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バクーのスリ 所持品検査で現金抜取り・バザール密着【2026】

バクーのスリ・置き引きの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

バクーでの邦人被害の中心はスリ・置き引き・ひったくりです。在アゼルバイジャン日本国大使館の手引きはバザール・駅周辺・地下鉄・バス車内を被害多発エリアとして名指しし、さらに「所持品検査」を装った現金抜き取り空港アライバルビザ紙レシートの盗難という固有手口を警告しています。出発前に手口を頭に入れてから動いてください。

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バザール・駅周辺・地下鉄・バス --- 4つの危険ゾーン

大使館の安全の手引きが具体的に書いています。

バザール、駅周辺等の人の多い場所、地下鉄・バスの車内等では、スリ、置き引き、ひったくり等に注意して下さい。

公共乗合バスが多く市内を通行しておりますが、車内でのスリ、置き引きには十分注意する必要があります。

バクーで観光客が必ず通るルートと完全に重なります。旧市街(イチェリ・シェヘル)のバザールニザミ通り地下鉄の主要駅(28 May・Sahil・İçərişəhər・Nizamiなど)、市内バス。リュックは前抱え、後ろポケットに財布を入れない、が基本です。隣国エレバンでも乗り合いバス内のズボン切り裂き型スリが日本人被害として記録されており、コーカサスの公共交通は密着型の手口が共通します。

TESTIMONY · 旅行者A
バクー旧市街のバザールで土産を見ていたら、後ろから何度もぶつかられて、気づいたらリュックのファスナーが半分開いていました。すぐ確認したので何も取られていませんでしたが、明らかに連携した動きでした。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省 安全対策基礎データ(アゼルバイジャン)バザール・地下鉄でのスリ事例を基に構成

「所持品検査」と称した現金抜き取り --- バクー固有

これが他国にあまりない手口。

地下鉄において所持品検査を受けた際、現金を抜かれる事案が報告されています。現金や貴重品には十分な注意が必要です。

ポイントは警察や駅職員を装った人物が「テロ対策の所持品検査」と称して財布や鞄の中を確認するふりをして、現金だけ抜き取るパターン。対策は3つ。

  • 財布を相手に渡さない。自分で開けて中身を見せる
  • 現金を1か所にまとめない。日々使う分とまとまった額を別ポケットや別バッグに分ける
  • 本物の警察官か疑わしい場合は身分証明書の提示を求める。手引きは「警察官等の場合でも、身分証明書の提示を求め、確実に身分等を確認しましょう」と書いている

不当な扱いを受けた場合の一文も大使館手引きにあります。

外出中、警察官により不当逮捕・連行されるという状況が起きた場合には、警察官に対し、「自分には直ちに日本大使館へ通報する権利がある」と告げ、日本大使館に連絡して下さい。

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ヘイダル・アリエフ国際空港 --- アライバルビザ紙レシート盗難

大使館領事情報ページに名指しで警告があります。

ご渡航中、最も重要な「パスポート」、「現金」、「クレジットカード」、「空港でのアライバルビザ(レシート紙で亡失しやすいです!!アライバルビザ取得の方のみ)」など、貴重品の紛失盗難事案が相次いでおります。絶対になくさないよう盗難紛失にくれぐれもご注意ください!!

「!!」が二度連続で付いている時点で、相当深刻な頻度で起きていると読めます。空港アライバルビザは紙のレシートで発行されるため、財布から落としやすく、また到着直後でカバンの中が混雑しているタイミングで紛失しやすい。

対策は事前にE-VISA(電子査証)を取得しておくこと。

  • E-VISA申請: https://evisa.gov.az/en/
  • 一次有効・有効期間30日
  • スマホのPDFで提示可能(紙のレシートを持ち歩く必要がない)

紙レシートでアライバルビザを取った場合は、パスポートと一緒にホテルのセーフティボックスに保管するのが鉄則です。

ホテル室内の置き引き・侵入

外出するときはホテルの部屋に貴重品を放置しないようにしましょう。

部屋に入る際にも周囲に注意を払い、不審者がいないことを確認した後に入室しましょう。

来訪者があった場合、覗き穴やチェーンロックを活用して相手を確認し、ホテルの従業員でも不用意に入室させないようにしましょう。

「ホテルの従業員でも」と明記されているのは、清掃スタッフを装った侵入や、内部関係者による窃盗の事例があるからです。対策は3つ。

  • セーフティボックスを使う。現金・パスポート・カードを分散保管
  • ドアのチェーンロックを必ずかける。寝るとき・部屋にいるときも
  • 覗き穴で確認してからドアを開ける。ノックに即応せず、必ず確認

