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トロントのスリ 邦人専門の窃盗団と空港バゲージ狙い【2026】

トロントのスリ・置き引きの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.23 KAIGAI-RISK

トロントでは2024年に主要犯罪が50,836件発生しており、スリ・置き引きは最も身近なリスクです。しかもカナダでは日本人旅行者を専門に狙う窃盗グループの存在が外務省によって公式に警告されている。空港からホテル、レストランまで、どこでも隙を見せた瞬間に持っていかれます。

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日本人が「おいしいターゲット」になっている理由

外務省「安全対策基礎データ」はかなり直球で書いています。

日本人を含むアジア系観光客から盗んだ財布やバッグに多額の現金が入っていたことに味をしめた窃盗グループが、日本人旅行者を専門に狙っている可能性があります。

カナダは少額でもカード決済が普及している国。でも日本人は現金を大量に持ち歩く傾向がある。犯罪者はそれを学習済みということ。さらにパスポートも狙われています。日本のパスポートは闇市場で高値がつくため、パスポート窃盗専門のグループが存在し、脱いだ上着のポケットから抜き取る手口が多発しています。

空港バゲージクレームの2人組スリ

在トロント総領事館が具体的に報告しているのがピアソン空港の手口。

空港到着時、バゲッジクレームにて荷物を引き取るために気をとられている隙に、両側にいた2人組によるスリ被害を受けた報告もあります。

しかもカナダ国内線のバゲージクレームは搭乗者以外も入れるため、犯罪者が堂々と紛れ込めます。国際線から国内線への乗り継ぎ時が特に危険。ターンテーブルの前で荷物を待っている間、バッグは体の前に抱えましょう。

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レストラン・ホテルでの置き引き

在トロント総領事館の「安全の手引き」は、置き引きの発生場所を具体的に列挙しています。

空港、駅、ホテルのロビー、レストラン、ナイトクラブ等の人が集まる場所で多く発生

日本人がやりがちな「椅子の背にバッグをかける」「足元にバッグを置く」は最も狙われるパターン。外務省も「貴重品を入れたバッグを短時間、足元や近くの椅子の上に置いた隙に盗まれています」と書いています。

TESTIMONY · 旅行者A
トロントのレストランで食事中、椅子の背にかけたリュックが気づいたら無くなっていました。パスポートも財布も全部入っていて、旅行が台無しになりました。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在トロント総領事館「安全の手引き」の事例を基に構成

ホテル清掃員による窃盗

ホテルの清掃員が窃盗をはたらくケースもあります。ホテルの室内とはいえ現金等の貴重品を見えるところにおいておくのは危険です。

部屋だから安心と思って現金をテーブルに置いておくと、外出中に持ち去られることがある。フロントの金庫に預けるか、常に身に付けましょう。

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窃盗団のやり方

在トロント総領事館は窃盗団の行動パターンも解説しています。

窃盗団による観光客を狙った手口は様々ですが、通常数人のグル-プで行動しており、窃盗団がこれらの行為を実行する際には、予め付近で様子をうかがっていることが多い

つまり犯行の前に「下見」が入る。周囲に不自然にこちらを見ている人がいないか、自分の行動が観察されていないか、意識を向けることが予防になります。馴れ馴れしく近づいてくる人、わざと気を引くような行動をする人は要注意。同じ手口はニューヨークの地下鉄やタイムズスクエアでも多発しています。

車上荒らし

車上荒らしは市内の至る所で発生しています。

トロントだけでなくカナダ全土で車上荒らしは頻発。外務省は「車の鍵のこじ開けは容易」と書いており、ハンドルロック棒の使用と、人目のある駐車場の利用を推奨しています。写真撮影で数分離れるだけでも車内に何も残さないこと。

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手口早見表

手口発生場所対策
2人組スリ空港バゲージクレームバッグ前抱え、荷物受取中も貴重品から目を離さない
置き引きレストラン、ホテルロビーバッグは膝の上か体の前、椅子の背にかけない
パスポート窃盗上着のポケットからパスポートは常に身体に付ける、脱いだ上着に入れない
ホテル清掃員窃盗ホテル客室内貴重品はフロント金庫か携行
車上荒らし市内全域の駐車場車内に物を残さない、人目のある駐車場を選ぶ
窃盗団観光地全般馴れ馴れしい接触を避ける、周囲を観察する

出発前にやっておくこと

  • 現金は最小限に: カナダはカード決済が少額でも普及。現金を大量に持ち歩く理由がない
  • パスポートのコピーを別保管: 盗まれた場合の再発行が格段にスムーズになる
  • 貴重品は分散所持: 全財産を1つのバッグに入れない。分散の具体的な方法と便利な道具はスリ対策グッズ比較を参考に
  • バッグは体の前: 背中に背負うリュックは最も狙われやすい

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被害に遭ったら

  1. 911に通報(警察・消防・救急共通)。州によっては日本語通訳の手配が可能な場合もあるので、英語が不安なら通訳を要請する
  2. 警察から事件番号を受け取る(保険請求に必要)
  3. 在トロント総領事館に連絡((1-416) 363-7038)。パスポート盗難の場合は渡航書の発給手続きへ
  4. 盗難に伴う治療が必要になった場合、カナダの医療費は高額なので保険会社への連絡も忘れずに

よくある質問

カナダで日本人が特に狙われるって本当?

外務省が「日本人を含むアジア系観光客から盗んだ財布やバッグに多額の現金が入っていたことに味をしめた窃盗グループが、日本人旅行者を専門に狙っている可能性があります」と明記しています。また日本人のパスポートを狙った窃盗グループも存在し、パスポートごと盗まれる被害が多発中。カナダはカード決済が少額でも普及しているので、現金は最小限にしましょう。

トロントの空港でスリに遭わないためにはどうすればいい?

在トロント総領事館は「空港到着時、バゲージクレームにて荷物を引き取るために気をとられている隙に、両側にいた2人組によるスリ被害を受けた報告」があると書いています。特にカナダ国内線のバゲージクレームは搭乗者以外も入れるため要注意。荷物受取中もバッグは体の前に抱え、貴重品から目を離さないこと。

ホテルの部屋に貴重品を置いておいても大丈夫?

在トロント総領事館は「ホテルの清掃員が窃盗をはたらくケースもあります」と注意喚起しています。部屋に現金や貴重品を見えるところに置くのは危険。フロントの金庫に預けるか、常に身に付けて携行してください。

車上荒らしを防ぐ方法は?

外務省は「車の鍵のこじ開けは容易であるため、ハンドルロック棒等を利用」「駐車する際は割高でも人目のある駐車場を利用」と書いています。写真撮影で数分離れるだけでも車内に貴重品は残さないこと。レンタカーの場合も同じです。

出典

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