ロサンゼルスのスリ・置き引きは観光地での「2人組連携犯」が定番。在LA日本国総領事館「安全の手引き」が手口を細かく解説しているので、これを基に整理します。
Travel Alert 01
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観光地での連携犯罪
写真撮影等で、荷物から数十秒間目を離した間にバッグ等がなくなったというケースが後を絶ちません。最近では、被害者の注意をそらすために道や時間を尋ねる者と、その間にカバンを盗む者というような複数犯による連携犯行も少なくありません。ハリウッド、ディズニーランド、ユニバーサルスタジオ等の観光地、ホテルや空港のロビー、レストラン、レンタカー会社等の受付付近が、盗難多発地域として挙げられます。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在ロサンゼルス日本国総領事館「安全の手引き」)
LA最頻出の手口:
- 写真撮影中: 「撮ってあげるよ」と申し出る → カメラ・スマホごと持ち逃げ
- 道を尋ねる係+盗む係: 1人が話しかけ注意逸らし、もう1人が後ろから荷物
- 時間を尋ねる: スマホを見せた瞬間に奪う
- チェックイン待ち: 受付に集中している間に足元の荷物
- レンタカー受付: 書類記入中に隣の椅子のバッグ
対策:
- 知らない人から話しかけられたらまず荷物を体の前に
- 写真は自撮り棒・三脚で自分で撮る
- 受付では荷物を足で挟むまたは膝の上
- スマホはストラップ付きで首掛け
LAX空港
LAXは世界トップクラスに混雑する空港。
空港は、荷物を抱えた旅行者が多く集まる場所であり、犯罪目的で徘徊している者への注意が必要です。全般にスリや置き引き等、窃盗犯罪が多く発生しており、特に、到着直後や出発直前等の慌ただしい場面での被害が多いことが特徴です。
到着・出発時のチェックポイント:
- バゲージクレームでスーツケースから目を離さない
- カート使用時、置きっぱなしで他のことをしない
- セキュリティチェックのトレイに置いた財布・スマホを最後まで監視
- トイレでは荷物を個室に持ち込む(フックにかけて出ない)
- 充電スポットでスマホを接続したまま離れない
Travel Alert 02
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観光地別の警戒ポイント
- ハリウッド・ウォークオブフェイム: コスチューム着た人との写真→チップ強要、知らない人から話しかけられる→連携犯。バッグは前抱え
- ディズニーランド・ユニバ: 待ち列・アトラクション後の混雑時にスリ。ロッカー活用、貴重品は最小限
- サンタモニカピア: 観光客密集、夜間はホームレス絡みのトラブルあり
- ベニスビーチ: 治安は悪化傾向、貴重品を持ち込まない
- ダウンタウン: スキッドロウ周辺は近づかない、グループで行動
ホテル室内・ロビー
当地では、一流ホテルにおいても盗難の被害に遭う例が稀ではなく、室内に置いていた貴重品が紛失したという事例は多々あります。
日本とは違い、室内に置いてある現金は、清掃員へのチップと判断される可能性がありますのでご注意ください。
- チップは枕の上+Thank youメモ
- 現金・パスポートはセーフへ
- 机・テーブルに現金を出しっぱなしにしない
- チェックイン・チェックアウト時のロビーでもバッグから目を離さない
Travel Alert 03
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レンタカー受付・店内
書類記入中・順番待ち中に隣の椅子・足元のバッグを持ち去られるパターン。
- バッグは膝の上または足で挟む
- ハンドバッグ・リュックを椅子の背にかけない
- レンタカー受け取り後は荷物をホテルにチェックイン後に車に積む(駐車場で放置しない)
空港・空港駐車場
素性の分からない者に対する安易な同乗許可、もしくは見知らぬ相手の車への同乗は、自ら危険を招いているような行為であり、絶対に避けるべきです。いきなり武器を突きつけられ、金品や車両の盗難被害、更には殺人事件に発展する可能性もあります。
ヒッチハイカーを乗せない、見知らぬ人の車に乗らない、これは観光客にも当てはまるルール。
Travel Alert 04
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手口早見表
| 場所 | 手口 | 対策 |
|---|---|---|
| ハリウッド・ディズニー | 道を聞く係+盗む係の連携犯 | 話しかけられたら荷物を前に |
| LAX空港 | 到着直後の置き引き | 荷物は足で挟む・手で保持 |
| ホテルロビー | チェックイン中の足元バッグ | バッグは膝の上 |
| ホテル室内 | 現金がチップ扱いで消える | セーフ利用・チップは枕上メモ |
| レンタカー受付 | 書類記入中にバッグ持ち去り | 足で挟むか膝の上 |
| ベニスビーチ | 砂に放置した荷物の盗難 | 高価品は持ち込まない |
自衛装備(LA向け)
- セキュリティポーチ(服の下): パスポート・予備カード・予備現金
- ダミー財布(別ポケット): 50〜100ドル+期限切れカード
- メイン財布(前ポケット): 当日現金+メインカード1枚
- スマホストラップ: 首掛け
- 小型バックパック: ファスナーは前面、観光地では前抱え
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
被害に遭ったら
- 警察: 911、ポリスレポート発行依頼
- クレジットカード会社: 即停止
- 保険会社のアシスタンスデスク: 24時間
- 在LA総領事館: パスポート盗難なら(+1-213-617-6700)
携行品損害補償でスマホ・カメラ・スーツケース等は1点10〜30万円程度まで補償される。詳細は北米の旅行保険へ。
よくある質問
ハリウッドで観光中、知らない人に道を聞かれた、どうする?
警戒してください。在LA総領事館は「被害者の注意をそらすために道や時間を尋ねる者と、その間にカバンを盗む者というような複数犯による連携犯行も少なくありません」と明記しています。話しかけられたら**まず荷物を体の前に抱え直し、周囲を360度確認**。スマホで地図を見せる前に、本物の質問者か再度判断。怪しければ「Sorry, I don't know」で離脱。
ホテルの部屋に現金を置いておいたら無くなった、これは盗難?
盗難の可能性もありますが、在LA総領事館は「日本とは違い、室内に置いてある現金は、清掃員へのチップと判断される可能性がありますのでご注意ください」と注意喚起しています。チップは**枕の上に「Thank you」のメモと一緒に置く**のが定番。それ以外の場所の現金は不用意に置かない、貴重品はセーフへ。
LAX空港で「Uber? Lyft?」と声をかけてくる人は本物?
全部白タクです。在LA総領事館は「近年偽のライドシェアサービスが横行し、利用後に法外な値段を請求される、またはそのまま連れ去られて犯罪に巻き込まれる事件も発生」と明記。本物のUber/Lyftは**LAX-it(指定エリア)**でのみ乗車。空港ロビーでは絶対に声をかけてきません。詳しくは[ロサンゼルスのタクシー・配車アプリトラブル](/north-america/usa/los-angeles/taxi-transport/)へ。