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ルサカのスリ モール駐車場と信号停止中の車内侵入【2026】

ルサカのスリ・置き引きの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

ルサカでのスリ・ひったくり・住居侵入は邦人被害の8割超を占めます。在ザンビア日本国大使館「滞在安全の手引き」(2025年9月改訂)が公開している2018年〜2025年3月の邦人被害61件のうち、窃盗(スリ・置き引き)26件、住居侵入22件、車上荒らし7件、スキミング4件、住居強盗1件、強盗1件。夕方17時前後のショッピングモール駐車場と路上の肩掛けバッグ強奪が定番で、信号停止中の助手席侵入や住居の鉄格子破壊など、日本では考えにくい手口が日常化しています。

加えて2024年以降の物価高騰で「ジャンキーズ」と呼ばれる若年貧困層の徒党が薬物を摂取して夜間に強盗を繰り返しており、ルサカで夜間徒歩することは事実上不可です。

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邦人被害の内訳と発生時間帯

種別件数比率
窃盗(スリ・置き引き)2643%
住居侵入2236%
車上荒らし711%
スキミング47%
住居強盗12%
強盗12%

事例の時間帯を見ると 17時〜20時の夕方〜夜にかけてが集中しています。買い物帰り・帰宅時間・夕食後の移動が最大のリスクタイム。

モール駐車場の車上荒らし --- 「車に戻る瞬間」

ルサカで最も定型化しているのがショッピングモール駐車場での犯行です。手引きから邦人被害事例。

(a)17時頃、ルサカ市内のショッピングモール駐車場に駐車中、鍵をこじ開けられ、後部座席に置いていたバッグから携帯電話・電子手帳を窃取される。

(l)17時頃、邦人がマスメディアの商業施設において車に戻る際、隣の車から男が降りてきて、肩掛けバッグを奪取された。

(p)夕刻、邦人がカブロンガ駐車場で別の車から男が降りて来てたすき掛けバッグを強奪、抵抗して数メートル引きずられ膝に擦り傷。

(n)13時頃、邦人がロングエイカーズで通り過ぎた車の助手席から男が肩掛け鞄を掴み、約5メートル引きずられ肘に擦り傷。

ポイントは犯人が駐車中の車を観察し、戻ってきたタイミングで犯行に出ること。買い物後に荷物を抱えて車に戻る瞬間は最も油断する時間帯で、肩掛けバッグやたすき掛けバッグは「掴んで引きずれば外せる」と認識されています。

対策は (1) 車に近づく前に周囲確認、(2) バッグは体の前で抱える、(3) 抵抗しない(引きずられて重傷化する事例あり)、(4) 貴重品を車内に放置しない、(5) 高級車・新型車を避ける。

信号停止中の助手席侵入

(f)20時頃、邦人がターボムベキ通りで信号停止時、助手席ドアから現地男性が車内に侵入、携帯電話を強奪された。

ザンビアではドアロックを「閉めていない車」が日常的に存在し、信号停止中にいきなりドアを開けて侵入する手口が成立します。走行中も停止中も全ドアロック・全窓閉めが必須。助手席・後部座席に貴重品を置くと、信号停止時に窓を割られて持ち去られる事例も報告されています。

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ボディバッグ強奪 --- 路上で背後から

(i)19時頃、邦人が徒歩中、後方車両から窃盗犯がボディバッグ奪取、引きずられたが転倒せず無傷。

(ケニヤッタ通り)路上歩行中、後方から接近した車両から犯人がボディバッグを奪取し車で逃走。

ボディバッグ・ショルダーバッグは背後から走行車両の中の犯人が掴んで引きずる手口に弱い。ルサカで徒歩する時間帯はそもそも限定すべきですが、やむを得ず徒歩する場合はクロスボディよりリュック(背中側)か、貴重品はホテルに残してポケットに必要分だけ、が現実的です。

「足を踏んだ」因縁つけスリ

(m)コッパーベルト州キトウェ、路上歩行中、後方男に「足を踏んだ」と因縁つけられ手を掴まれ、後で財布盗難判明。

複数犯のチームプレイで、(1) 一人が因縁つけて手を掴む、(2) 別の犯人が背後から財布を抜く、という古典的な手口。世界各地で同じパターンが報告されており、見知らぬ相手から声をかけられても立ち止まらない・触らせないが基本対応です。

TESTIMONY · 旅行者A

ルサカの市場(カムワラ)を歩いていたら、いきなり知らない男に「お前、俺を押した」と腕を掴まれた。振り払って人通りの多い方向へ走ったあとで気づいたら、リュックの外ポケットのスマホがなくなっていた。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在ザンビア日本国大使館「滞在安全の手引き」邦人被害事例(m)を再構成

住居侵入22件 --- 鉄格子も突破される

邦人被害61件のうち22件(36%)が住居侵入。手引きの事例より。

(b)東部州チパタで勤務中、自宅裏口・グリルドア破壊、寝室棚から現金1,500ZMW・100USD・リュック・洋服窃盗。

(k)邦人が19時帰宅時に居間からノートパソコン消失。裏口窓枠・窓鍵・鉄格子扉鍵が破壊。

(o)午前1時頃、ルサカ市内邦人宅に施錠されていない窓から男が侵入、包丁所持で物色、家人の物音で逃走。

(c)外出中に引き出しの財布から現金約7,000ZMWが抜き取り。鍵を保有していたメイド・大家が容疑。

ザンビアの一般的な外国人住居は外壁+鉄格子扉+警備員+警報装置の要塞仕様が前提。それでも鉄格子扉ごと破壊される事例があり、就寝中の侵入を想定した警報装置・室内施錠・夜間照明が標準です。短期滞在のAirbnbや個人宅に泊まる場合は、ホストの警備体制(24時間警備員・電気フェンス・近隣の治安)を予約前に確認してください。

