ニューヨーク市はスリ・置き引きが観光客集中エリアでも普通に発生する街。在NY日本国総領事館「2025年安全の手引き」は地下鉄・空港・路上での具体的な手口と対策を細かく書いており、これを基に整理します。
Travel Alert 01
海外の無料WiFiには危険が潜んでいる
あなたのアクセス、丸見えです
地下鉄での窃盗手口
NYサブウェイは便利で安いけど、犯罪リスクは公的に警告されているレベル。
地下鉄車内や駅構内における暴行事案やホームからの突き落とし事案などが発生しています
単独での地下鉄利用はできるだけ避け、特に夜間は利用者の少ない駅には近づかない。/背後から不意の攻撃を受けないよう、ホームでは駅職員から見える位置、または壁際やMTAのサインボード近くに立つ。また、線路に突き落とされないよう、ホームの端には立たない。
ドアの近くに立たない(ドアが閉まる間際に携帯電話等を盗られる事例あり。)
混雑時は荷物を自身の前で抱えるように持つ(スリ対策)。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在ニューヨーク日本国総領事館「安全の手引き」(2025年版))
ポイント整理:
- ホーム端立ち禁止(突き落とし対策)
- ドア近く立ち禁止(スマホ強奪対策)
- 混雑時はバッグ前抱え(スリ対策)
- 夜間単独利用回避、夜は Uber/Lyft
夜間の移動は、なるべくタクシーを利用する(『Uber』などの配車アプリを利用することで料金トラブル等を回避することができます。)
JFK・LaGuardia・Newark空港
空港制限区域内のバゲージ・クレームでも、手荷物に十分注意し、自身から離れたところに放置しない。
到着直後・出発直前は最も狙われる時間帯。
- バゲージクレームで荷物から目を離さない(カート・床に置いて離れない)
- チェックインカウンター列でスーツケースを後ろに置かない(前に置いて足で挟む)
- セキュリティチェックの前後はトレイに置いた財布・スマホを最後まで監視
- トイレで荷物をフックにかけたまま用を足さない(個室に持ち込む)
- トロントのピアソン空港でも2人組スリが報告されている。北米の空港は共通して狙われやすい
無許可営業タクシー(白タク)の被害に遭わぬよう、『タクシー』『スーパーシャトル』等と言って近づいてくる者には警戒し、空港内の決められた正規の乗り場から乗車する。
到着ロビーで「Taxi? Limousine?」と声をかけてくる連中は基本全部白タク。正規黄色タクシー乗り場 or Uber/Lyft 指定エリアまで歩く。
Travel Alert 02
海外の決済で3.5%も搾取されている現実
あなたは知っていますか?
タイムズスクエア・5番街・グランドセントラル
観光客集中地のスリ・恐喝・無料配布詐欺。
故意にぶつかりコインやワインボトルを落としたり、メガネやサングラスを壊されたとして弁償を強要するなどの恐喝は相手にせず、速やかにその場から立ち去る。
親しげに話しかけてくる者には警戒する。あたかも無料で物品を配布しているような素振りを見せ、受け取ると、法外な金額を請求する詐欺まがいの事案もあるため、配布物はなるべく受け取らない。
- ぶつかってきて何か落とした人: 弁償強要詐欺、相手にしない
- CD・ブレスレット・パンフを差し出す人: 受け取ったら現金請求、無視
- コスチューム着て写真を勧める人: チップ強要、目を合わせない
- 「Where are you from?」と話しかけてくる人: スリのチームの注意逸らし係の可能性、警戒
路上強盗・武装強盗
スリ・置き引きの延長として、武装強盗もNYでは公的に警告されている。
マンハッタン区、ブルックリン区の中心街においては、強盗や観光客を狙ったスリ・置き引き等の窃盗犯罪が多発しています。また、人通りの少ない路上やビルの陰、地下鉄等において武装強盗に襲われる事件やヘイトクライム事案も発生しています。
詳しくはニューヨークの強盗対策参照。
Travel Alert 03
無料クレカの"海外旅行保険の限界"は?
補償額をふやすウラ技も
手口早見表
| 場所 | 手口 | 対策 |
|---|---|---|
| 地下鉄ドア付近 | 閉まる間際にスマホ強奪 | ドアから1〜2歩離れて立つ |
| 地下鉄ホーム端 | 突き落とし | 壁際・MTA標識近くに立つ |
| タイムズスクエア | CD/ブレスレット手渡し→金銭要求 | 受け取らない・無視 |
| JFK/LGA空港 | バゲージクレーム置き引き | 荷物から目を離さない |
| 空港到着ロビー | 白タク声かけ | 正規Taxi Stand/Uber指定エリアへ |
| レストラン | 椅子の背のバッグ持ち去り | 膝の上か足の間に |
自衛装備とパッキング
NY向けの実装可能対策:
- セキュリティポーチ: パスポート・予備カード・予備現金は服の下
- ダミー財布: 50〜100ドル+期限切れカードを別ポケット
- メイン財布: 前ポケット深く、薄いウォレット
- スマホストラップ: 首掛け or 手首固定
- バックパックは前抱え(地下鉄・観光地で)
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?
ホテル・レストラン
当地では、一流ホテルにおいても盗難の被害に遭う例が稀ではなく、室内に置いていた貴重品が紛失したという事例は多々あります。(在LA、NYも同様)
- 部屋の現金はチップと判断される可能性、セーフへ
- 高級ホテルでもセーフ活用、窓際に貴重品を置かない
- レストランは椅子の背にバッグかけない、隣の席に置かない
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
被害に遭ったら
- 警察: 911 通報、ポリスレポート発行(保険請求に必須)
- クレジットカード会社: 即停止連絡
- 保険会社のアシスタンスデスク: 24時間対応、医療・ポリスレポート相談
- 在NY総領事館: パスポート再発行は領事館へ(+1-212-371-8222)
携行品損害補償付きの保険なら、ポリスレポート+盗難品の購入証明で1点10〜30万円程度まで補償されます。詳細は北米の旅行保険へ。
よくある質問
NY地下鉄でドア近くに立ってはいけないのはなぜ?
在NY総領事館「2025年安全の手引き」が「ドアが閉まる間際に携帯電話等を盗られる事例あり」と明記しています。ドアの内側に立っていると、駅停車中に外から手を伸ばしてスマホを掴み取られ、犯人はドアが閉まると同時に逃げる手口。**ドアから1〜2歩離れた中央寄りに立つ**、これだけで被害は防げます。
タイムズスクエアで「無料で何か配ってる」人にどう対処する?
受け取った瞬間に「20ドル払え」と請求される定番詐欺です。在NY総領事館は「あたかも無料で物品を配布しているような素振りを見せ、受け取ると、法外な金額を請求する詐欺まがいの事案もあるため、配布物はなるべく受け取らない」と明記しています。**目を合わせず無視して通過**が正解。コスチューム着てる連中(ミッキー・自由の女神)との写真もチップ強要トラブルの元。
JFK空港で「Taxi?」と声をかけてくる人は使っていい?
全部白タクなので無視してください。在NY総領事館は「『タクシー』『スーパーシャトル』等と言って近づいてくる者には警戒し、空港内の決められた正規の乗り場から乗車する」と指示しています。正規の黄色タクシーは**専用の Taxi Stand**にしかいません。Uber/Lyft は到着階の指定エリアでアプリ車番と一致確認してから乗車。