バクーはアゼルバイジャン唯一の観光ハブで、邦人被害もこの街に集中しています。在アゼルバイジャン日本国大使館は地下鉄での所持品検査時の現金抜き取り、睡眠薬を使った強盗、空港のアライバルビザ紙レシート盗難を具体的に名指しで警告。歴史地区のバザール周辺、地下鉄、ヘイダル・アリエフ国際空港に手口が集中しています。アゼルバイジャン全体の治安もあわせて確認してください。
Travel Alert 01
海外の無料WiFiには危険が潜んでいる
あなたのアクセス、丸見えです
バザール・駅・地下鉄でのスリ・置き引き
大使館の安全の手引きが具体的にエリアを書いています。
バザール、駅周辺等の人の多い場所、地下鉄・バスの車内等では、スリ、置き引き、ひったくり等に注意して下さい。
公共乗合バスが多く市内を通行しておりますが、車内でのスリ、置き引きには十分注意する必要があります。
バクーの観光導線で人が多いのはニザミ通り(歩行者天国の繁華街)、地下鉄(28 May駅・Sahil駅・İçərişəhər駅など中心部の駅)、バクー旧市街(イチェリ・シェヘル)周辺のバザール。リュックは前抱え、後ろポケットの財布はNGが基本です。詳しくはバクーのスリ・置き引き対策へ。
地下鉄で「所持品検査」と称した現金抜き取り
これが固有のヒヤリ手口。
地下鉄において所持品検査を受けた際、現金を抜かれる事案が報告されています。現金や貴重品には十分な注意が必要です。
警察か職員を装った人物が「所持品検査」として財布の中身を確認するふりをして、現金だけ抜き取る手口。現金は1か所にまとめず分散して持つ、財布を相手に渡さない(自分で開けて中身を見せる)が対策になります。
睡眠薬入り飲食物の強盗
親切を装って近づいてくる者に注意して下さい。睡眠薬を使用した強盗事件もあるので、不注意に飲食を共にすることのないよう注意して下さい。
これは世界共通の手口ですが、バクーでも事例があります。観光地・ホテルラウンジ・バーで日本語や英語で話しかけてきて意気投合し、飲食を勧められる、というパターン。目を離した飲み物は飲まない、未開封のペットボトル以外は受け取らないが原則。手口の整理はバクーの詐欺・ぼったくり対策で詳しく扱います。
Travel Alert 02
海外の決済で3.5%も搾取されている現実
あなたは知っていますか?
ヘイダル・アリエフ国際空港 --- アライバルビザ紙レシートの盗難
大使館領事情報ページに名指しで警告があります。
ご渡航中、最も重要な「パスポート」、「現金」、「クレジットカード」、「空港でのアライバルビザ(レシート紙で亡失しやすいです!!アライバルビザ取得の方のみ)」など、貴重品の紛失盗難事案が相次いでおります。絶対になくさないよう盗難紛失にくれぐれもご注意ください!!
空港でアライバルビザを取得すると紙のレシートで発行されますが、これが「亡失しやすい」と二重に警告されている。出国時に提示が必要なので、紛失するとそれ自体が面倒。事前にE-VISAを取っておくのが現実的です。
到着ロビーから市内中心部まではBakı Aviakassası のエアポートエクスプレスバス(H1)が定額(2マナト前後)で運行しており、初日からタクシー客引きに掴まらず移動できます。
メーターなしタクシーの料金トラブル
一部のタクシーには料金メーターが導入されています。料金メーターのないタクシーを利用する際は、降車時の料金を巡るトラブルを避けるため、乗車前に運転手と交渉しておくことをおすすめします。
定番ピンクの「ロンドンキャブ」型タクシーはメーター付きですが、それ以外の流しタクシーは要交渉。配車アプリのBoltがバクーで使えるので、観光客はそちらが安心です。
夜間の女性一人歩きはNG
夜間の女性の一人歩きは危険ですので避けるようにしてください。
女性は歩きながらタバコを吸っていると路上売春と見なされる可能性があるので注意が必要です。
バクー旧市街や海岸沿い(バクー・ブールヴァール)の夜景は美しく、観光ハイライトの一つですが、夜は単独行動を避けるのが大使館の指示。
Travel Alert 03
無料クレカの"海外旅行保険の限界"は?
