配車アプリトラブル。
バンプ&ロブ・カージャッキング
レンタカーで動くLA旅行者の最大リスク。
当地では、車をわざとぶつけてドライバーが降りた隙に車ごと盗んでしまう『バンプ&ロブ』という窃盗手口もあるため、特に夜間に車をぶつけられても暗い場所では車からすぐに降りず、明るい安全な場所まで車を移動させることが重要です。
『カー・ジャッキング』とは、持ち主が乗っている車を武器などで脅して奪い取ることで、以前は空車を盗んでいた泥棒も、ハイテク・アラーム・システムの一般化のため、信号で止まっている車や駐車直後の車を狙うようになっています。
近年では、停車してある車両の後方に張り紙を置き、乗車してエンジンをかけた運転手が同張り紙を除去しに車を出たところを盗んで乗り逃げする等、犯人側が仕掛けた罠にはまってしまうケースも報告されています。
対処法は
- 夜間に追突されたら明るいガソリンスタンド等まで移動してから降車
- 信号待ちは窓を閉めてドアロック
- エンジンかけた後の車外作業は絶対NG(張り紙は乗ったまま無視)
- 停車中に窓を拭いて金を要求する者がいるが、財布を出すと強盗に発展するケースあり、無視
Travel Alert 03
無料クレカの"海外旅行保険の限界"は?
補償額をふやすウラ技も
警察官対応
LAだけの話ではないけど、運転中の警察官停止指示は要注意。
車両運転中に警察官に停止を求められた場合、両手をハンドルの上に置き、そのまま乗車した状態で、警察官の指示に従ってください。慌ててポケットやバッグから免許証を取り出そうとすると、けん銃を取り出そうとしていると勘違いされる場合もあり大変危険です。(在SF総領事館、LAも同様)
USCISなりすまし詐欺
米国市民権・移民局(USCIS)を騙る者が電話で『あなたはI-94の申請漏れがあり、移民法に違反しているため逮捕される可能性がある。』などと突然一方的に話しかけてきます。
偽の職員番号(バッジ・ナンバー)を告げたり、氏名を名乗ったりします。その上で、受話者のI-94番号や米国出入国状況、さらに銀行口座や資産状況を聞き出そうとしてきます。そして最終的には、無実の場合には返却されるという条件付きで、金銭(デポジット)の支払いを要求
I-94 関連で電話してくる USCIS 職員は存在しません。金銭・個人情報要求は全部詐欺。詳細はロサンゼルスの詐欺・ぼったくり。
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?
デモ・抗議
2020年5月にミネソタ州で発生したアフリカ系アメリカ人殺害事件に端を発する抗議デモが全米に広がり、デモに乗じた暴動や衝突がロサンゼルスでも発生し、自宅待機令が出される等、治安状況の急激な変化が見られました。
LAは大規模デモの度に交通麻痺・自宅待機令が出る街。たびレジ登録+総領事館の注意喚起メール受信で、デモ予定日は外出を最小限に。
強引な運転と路上トラブル
強引な運転(急な割り込みや後方からハイビームを点滅させる等の威嚇行為等)が起因して暴力事件に到るケースが少なくありません。
車外からのひったくりや、信号待ちの間に強盗などに助手席に乗り込まれないように、一般道などでは窓を閉めておくとともに、必ずドアをロックしておくことが大切です。
ロードレイジ(路上憤怒)から銃撃に発展する事例が定期的に発生。煽ってきた車には反応しない・追いかけない・窓越しに罵らない、これだけ守ればほぼ防げます。
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
緊急連絡先
- 警察・救急・消防: 911
- 在LA日本国総領事館: +1-213-617-6700(管轄: 南カリフォルニア・アリゾナ州)
- 市民サービス: 311
LAは広いので、滞在地から近い病院・警察署を到着前にメモしておくと初動が速くなります。
この都市のトラブル別ガイド
読者の体験談を投稿する
あなたが現地で体験したこと・気をつけていることを共有してください。承認後に表示されます。