2025年、モロッコでは大麻約170トン、コカイン約1.1トン、MDMA約160万錠が押収されました。「モロッコといえばハシシ(大麻樹脂)」というイメージが旅行者の間にあって、実際にリーフ山脈地方は世界有数の大麻生産地。観光客に「ハシシいらない?」と声をかけてくる人間はマラケシュにもいます。でも所持した瞬間にあなたは犯罪者です。国別の薬物刑罰は死刑になる国マップで横断確認できます。
Travel Alert 01
海外の無料WiFiには危険が潜んでいる
あなたのアクセス、丸見えです
売人として逮捕された日本人もいる
大使館の「安全の手引き」にはこう書かれています。
麻薬に関する警察当局の取り締まりは非常に厳重です。邦人が、売人として逮捕されたケースもあります
「ちょっと持っていただけ」では済まない。モロッコの法律では、麻薬の製造・運搬・売買・所持・使用に関与した者に重い禁固刑と罰金刑が科されます。
Travel Alert 02
海外の決済で3.5%も搾取されている現実
あなたは知っていますか?
刑務所は1週間で精神が崩壊する
逮捕されるとどうなるか。大使館の記述はかなり踏み込んでいます。
逮捕者は、裁判が行われるまでの間も刑務所に入れられます。刑務所内は衛生環境や治安が劣悪で、1週間程度の入所でも精神的、肉体的に追いつめられることになります
大使館ができるのは家族との連絡支援、弁護士・通訳の情報提供まで。釈放や減刑の要求、大使館員による通訳はできないと明記されています。
運び屋に利用されるリスク
外務省の安全対策基礎データにはもう一つ重要な警告があります。
旅行者が、麻薬の輸送、受渡し、隠蔽に利用される可能性がありますので、たとえ一時的であっても、決して他人の荷物を預かったり、荷物の受渡し役を引き受けたりしないでください
「友達になった」と思っていた現地の人間から「ちょっとこの荷物を持っていて」と頼まれる。中身を確認しないまま預かったら、それが大麻だった――こういうパターンは実際に起きています。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在モロッコ日本国大使館「安全の手引き」の薬物事例を基に構成)
Travel Alert 03
無料クレカの"海外旅行保険の限界"は?
補償額をふやすウラ技も
手口早見表
| 手口 | 場所 | リスク |
|---|---|---|
| 「ハシシいらない?」と声かけ | スーク・広場周辺 | 購入・所持で禁固刑 |
| 「お香」「ハーブ」と偽って販売 | 路地裏・市場 | 大麻と知らずに購入しても同罪 |
| 荷物の一時預かり依頼 | 空港・バスターミナル | 運び屋として逮捕 |
| 親しくなった後に誘う | カフェ・宿泊先 | 「一緒に吸おう」で共犯に |
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?
これだけは覚えておこう
- モロッコの大麻は違法。リーフ地方で栽培されていることと合法であることは全く別の話
- 「ちょっとだけ」「自分用だから」は通用しない。所持量に関係なく逮捕される
- 見知らぬ人の荷物を絶対に預からない
- 宿泊先で他の旅行者から勧められても断る。あなた自身が逮捕対象になる
- 大麻に限らず、コカインやMDMAも大量に流通している国であることを忘れない
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
被害に遭った場合の対応
薬物関連で逮捕された場合、自力での解決はほぼ不可能です。
- 大使館に連絡: (0537) 63-17-82〜85。家族との連絡、弁護士リストの提供を受けられる
- 弁護士を立てる: モロッコの法律に詳しい弁護士が必須。大使館から情報提供を受けること
- 家族に連絡: 拘留が長期化する可能性が高く、家族の支援が必要
繰り返しますが、大使館は「釈放、減刑要求や大使館員による通訳はできません」。最善の対策は、そもそも薬物に一切関わらないこと。
よくある質問
モロッコで大麻は合法じゃないの?
違法です。モロッコはリーフ地方で大麻栽培が盛んですが、所持・使用・売買すべてに重い禁固刑と罰金刑が科されます。2025年には大麻約170トンが押収されています。「合法化された」「観光客は大丈夫」という情報はデマです。
モロッコで逮捕されたらどうなるの?
モロッコの法律で裁かれます。裁判前でも刑務所に入れられ、大使館の手引きは「刑務所内は衛生環境や治安が劣悪で、1週間程度の入所でも精神的、肉体的に追いつめられる」と書いています。大使館は家族との連絡支援や弁護士情報の提供はできますが、釈放や減刑の要求はできません。
他人の荷物を預かるのもダメ?
外務省は「旅行者が、麻薬の輸送、受渡し、隠蔽に利用される可能性があります」と明記しています。一時的であっても他人の荷物を預かったり、荷物の受渡し役を引き受けたりしないでください。知らないうちに運び屋にされるリスクがあります。