Kaigai Risk
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ルサカの治安 モール駐車場強奪とジャンキーズ【2026】

ルサカの治安や危険エリア、犯罪傾向を、外務省と在外公館の情報からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

ルサカはザンビアの首都で人口約280万人、空港・大使館・主要企業の集積地です。標高1,279mの高地で日中は穏やかに見えますが、在ザンビア日本国大使館「滞在安全の手引き」(2025年9月改訂)の犯罪統計を見ると現実は別物。ルサカ州の窃盗は人口100万人当たり2,098件で日本の3倍超、邦人被害は2018年〜2025年3月で61件。住居侵入22件、スリ・置き引き26件、車上荒らし7件と、住居・路上の両方で犯罪が日常化しています。

特に2024年以降の物価高騰で「ジャンキーズ」と呼ばれる若年貧困層の徒党が夜間に強盗を繰り返しており、夜間徒歩は不可、移動は配車アプリ前提が新常態です。

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エリア別の治安と注意点

大使館「安全の手引き」が名指しで「治安が特に悪化する」と書いている地区を中心に整理します。

エリア性格注意点
タウン地域(Town)中心商業地区・市場人混みのスリ・ひったくり多発、群衆ぶつかり詐取
カムワラ地域(Kamwala)市場集中・両替商集積現金狙いの組織犯罪、夜間NG
チボリヤ地域(Chibolya)低所得地区・違法薬物拠点外国人立ち入りNG、ジャンキーズ拠点
カブロンガ地域(Kabulonga)高所得者居住区・モール集積徒歩中の鞄ひったくり・モール内現金強奪が増加
ロングエイカーズ外国人駐在区邦人住居侵入・車両ひったくり実例多数
コンパウンド全般低所得者居住地域群衆が車道を歩行、車での通行も困難
国際空港(KKIA)・鉄道移動拠点2024年は空港で殺人4件・窃盗220件、鉄道で殺人8件・強盗12件

カブロンガはモール(イーストパークモール、アーケーズ、レビーパーク等)が集まる外国人駐在の中心ですが、それでも犯罪が増加している点に注意。タウン・カムワラには徒歩で立ち入らず、配車アプリでショッピングモールに直行→館内のみ歩く、が安全です。

モール駐車場の車上荒らし・現金強奪

カブロンガを含む大型モールでは、駐車場での犯行が定型化しています。手引き2025年9月版から邦人被害事例。

(a)17時頃、ルサカ市内のショッピングモール駐車場に駐車中、鍵をこじ開けられ、後部座席に置いていたバッグから携帯電話・電子手帳を窃取される。

(l)17時頃、邦人がマスメディアの商業施設において車に戻る際、隣の車から男が降りてきて、肩掛けバッグを奪取された。

(p)夕刻、邦人がカブロンガ駐車場で別の車から男が降りて来てたすき掛けバッグを強奪、抵抗して数メートル引きずられ膝に擦り傷。

16時〜19時の夕方時間帯、モール駐車場で犯人は「車に戻る瞬間」を狙うのが共通パターン。車内に貴重品を見せて置かない、車に近づく際に周囲を確認、たすき掛けバッグを路上で構造的に奪われやすいので車から降りた瞬間の警戒を高めるのが基本です。詳しくはルサカのスリ・ひったくりで整理。

信号停止中の助手席侵入強盗

走行中の車そのものも狙われます。

(f)20時頃、邦人がターボムベキ通りで信号停止時、助手席ドアから現地男性が車内に侵入、携帯電話を強奪された。

レンタカー・私有車で運転する場合、信号停止中・渋滞中は助手席ドアを内側からロック必須、夕方以降の単独運転は避け、配車アプリ(Yango・Bolt等)を使うのが安全。アプリだとドライバー情報・車両ナンバー・GPS追跡が記録されます。

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ATMスキミングと尾行強盗

(g)ルサカ市カブロンガのセントロモールABSA銀行ATMでスキミング被害、暗証番号入力ミス通知でクレジットカード利用停止。

銀行やATMから追跡され、強奪されるケースもあります。

ATMはモール内・銀行支店内のものを日中に使う、暗証番号は手で覆う、出金後すぐに路上に出ない(モール内で財布を仕舞ってから移動)が原則。一度に大金を引き出さず、必要分だけにしてカードキャッシングは控えめに。