補償額をふやすウラ技も
ホテルでの貴重品管理
チェックイン、チェックアウト時は、荷物に対する注意が散漫になりやすいので、荷物は目の届く範囲に必ず置くなどの注意が必要です。
外出するときはホテルの部屋に貴重品を放置しないようにしましょう。
来訪者があった場合、覗き穴やチェーンロックを活用して相手を確認し、ホテルの従業員でも不用意に入室させないようにしましょう。
「ホテルの従業員でも」と書かれているのは過去事例があるからで、用件のないノックには必ず確認を。室内のセーフティボックスがあれば使い、なければフロント預け。パスポートと現金は別々の場所に保管してください。
警察職務質問とパスポート常時携行
警察官に求められた場合に、直ちに提示できるように、パスポートまたはその写し、あるいはアゼルバイジャンのID等の身分証明書を常時携行してください。身分を証明できず、警察署に連行された事例もあります。
ホテルにパスポートを預けて出かける場合は、写真ページのコピーを必ず携行。スマホで撮影した写真でも初動は通せます。本物紛失時の対処はアゼルバイジャン全体記事とパスポート紛失時の手続き(最寄り警察で証明書取得 → 大使館で旅券再発給または帰国のための渡航書)を確認してください。
写真撮影 --- 国境付近・軍施設・地下鉄駅
国境付近、軍関連施設の写真撮影は禁止されています。政府機関の建物や地下鉄駅構内ついても、写真撮影が可能か否か念のため確認することをおすすめします。
地下鉄構内の写真は要注意。バクー地下鉄は冷戦期の旧ソ連様式で観光客にも人気ですが、警備員に止められる例があります。ホームでの撮影は控えるのが無難。
人物撮影もジェンダー面の配慮が必要です。
人物を撮影する場合には、事前に承諾を得ることをおすすめします。特に女性にカメラを向ける場合には、あらかじめ承諾を得ないとトラブルに巻き込まれる可能性があります。
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?
観光エリアの整理
バクー観光の中心は4エリア。
- イチェリ・シェヘル(旧市街) --- 世界遺産。バザール周辺はスリ多発、深夜は静まり返るので深夜の単独行動は避ける
- ニザミ通り --- 歩行者天国の繁華街。スリの一般的注意エリア
- バクー・ブールヴァール(カスピ海沿岸) --- 海風が気持ちよいプロムナード、夜間の単独歩行は避ける
- フレイム・タワーズ周辺 --- 高層ビル群、夜景スポット。ここまで歩くなら必ずアプリ呼び出しタクシーで
旧市街の入り組んだ路地で夜に道に迷うと、酔客や物乞いに絡まれる例があります。日没後は配車アプリで宿に戻るのが安全です。
医療機関 --- バクー私立病院
外国人がよく使うのは以下の総合病院。
- Bona Dea International Hospital --- 私立総合病院。24時間救急、海外転院搬送対応、英語通じる、カード可
- Central Clinic Hospital --- 私立総合病院。24時間救急、英語比較的通じる、海外転院搬送対応、カード可
- International SOS Clinic Baku --- 会員制診療所。重症対応は不向きだが英語が非常に良く通じる
- Caspian International Hospital --- 私立総合病院。日本研修経験のある日本語堪能な小児科医が勤務
空港内にはMedical Point(24時間常駐の診療所)があるので、フライト前後の体調不良はそちらへ。
緊急時の連絡先
| 機関 | 電話番号 |
|---|---|
| 消防署 | 101 |
| 警察署 | 102 |
| 救急車 | 103 |
| 在アゼルバイジャン日本国大使館 | (+994 12) 490-7818 / 7819 |
| 大使館 閉館時間帯 緊急連絡先 | (+994 50) 222-8063 |
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
通信の備え
地下鉄や石油博物館エリアではフリーWi-Fiもありますが、緊急通報・配車アプリ・通訳アプリの動作には現地SIMかeSIMが安心です。選び方は海外eSIM比較を参照してください。
この都市のトラブル別ガイド
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