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バンダルスリブガワンの治安 旧正月空き巣・スキミング【2026】

バンダルスリブガワンの治安や危険エリア、犯罪傾向を、外務省と在外公館の情報からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.23 KAIGAI-RISK

バンダルスリブガワン(Bandar Seri Begawan、略称BSB)はブルネイ川河口に広がる首都。赤道直下の北緯4.55度、通年高温多湿の熱帯雨林気候で、最高気温は34〜38℃、平均湿度85%という「通年夏+通年雨」の街です。人口規模は大きくない首都ですが、ブルネイ渡航者がほぼ必ず通る中継点——国際空港・政府機関・総合病院・日本大使館がここに集中しているため、このページでは旅行者向けの実務マップとして整理します。

国全体の法律・シャリーア刑法・薬物ルールはブルネイの治安(国ページ)にまとめてます。

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BSBの治安の全体感

在ブルネイ日本国大使館「安全の手引き」(令和6年1月版)の書き方はまっすぐです。

当国は、1962年以来「非常事態宣言」が継続して発出されていることもあり、国内は全般的に平和が保たれています。

凶悪犯罪は少ない、というのが前提。ただし窃盗・空き巣・ATM関連の犯罪はBSB市内でも継続発生していて、外務省が名指しする注意点がいくつかあります。

外国人住宅街と空き巣の標的パターン

BSBで旅行者・駐在員が特に気をつけるべきなのがこれ。外務省「安全対策基礎データ」から。

外国人が多く住む地区の独立家屋や、人通りが少なく、空き地に隣接している家屋は、比較的家屋侵入(空き巣)の標的となりやすいため、長期滞在の場合は入居家屋の選定に留意する必要があります。また、銀行やATM周辺、ホテル、ショッピング・モール、レストラン等では、スリ、ひったくり、置引きなどに注意する必要があります。

独立家屋(一戸建て)・人通りの少ないエリア・空き地隣接の3条件が揃う家屋が狙われやすい。短期の旅行者でもエアビー・一軒家貸しを選ぶ時はこの条件に該当しないか確認が無難です。

発生シーズンも偏ってます。

当国の特徴として、「中国旧正月(Chinese New Year)」と断食(ラマダン)明けの「大祭(ハリラヤ)」の時期に、盗難や家屋侵入事件が多発しています。この時期には一層の用心が必要です。

中国旧正月とハリラヤ(ラマダン明け)が空き巣集中期。この時期の渡航では戸締まり・貴重品管理を一段上げる必要があります。詳しい手口・対策はBSBのスリ・置き引き・空き巣で扱ってます。

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ATMスキミングとカード吸込みトラブル

これはBSB市内で継続発生している注意点。大使館「安全の手引き」から。

また、ATMでのスキミング被害(磁気情報の盗み取り)が報告されています。不審物が設置されていないか確認してから現金を引き出すよう注意する必要があります。

更に、ここ最近日本で発行したクレジット・カードを用いて現金をATMから引き出そうした際、何かしらの操作ミスでカードがそのまま吸い込まれてしまう事案が数件発生しています。仮にエラー表示となって引き出せず、一旦カードが返却される場合は、無理矢理ATMに押し込むことは絶対にしないようにしてください。

ポイントは2つ。

  • ATMに不審物(カードリーダー増設・ピンホールカメラ)が付いてないか確認してから使う
  • エラーでカードが一旦返却されたら、再投入しない。吸い込まれたらその場で終わります

カードが吸い込まれた場合は即日本のカード会社の海外緊急窓口へ国際電話で停止依頼が最優先。銀行の営業時間を待ってると被害が広がります。

女性の単独行動・露出

国ページでも触れましたが、BSB市内でも前提として成立します。

件数自体は少ないものの、女性を狙った強姦・殺人・傷害事件が過去に発生していることから、特に女性は、人目につきにくい場所(トレッキング・コース、森林公園、映画館のトイレ等)での単独行動や肌を著しく露出する服装は避けてください。

BSB近郊は森林公園・熱帯雨林トレッキングが観光資源。ここでの単独行動は避けるのが無難。あわせてシャリーア刑法下の服装規定(露出の高い服装は罰則対象)もかかるので、肩・膝が隠れる服装が現実的です。