ひったくり・路上での荷物盗難

過去の邦人被害事例が大使館手引きに記録されています。

過去には自転車の盗難、わいせつ行為、ひったくり、同居人による窃盗などの被害が発生しておりますので十分注意してください。

「自転車の盗難」が冒頭に挙がるのが特徴的で、ホテル前に自転車を停めて目を離した隙の事例が示唆されます。観光地でのレンタル自転車利用時は屋内駐輪を確認すること。

「ひったくり」については大使館手引きに具体的な対策があります。

強盗に遭遇した場合、絶対に抵抗せず、両手を挙げて無抵抗の意志を示します。あわてて現金等を渡そうと服やポケットに手を入れると、犯罪者は、武器を取り出そうとしていると誤解し、かえって危険ですので、落ち着いてゆっくり行動することが重要です。

抵抗しないが大使館の指示。命の方が大事です。

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レストラン・カフェでの置き引き

レストランでの食事中においても、バック等の手荷物は目の届く範囲に置きましょう。

椅子の背もたれにバッグをかける、足元に置いたまま離席する、テーブルにスマホを置きっぱなしにする、はバクーでも危険。バッグはいすの上の自分側、または膝の上に置くのが基本です。

邦人被害の典型 --- 同居人盗

過去には(中略)同居人による窃盗などの被害が発生しております

「同居人盗」も明記されているのが特徴。シェアハウス・ゲストハウスの相部屋で他の宿泊客が貴重品を持ち逃げするパターンが想定されます。長期滞在者・バックパッカーは特に注意。貴重品はロッカー利用 or 常時携行を徹底してください。

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防犯の三原則 --- 大使館の明示的指示

大使館手引きには「安全のための三原則」が明記されています。

安全のための三原則とは、「目立たない」、「行動を予知されない」、「用心を怠らない」です。

必要以上に華美な服装、装飾品を身につけること、現地であまり見かけないような目立つ車に乗ること、公共の場(レストラン・バーなど)での支払いに際し、財布の中身が見えてしまうような方法で現金を取り出したり、大声で話したりすることは、目立つばかりでなく、犯罪者に狙われる原因にもなります。

要点は3つ。

  • 派手なブランド品・大きな現金は出さない(小銭入れと別財布で対応)
  • 同じルートを毎日繰り返さない(観光なら自然にバラけるが、ビジネス渡航者は要注意)
  • 滞在中盤に油断しない(数日経つと注意が緩む、というのが手引きの指摘)

被害に遭ったら

  1. 怪我があれば最優先で病院(救急車103、またはバクー記事の主要病院
  2. 警察(102)に届出 --- 旅券再発給に必要な「紛失届」を出す
  3. 大使館に連絡 --- (+994 12) 490-7818、閉館時間帯は (+994 50) 222-8063
  4. クレジットカード会社に停止連絡 --- VISA: +1-443-641-2004 / Master: +1-636-722-7111 / JCB: +81-422-40-8122
  5. 海外旅行保険会社に連絡 --- 携行品保険の請求には警察発行の証明書が必要

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通信の備え

緊急時にスマホが使えないと連絡もカード停止もできません。現地SIMかeSIMの準備は海外eSIM比較で。盗難対策グッズは防犯ポーチ・スキミング防止財布のおすすめも参照してください。

アゼルバイジャン全体の治安と保険の話バクーの治安まとめもあわせてどうぞ。

よくある質問

バクーでスリが多い場所は?

在アゼルバイジャン日本国大使館の手引きはバザール・駅周辺・地下鉄・バス車内を名指ししています。観光客が集中するのは旧市街(イチェリ・シェヘル)周辺のバザール、ニザミ通り、バクー地下鉄の中心駅(28 May・Sahil・İçərişəhərなど)です。

「所持品検査」と称した手口とは?

大使館手引きに「地下鉄において所持品検査を受けた際、現金を抜かれる事案が報告されています」と明記されています。警察や職員を装って財布の中身を確認するふりをして現金を抜き取る手口で、財布を相手に渡さず自分で開けて見せるのが対策です。

空港でアライバルビザの紙レシートを失くしたらどうなる?

大使館領事情報ページが「レシート紙で亡失しやすい」と二重に警告しているとおり、出国時に提示が必要なため紛失すると面倒です。事前にE-VISA(電子査証)を取得しておくのが現実的。失くした場合は出国前に空港の入管カウンターで再発行を相談してください。

邦人被害の具体例は?

大使館手引きに「過去には自転車の盗難、わいせつ行為、ひったくり、同居人による窃盗などの被害が発生しております」と明記されています。日本人旅行者が比較的少ないため統計上の被害は稀ですが、油断しないでください。

ホテルの部屋でも盗難はある?

大使館手引きは「外出するときはホテルの部屋に貴重品を放置しないようにしましょう」「ホテルの従業員でも不用意に入室させないようにしましょう」と警告しています。セーフティボックスを使い、現金とパスポートは分散して保管してください。

出典

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