ホニアラはソロモン諸島の首都で、ガダルカナル島の北岸に位置する人口最大の都市。観光・出張・援助関係の日本人が向かう拠点ですが、外務省の安全対策基礎データはこう書いています。
通常、首都ホニアラ市内は、日中は市内を歩いても治安上、特段の不安を感じることはありません。しかしながら、泥酔者や薬物中毒者による突発的なけんかから発展した傷害事件に居合わせて被害に遭うことが日常的にあります。
「日中なら歩ける、ただし泥酔者の喧嘩に巻き込まれる」のがホニアラの実像。2021年11月の焼き討ち暴動の現場でもあり、再発リスクは続いています。ソロモン全体の概況はソロモン諸島国記事をどうぞ。
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ホニアラの治安概況
A2-1: ホニアラ市郊外は「事件・被害の報告は、市内よりも比較的多く」と書かれており、市内中心部より郊外で犯罪密度が高い構造です。
主な犯罪手口(A2-2)は、
- 留守宅・深夜・早朝を狙った建物侵入
- 複数人による強盗、女性を狙った強盗
- 泥酔起因の突発的な暴行
- 中央市場・空港・ゴルフ場周辺でのスリ・置き引き
- 減速時に施錠していない車のドアを開けて荷物窃取
- 在宅中の侵入強盗
「窃盗・侵入・強盗・暴行」が特定地点に集中しているのがホニアラの特徴です。
中央市場・空港・ゴルフ場 — スリ多発エリア
A2-2-(3):
空き巣、スリ、ひったくり、置き引き、車上荒らし等、人目のつかない場所や注意散漫になる人混みの中での犯行が多く、特にホニアラ中央市場付近やホニアラ空港付近、ゴルフ場付近では頻繁に被害が発生しています。
C2はスリの手口を具体的に書いています。
中央市場など人が沢山集まる場所では、スリの被害に遭うことがあります。…スリは後ろから近づき、混雑する通路などでポケットやセカンドバックのチャックを開けて中に手を入れて、財布や現金を盗みます。
後方からのアプローチ・チャック開けが定番手口。中央市場の見学は楽しいですが、貴重品の持ち方を間違えると確実に狙われます。詳しい手口別の防御はホニアラのスリ・置き引き・市場犯罪で。
防御策
- 財布・現金は前ポケット or インナーバッグ(後ポケット・セカンドバッグNG)
- スマホは胸ポケットNG、バッグ内側で
- セカンドバッグ・リュックのチャックは必ず前側で持つ
- 中央市場・空港到着ロビーでは人混みの後ろから近づいてくる人に警戒
- ホニアラ空港でタクシー客引きに囲まれる場面、無視して事前手配の送迎だけに乗る
Travel Alert 02
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ナイトクラブ周辺 — 強盗・傷害事件
C2 (2):
夜間のナイトクラブやその周辺地域において、外国人や旅行者に対する強盗事件、泥酔者同士の喧嘩などから傷害事件や殺人事件に進展することがあります。当地では、泥酔者には特に注意が必要です。
ナイトクラブ周辺は、
- 強盗事件(外国人・旅行者がターゲット)
- 泥酔者同士の喧嘩 → 傷害・殺人事件
- 女性への付きまとい・身体接触
の3点が懸念されます。詳細はホニアラの侵入強盗・夜間集団強奪で。
夜間外出のルール
- ナイトクラブには近づかない(特に外国人がたまる店も窃盗多発)
- やむを得ず夜間移動するならホテル手配のタクシー
- 複数人での移動を原則とする
- 女性の単独外出は禁忌
女性を狙った犯罪が増加
C2:
女性を狙った犯罪が増加しており、所持品を強奪される、身体に触れる、しつこく付きまとい金品を要求する等の邦人女性に対する被害も報告されています。
邦人女性の被害が大使館手引きに明記されています。日中でも単独行動は避け、ホテル送迎・現地ガイド同伴が基本です。
在宅中の侵入強盗 — 工具持ち2〜3人組
C2:
家屋泥棒の常習犯は、いろいろな工具を携帯していて、2〜3人のグループで行動し、ドアの鍵や防犯用鉄格子などをこじ開けて侵入します。
A2-2-(4):