Travel Alert 03

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BSBの医療機関マップ

外務省「世界の医療事情 ブルネイ」とC1大使館医療情報から、旅行者が現実的に選ぶ医療機関はこの4つ。

1. RIPAS Hospital(国立・最大規模)

  • 住所:Jalan Putera Al-Muhtadee Billah, Bandar Seri Begawan, BA 1710
  • 電話:2242424、救急車:991
  • 特徴:ブルネイで最大規模の国立総合病院。医師は英語で対応可能。救急外来は24時間対応

ただし外務省は重要な但し書きをつけてます。

専門医が少なく、患者が多いため、予約から診療まで2か月程度かかる場合もあります。

予約制の外来は実質使えない前提。救急での利用が現実的。外国人は登録費20ブルネイドルが必要です。

2. Jerudong Park Medical Centre(JPMC、私立総合病院)

  • 住所:Jerudong Park B.G 3122
  • 電話:2611433、緊急:26126127172172
  • 特徴:職員全員が英語対応、ICU・CCU完備、救急受入・外来は年中無休

旅行者にとってはJPMCが第一選択肢になるケースが多い。クレジットカード支払いは病院に個別確認を。

3. Lee Clinic & Dispensary(個人診療所・カード可)

  • 住所:No.10, Block, Ground Floor, Kompleks Urairah, Kiulap, Bandar Seri Begawan, BE1518
  • 電話:2228338
  • 営業:月〜金 8:00〜21:00(休憩あり)、土 8:00〜16:30、日 午前
  • 英語対応、カード支払い可能

軽症や時間外の体調不良で使える個人クリニック。大使館所在エリア(Kiulap)にあるので立地も分かりやすい。

4. Riverview Medical Clinic

  • 住所:Unit 12 & 13 Ground Floor, Block ‘C’ Latifuddin Complex, Lebuhraya Tungku, Bandar Seri Begawan BE3619
  • 電話:2239389
  • 個人診療所、英語対応

重症なら国外搬送前提

外務省・大使館ともに、難しい手術や精密検査はシンガポール・日本等で受けるべきと明言。ブルネイ人ですらシンガポール搬送が選択肢になる医療事情です。だからこそ海外旅行保険の治療救援費用(特に国外緊急移送費)の補償額は高めに設定しておく必要があります。詳しくは東南アジアの海外旅行保険を。

日本大使館の位置(Kampong Kiulap)

  • 住所:House No. 33, Simpang 122, Kampong Kiulap, Bandar Seri Begawan BE1518
  • 電話(平日代表):222-9265
  • 夜間・休館日(領事担当):8735195 または 8740241
  • 領事班Eメール:ryoji@bw.mofa.go.jp

Kampong KiulapエリアはBSBの中心部で、Lee Clinicと同じ区画。パスポート紛失・逮捕・重症搬送の相談はここが第一連絡先。

Travel Alert 04

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BSBの交通ルール(旅行者要注意)

BSBでレンタカーや配車を使う場合、外務省が名指しで注意している点が3つ。

日本と同じく車は右ハンドルで左側通行ですが、ア 日本ではまれなラウンド・アバウト(環状交差点)での右側からの車優先、イ 直進信号が青でも右折用の信号が青になるまで右折は禁止といった交通ルール等がありますので、慣れるまでは注意が必要です。

ラウンドアバウト(環状交差点)はBSB市内にも多い。右側(環内)の車が優先、というのを知らないで突っ込むと事故になります。

そして王族車列。BSBは首都なので遭遇確率が相対的に高い。

王族関係の車列が一般道路を走行する場合は、先導の警護オートバイがかなりのスピードで走行しつつ、前方の車に対し道を空けるよう要求します。…必ず先導の指示に従って、道路際に車を寄せ、一時停止した上で道を譲ってください。指示に従わない場合や、王族関係車両の走行を妨げた場合は、処罰の対象になる可能性があります。

即座に路肩に寄せて停車、が鉄則。運転しないとしても配車タクシーでこの場面に遭遇する可能性はあるので、運転手の指示にも素直に従いましょう。

飲酒運転は初犯で罰金1万ブルネイドル+禁固2年。ホテル自室で飲酒後の運転はNGです。

緊急時の連絡先(BSBから通報する番号)

  • 警察:993
  • 救急車:991
  • 消防署:995
  • ブルネイ警察本部:2423901(大使館版)/245-9500(外務省版)
  • 在ブルネイ日本国大使館(平日):222-9265
  • 夜間・休館日(領事担当):8735195 または 8740241

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BSBの手口別詳細

ブルネイ全体のシャリーア刑法・アルコール規制・医療事情はブルネイの治安トップに。

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