ニューヨーク市は5区(マンハッタン・ブルックリン・ブロンクス・クイーンズ・スタテンアイランド)からなる巨大都市で、観光客が集まるのは主にマンハッタン中心部。ただし在NY日本国総領事館「2025年安全の手引き」が犯罪多発エリアをかなり具体的に名指ししているので、宿選び・移動ルートの判断はそれを基準にしましょう。
Travel Alert 01
海外の無料WiFiには危険が潜んでいる
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犯罪発生状況(2024年・在NY総領事館)
ニューヨーク市と東京の重犯罪発生件数(2024年) ・殺人 382件(2024年)対1990年比-83.0% ・不同意性交 1,748件(前年比+20.1%) ・強盗 16,580件 ・加重暴行 29,461件 ・侵入窃盗 13,070件 ・多額窃盗 48,450件 ・自動車盗 14,199件
殺人は1990年比で大きく減少した一方、不同意性交は前年比+20.1%で増加中。マンハッタン区とブルックリン区の中心街でも観光客狙いの強盗・スリ・置き引きが多発しているのが基調です。
犯罪多発エリア(在NY総領事館 2025年版)
マンハッタン区: Midtown、Midtown South、East Harlem ブルックリン区: Brownsville、East New York、Crown Heights、Bedford-Stuyvesant、Bushwick、Canarsie ブロンクス区: Hunts Point、Mott Haven、Fordham、Highbridge、Tremont、South-Bronx 等ほぼ全域 クイーンズ区: Jamaica、Edgemere、Rockaway スタテンアイランド区: Tompkinsville
意外なのがマンハッタンのMidtown(タイムズスクエア周辺)まで「犯罪多発エリア」に入っていること。観光客の集中地でもあるため、スリ・置き引き・恐喝・なりすまし詐欺の標的になりやすい構造です。ブロンクスはほぼ全域が要注意とされており、観光目的でわざわざ入る場所ではありません。
マンハッタン区、ブルックリン区の中心街においては、強盗や観光客を狙ったスリ・置き引き等の窃盗犯罪が多発しています。また、人通りの少ない路上やビルの陰、地下鉄等において武装強盗に襲われる事件やヘイトクライム事案も発生しています。
「ビルの陰・人通りの少ない路上で武装強盗」が公的ソースに明記されている街、それがNY。観光地から1ブロック外れただけで景色が変わるので、Googleマップを開きながら歩くより、目的地直前でルート確認を済ませてポケットしまうほうが安全です。
Travel Alert 02
海外の決済で3.5%も搾取されている現実
あなたは知っていますか?
地下鉄(ホーム突き落とし・ドア間際の窃盗)
NY地下鉄は便利だけど、総領事館の警告が一番強い場所。
地下鉄車内や駅構内における暴行事案やホームからの突き落とし事案などが発生しています
単独での地下鉄利用はできるだけ避け、特に夜間は利用者の少ない駅には近づかない。/背後から不意の攻撃を受けないよう、ホームでは駅職員から見える位置、または壁際やMTAのサインボード近くに立つ。また、線路に突き落とされないよう、ホームの端には立たない。
ドアの近くに立たない(ドアが閉まる間際に携帯電話等を盗られる事例あり。)
混雑時は荷物を自身の前で抱えるように持つ(スリ対策)。
ホーム端立ち禁止・ドア近く立ち禁止・夜間単独利用回避。これだけ守れば被害確率は大きく下がります。夜間移動はUber/Lyft(配車アプリ)を使うほうが結果的に安い、と総領事館も推奨。
夜間の移動は、なるべくタクシーを利用する(『Uber』などの配車アプリを利用することで料金トラブル等を回避することができます。)
JFK・LaGuardia空港の白タク
空港制限区域内のバゲージ・クレームでも、手荷物に十分注意し、自身から離れたところに放置しない。
無許可営業タクシー(白タク)の被害に遭わぬよう、『タクシー』『スーパーシャトル』等と言って近づいてくる者には警戒し、空港内の決められた正規の乗り場から乗車する。
JFK・LGA・EWRの到着ロビーで「Taxi? Limousine?」と声をかけてくる連中は基本全部白タク。正規黄色タクシー乗り場かUber/Lyft指定エリアまで歩くのが鉄則。詳細はニューヨークのスリ・置き引きとニューヨークの詐欺・ぼったくりで深堀り。
強盗対応(ダミー財布50〜100ドル)
NYは武装強盗があるので、対処法も具体的です。
強盗に襲われた場合は抵抗せず、なるべく犯人を直視しない。犯人に武器を取り出すと誤解されるような行動は避け、あらかじめ強盗対策用として50〜100ドル位をポケット等に入れておき、その現金の位置を示し、犯人に取り出させるようにする。
ダミー財布は少額現金+期限切れクレジットカードを入れておく定番テク。本物の財布・パスポートはホテルセーフかセキュリティポーチに分散保管。詳しくはニューヨークの強盗対策へ。
Travel Alert 03
無料クレカの"海外旅行保険の限界"は?