「ジャンキーズ」と夜間外出

冒頭で触れた「ジャンキーズ」は、組織犯罪ではなく安価な違法薬物で気が大きくなった若年集団で、その場の判断で襲ってくるのが厄介。

当地ではアジア人は裕福である印象が強いことから、強盗殺人や窃盗等の犯罪のターゲットになるケースは珍しくなく、多額の現金を携行及び保管する際には特に注意深く行動する必要があります。

ルサカでアジア人が夜間徒歩するのは事実上不可。移動はホテル経由のタクシー or 配車アプリのみ、宿泊先もカブロンガ・ルサカ郊外の警備員常駐型ホテルを選ぶのが安全です。

ホテル・宿泊施設での侵入窃盗

(q)17時30分頃、邦人がオリンピアの宿泊施設で部屋を30分離れた隙にクローゼットがこじ開けられ、現金約1,000ドル相当・マイナンバーカード・運転免許証・健康保険証・クレジットカード2枚が盗難。

ホテル金庫は「あれば必ず使う」が原則。マイナンバーカード・運転免許証・健康保険証はザンビアで提示する場面はゼロなので、そもそも持ち出さないのが最善です。パスポートはカラーコピーを携帯し、原本はホテル金庫へ。

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タクシーとミニバス --- 配車アプリ推奨

大使館は政府系タクシー(車体部にオレンジ色の線)または配車アプリ利用を推奨。

タクシー乗車後に突然見ず知らずの乗客が乗車し見知らぬところに連れて行かれ、貴重品を奪われた後、女性が強姦被害に遭ったという報告があります。

ルサカでは Yango・Bolt が普及しています。アプリ非対応地域では「乗車前にメモ帳で金額提示・車両ナンバー記録、支払いは下車後に窓越し手渡し」が大使館推奨。

ミニバスは「過度の定員オーバーや整備不良、粗暴な運転、窃盗事件や死亡事故も度々発生」(外務省)で、利用しないのが基本です。

バーでの薬物入り飲料・性犯罪

(j)ルサカ市バーで女性に声をかけられ飲食、タクシー乗車後に女性が同乗、酔いが回り眠りに落ちた所をバッグ強奪、もみ合いで旅券・携帯電話奪取。

声をかけてきた相手と飲食する、相手が「同じ方向だから」と同乗してくる、その後で記憶が飛ぶ --- これは飲料に薬物を混入される強盗の定型で、世界中で同じ手口が報告されています。バーでは初対面の相手から飲み物を受け取らない、目を離した飲み物は飲まない、知らない相手と同乗しない、の3原則を徹底。詳しくはルサカの薬物強盗・性犯罪で。

大使館前不審者集団・偽電話会社員

(d)19時頃、不審者4名がトラック1両で大使館前に乗り付け、警備用ボックスを無断搬出企図。電話会社社員を装う

電力会社員・水道検針員・電話会社社員などを装って侵入する手口が地域共通の特徴。Airbnb・短期宿泊先でも「メンテナンスです」と言ってくる相手に安易にドアを開けないのが基本です。

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政治デモ巻き添え

2025年8月30日、ザンビア大学学生による事前通告のない祝勝デモで投石、当局が催涙弾鎮圧。

2025年9月2日、野党がイスラエル大使館再開抗議デモを警察許可なく外務省(日本大使館の南)前で実施企図。

2026年8月の総選挙までデモ・暴動リスクは継続。日本大使館・外務省・外国大使館エリアでデモが発生しやすく、催涙弾使用時の巻き添えにも注意。SNSでデモ告知が出たエリアには近づかない、ホテルから動かないのが安全策です。

緊急時の連絡先

機関電話番号
在ザンビア日本国大使館(代表)+260-211-251-555
在ザンビア日本国大使館 領事担当官携帯+260-977-771205〜6
警察991
緊急時対応窓口999
消防993
The University Teaching Hospital0955-876164
Fairview Hospital0211-373000
Care for Business Medical Center0211-254398
Coptic Hospital0962-202295
Specialty Emergency Services(リビングストン)0977-740306

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