メイド・ドライバー共犯の事例(c)も典型的で、現金は鍵付き金庫に保管、メイドに鍵の合鍵を渡さない、雇用前に身元確認の徹底が基本です。

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ホテル・宿泊施設での侵入窃盗

(q)17時30分頃、邦人がオリンピアの宿泊施設で部屋を30分離れた隙にクローゼットがこじ開けられ、現金約1,000ドル相当・マイナンバーカード・運転免許証・健康保険証・クレジットカード2枚が盗難。

ホテル金庫が信頼できない場合は、貴重品はフロント預けかセキュリティポーチで携帯。マイナンバーカード・運転免許証・健康保険証はザンビアで提示する場面はゼロなので、そもそも持ち出さないのが安全。安価なホテルほど清掃員のアクセスが緩く、30分の不在でも侵入されることがあります。

ATMスキミング

(g)ルサカ市カブロンガのセントロモールABSA銀行ATMでスキミング被害、暗証番号入力ミス通知でクレジットカード利用停止。

銀行やATMから追跡され、強奪されるケースもあります。

カブロンガのセントロモール ABSA 銀行ATMは過去に実害が出ている拠点。ATMはモール内・銀行支店内のものを日中に使う、暗証番号は手で覆う、出金後すぐに路上に出ない、カードの不正利用通知をオンにしておく、が原則。一度に大金を引き出さず、必要分だけ複数回に分けるのも有効です。

サイドミラー部品盗難

(h)ンゴンベ地区路上駐車で1時間後にサイドミラー鏡部分窃取。

部品盗難はザンビア・南部アフリカ全般で頻発。レンタカー・私有車を路上駐車するなら警備員のいる有料駐車場が必須です。

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17時〜20時を避ける時間設計

事例を時系列で整理すると、夕方17時〜20時が圧倒的に多い。日没(ルサカは18時前後)と帰宅ラッシュが重なり、犯人の数も増える時間帯です。実用的には:

  • モール買い物は午前〜14時に済ませる(夕方の駐車場犯罪を回避)
  • 17時以降は徒歩での移動を停止、配車アプリのみ
  • 20時以降の運転は信号停止中の侵入リスクが上がるので、夜の外食はホテル内 or 配車アプリ送迎で
  • 銀行ATMは13時〜15時頃の人通りが多い時間帯に

周辺国との比較

南部アフリカで同じく住居侵入・路上強盗が頻発する隣国の状況:

南部アフリカ全般に共通して外壁・鉄格子・警備員が標準装備で、それでも侵入される前提の防犯設計が必要です。

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まとめ

ルサカでスリ・ひったくり・住居侵入を回避する基本は (1) 17時以降の徒歩を停止、(2) モール駐車場では車に戻る瞬間を警戒、(3) 走行中も全ドアロック、(4) 住居・宿泊先は警備体制を予約前に確認、(5) ATMは銀行支店内を日中に。アジア人は「裕福」と認識されているため、派手な持ち物・現金携行・夜間徒歩の3つを避けるだけで実害の大半は防げます。

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よくある質問

一番よく狙われるのはどのシーン?

大使館の邦人被害事例から見ると、夕方17時前後のショッピングモール駐車場で「車に戻る瞬間」が定番。事例(a)はモール駐車場で鍵をこじ開けられ後部座席のバッグを盗まれ、事例(l)は車に戻る際に隣車から男が降りてきて肩掛けバッグを奪取、事例(p)はカブロンガ駐車場でたすき掛けバッグを強奪され数メートル引きずられました。買い物後に車に戻る瞬間は最も油断する時間帯で、犯人もここを狙っています。車に近づく前に周囲確認、駐車場では肩掛けバッグを体の前で抱える、貴重品は車内に置きっぱなしにしないが基本です。

信号停止中も狙われると聞いたけど本当?

はい。事例(f)は20時頃、ターボムベキ通りで信号停止時に助手席ドアから現地男性が車内に侵入、携帯電話を強奪されました。レンタカー・私有車で運転する場合、走行中・停止中問わず助手席・後部座席ドアを内側からロック、窓は閉める、助手席に貴重品を置かない、が基本。配車アプリ(Yango・Bolt)を使えばドライバーが慣れているため、こうした手口は経験的に減らせます。

「足を踏んだ」因縁つけスリは本当に起きる?

起きています。事例(m)はコッパーベルト州キトウェの路上歩行中、後方の男に「足を踏んだ」と因縁つけられ手を掴まれ、後で財布盗難が判明。共犯者が手を掴んでいる間に別の犯人が背後から財布を抜く古典的な手口で、キトウェに限らずルサカでも報告されています。歩行中に見知らぬ相手から声をかけられても立ち止まらず、相手に手を触らせない、その場を離れて人通りの多い場所に移動するのが対処法です。

住居侵入が邦人被害の36%って具体的にどんな手口?

大使館「安全の手引き」より、事例(b)は東部州チパタで自宅裏口・グリルドアを破壊され寝室棚から現金1,500ZMW・100USD・リュック・洋服を盗難、事例(k)はロングエイカーズで邦人が19時帰宅時に居間からノートパソコン消失(裏口窓枠・窓鍵・鉄格子扉鍵が破壊)、事例(o)は午前1時頃ルサカ市内邦人宅に施錠されていない窓から男が包丁所持で侵入、家人の物音で逃走。鉄格子扉・窓鍵・施錠の徹底に加え、警備会社契約・警報装置・夜間照明が前提です。短期滞在のAirbnbも、ホストの警備体制(24時間警備員・外壁・電気フェンス)を必ず確認してください。

出典

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