在宅中の侵入強盗も発生しています
在宅中でも侵入される前提で、宿選びから防御を組み立てます。
宿選びのチェックポイント
- 24時間警備員常駐のホテル・コンドミニアム
- セキュリティフェンス・鉄格子・二重ロック
- 防犯カメラ・センサーアラーム
- 高層階か、低層階なら塀の高い物件
- 単独家屋・隔離されたコテージは避ける
リゾート系の単独コテージは、立地的に侵入リスクが高い構造になりがち。警備が手薄なら避ける判断も必要です。
Travel Alert 03
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車内荷物の窃取
A2-2-(5):
乗用車での移動中、減速した際に施錠していないドアを開けられ座席に置いてあった荷物を窃取された事案が発生しています。
減速 → ドアを開けられて荷物強奪。信号待ち・交差点・路肩で減速した瞬間が狙われます。
防御策
- 走行中もドアロック必須
- 助手席・後部座席に荷物を置かない(足元へ)
- 信号待ちで前車との車間を広く取って急発進可能な位置取り
- 窓は完全閉鎖
- 詳しい交通対策はホニアラの侵入強盗で
給料日後・週末・年末年始は犯罪急増
A2-2-(2):
一般的な給与支払日である毎月第1週から第4週いずれかの木曜日や週末の金曜日、土曜日の深夜等に事件が多く発生しています。また、クリスマス前後や年末年始も犯罪が増加する傾向にあるため、この時期には特に注意が必要です。
木曜・金曜・土曜の深夜・年末年始は夜間外出を控えてください。観光・出張のスケジュールと重なるなら、ナイトライフは諦める前提で組み立てます。
海岸・知らない土地への立入禁忌
A2-1-(2)・C2:
知らない土地に入り込むと、土地所有者を名乗る人物が現れ、立入り料金と称して多額の現金を要求してくることがあります。
当国では土地制度が法的に未整備であるため、知らない土地や海岸に無断で立ち入ると法外な入場料を請求されることがあり対応を間違えるとトラブルになることがあります。
「きれいな海岸だから」と勝手に降りるのが罠。土地所有者を名乗る人が現れて課金、対応を誤るとワントーク・ペイバック(同部族による報復)の連鎖に巻き込まれかねません。
安全な海岸アクセス
- ホテル併設のビーチ
- ツアー会社経由の海岸訪問(事前に料金確認・手配)
- 現地ガイド同伴
- 大使館や受入企業推奨のスポット
「自由気ままな海岸ドライブ」は、ソロモンでは選択肢から外してください。
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?
ココナッツニュース — 噂を信じない
A2-3-(6):
大きな事件が発生すると、市中での噂が先行することがあります。現地では「ココナッツニュース」と呼ばれ、事件によっては大げさに脚色され、事実とは異なる情報が出回ることがあります。
事件が起きると現地民の証言が脚色されて広がります。情報源は大使館・領事メール・現地企業ネットワークに絞ってください。
防犯対策まとめ(A2-3)
大使館手引きの基本対策。
(1) 多額の現金を持ち歩かない (2) 単独・複数人を問わず、夜間の徒歩移動は避ける (3) ナイトクラブ、バー等の泥酔者と遭遇する可能性の高い場所には極力近づかない (4) 住居の施錠を徹底する。万が一、強盗に入られた場合は、犯人が武器を所持している可能性があるので、生命の安全を第一に考え、抵抗しない。 (5) 乗用車乗車時にドアの施錠を徹底する
抵抗しない・生命優先が原則です。
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
緊急時の連絡先
| 連絡先 | 電話番号 |
|---|---|
| 警察(緊急) | 999 |
| 在ソロモン日本国大使館 | +677-22953 |
この都市のトラブル別ガイド
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