補償額をふやすウラ技も
なりすまし詐欺(総領事館・警察・USCIS)
NYは在留邦人・短期滞在者ともになりすまし詐欺の被害が多発しています。
銀行員、警察官、税関職員、総領事館職員を装った者による詐欺事案が増加しています。
「あなたのクレカで武器が買われた」「マネーロンダリング容疑」「日本宛荷物に違法薬物」と脅して保釈金名目で送金させる手口。着信表示は偽装可能なので、表示番号を見て安心するのは禁物。金銭・個人情報を要求された電話は全部詐欺でOK。詳細はニューヨークの詐欺・ぼったくり。
街頭の恐喝・無料配布詐欺
タイムズスクエア・5番街・グランドセントラルでよくある。
故意にぶつかりコインやワインボトルを落としたり、メガネやサングラスを壊されたとして弁償を強要するなどの恐喝は相手にせず、速やかにその場から立ち去る。
親しげに話しかけてくる者には警戒する。あたかも無料で物品を配布しているような素振りを見せ、受け取ると、法外な金額を請求する詐欺まがいの事案もあるため、配布物はなるべく受け取らない。
手渡しのCD・ブレスレット・パンフは絶対受け取らない。受け取った瞬間「20ドル払え」が始まります。コスチューム着てる連中(ミッキー・自由の女神コスプレ等)との写真撮影もチップ強要トラブルの元なので避けるが吉。
抗議・デモ
当地では様々なデモ・集会が行われています。デモ・集会は基本的には平和的に行われていますが、思想が相反する者同士の衝突で逮捕者が出るなど、状況により突然不測の事態に陥る危険性があるため十分な注意が必要です。
タイムズスクエア・ユニオンスクエア・国連本部周辺は大規模デモの定番開催地。たびレジに登録して総領事館の注意喚起メールを受信、デモ予定日は近づかないのが安全です。
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?
医療費(マンハッタンは他区の2〜3倍)
ニューヨークでは患者の搬送だけだと700ドル、救命士が乗車して応急処置を行った場合は1,200ドル程度の費用が発生
ニューヨーク州マンハッタン区の医療費はとりわけ高く、ほかの区と比べて2〜3倍以上かかる
救急車を呼ぶだけで10〜18万円。マンハッタンで入院すると初診料・室料・歯1本治療費すべて他区の2〜3倍。NY滞在は治療救援費用無制限ベースで保険を組むのが安全です。詳細は北米の旅行保険へ。
オンライン住居契約詐欺
長期滞在・留学生向け論点だけど、Airbnb 偽物詐欺にも近い構造。
インターネットの掲示板などを通じてオンラインで住居契約を行う場合は、詐欺ではないか十分注意しながら取引を行う必要があります。送金先が国外や州外であったり、国際送金サービスでの送金を要求されるなど怪しいと感じた場合には、一度取引を中断し、周りに相談するなど冷静に対応してください。
国際送金・州外送金を要求されたら詐欺確定。Airbnb 等の正規プラットフォーム外で「直接振込で安くするよ」と誘われるパターンも同じ構造です。
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
緊急連絡先
- 警察・救急・消防: 911(「Japanese interpreter please」で日本語通訳要請可)
- 在NY日本国総領事館: +1-212-371-8222(管轄: NY州・NJ州・PA州・DE州・WV州・CT州フェアフィールド郡・プエルトリコ・バージン諸島)
- 市民サービス: 311
到着直後にスマホがオンラインじゃないと、911通報すらできません。eSIMを出発前に仕込んでおくのが安心。
この都市のトラブル別ガイド
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