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プラハのスリ カレル橋と地下鉄の刃物切り裂き【2026】

プラハのスリ・置き引きの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.26 KAIGAI-RISK

プラハで日本人が遭う犯罪の大部分はスリと置き引きです。在チェコ日本大使館は「チェコではプラハ市内を中心に、毎年、多くの日本人が犯罪被害に遭っています。日本人旅行者の被害の大部分は、観光スポットや地下鉄でスリ・置引きに遭うものです」と明記。発生エリアと手口は驚くほど具体的に書かれていて、要するに何も対策しないで観光4大スポットを歩くと財布が消える、と思っておいたほうがいい。プラハ全体の治安も合わせてどうぞ。

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多発エリア --- プラハ城・カレル橋・旧市街広場・ヴァーツラフ広場

プラハ市内では、観光地周辺(プラハ城、カレル橋、旧市街広場、ヴァーツラフ広場)や地下鉄、トラムなどの公共交通機関内で被害が多く発生しています。

つまり観光客が必ず立ち寄る場所すべて。それぞれの典型シーンを挙げると:

  • プラハ城: 衛兵交代式や聖ヴィート大聖堂前で人だかりになる瞬間に、後ろからリュックを開けられる
  • カレル橋: 渡橋中の人混みでぶつかられた拍子にカバンの底を切られる、橋の出入口(旧市街橋塔・マラー・ストラナ橋塔付近)で立ち止まったところを狙われる
  • 旧市街広場: 天文時計の毎正時のショー前後、人がぎゅっと固まる瞬間にスリ多発
  • ヴァーツラフ広場: 国立博物館側からムーステク方面に下る目抜き通り全体が常時警戒エリア

手口の基本構造 --- 注意をそらす役と盗む役

最も多い被害例は、観光地区の路上、観光施設、土産物店、地下鉄、トラム、バス等において、カバンのチャックを気づかないうちに開けられ、貴重品を奪われるものです。刃物でカバンの側面を切られる事件も見られます。

複数人で役割分担し、犯人の一部が親切な素振りで話しかけたり、混雑した場所で進路を阻むなどして被害者の注意をそらした隙に、仲間の犯人が犯行に及ぶこともあります。

外務省も同じ構造を、別の表現で書いています。

犯行の手口は、スリ集団の一人が親切な素振りで話しかけたり、携帯電話を見せたりして注意をそらし、仲間の犯人が犯行に及ぶというものです。

ポイントは「単独犯ではない」「役割分担している」こと。話しかけられた瞬間、注意がそれている=盗まれている瞬間と思って間違いない。

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地下鉄A/B/C線・トラム --- 乗降時が最も危ない

地下鉄、トラム、バスでは、スリ集団が乗車時に背後から押し込んだり、車内で取り囲んだり、降車時に扉を開けなかったりと、意図的に混雑や混乱した状況を作り出した上で犯行に及んでいます。

降車時にわざと扉を塞いで混雑を作る」のは特徴的な手口。降りようとしてもたつく数秒に背後から手が入ります。乗り換え駅(ムーステク・ムゼウム・フローレンツ)や観光客の多いトラム22番(プラハ城方面)は警戒度を上げておきたい。

対策の基本:

  • ズボンの後ろポケットに財布を入れない
  • リュックは前掛け、ファスナーは体側
  • 体がぶつかる密度になったら、必ず手をカバンの上に
  • スマホは胸元か内ポケット、外ポケットに突っ込まない
TESTIMONY · 旅行者A
地下鉄ムーステク駅で乗り換える時、後ろから押されてバランスを崩した瞬間にリュックの口が開いて財布だけ抜かれていました。気付いたのは10分後です。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省 安全対策基礎データ(チェコ)

長距離列車・プラハ本駅 --- 「荷物を上げてくれる」人物に警戒

最も多い被害例は、長距離列車またはバス内での置き引きです。網棚等の目が届かない場所に荷物を置いている間に荷物を持ち去られたり、貴重品だけを抜き取られたりしています。

長距離列車やバス内では、貴重品が入っている荷物を網棚に置かない。『荷物を網棚にのせてあげる』などと親切に話しかけてくる外国人に警戒する。

大使館は手口を補足しています。

同様に多い被害例は、長距離列車内での置き引きです。これは、被害者が座席に着く際、親切を装って話しかけてきた犯人らに注意をそらされ、荷物を持ち去られるものです。

犯人の一人が大きな荷物を棚に上げるのを親切に手伝うふりをしたり、窓の外からノックしたりして注意を引きつけ、その瞬間に仲間の犯人が座席上のカバン等を奪っています。

被害は、観光地の飲食店、長距離列車が発着するプラハ本駅などで多く発生しています。

ウィーン・ブダペスト・ベルリン・ドレスデンへの国際列車はプラハ本駅(hlavní nádraží)が起点。「荷物を上げましょうか?」「窓の外からノック」は明確なシグナル。本物の親切な人もいるが、現地ソースが「警戒対象」と名指している以上、貴重品入りリュックは膝の上か網棚から見える側に。

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飲食店・ホテルの置き引き

飲食店等で椅子の背もたれに掛けていたカバンや、座席の上や足下に置いていた荷物を持ち去られる事案も発生しています。

最も多い被害例は、飲食店で、椅子の背もたれに掛けていたカバンや座席の上に置いていた荷物を持ち去られるものです。

カバンは、常に手元や体から離さないようにして、飲食店内でも足下に置かない。

「椅子の背もたれにかける」「足元に置く」が共通のNGパターン。膝の上、または椅子と自分の間が一番安全です。

ホテル客室の侵入 --- 旧事例だが警戒は必要

2015年ごろに集中していたパターン。

邦人グループ旅行者が、宿泊中のホテル(プラハ6区Suchdol所在)客室内で、現金や貴金属を盗まれる被害に遭いました。グループ旅行者がホテル内レストランにて食事中、何者かが隣家の屋根を伝って客室窓を打ち破り、複数の客室内に侵入した模様です。

邦人旅行者が、宿泊中のホテル(プラハ市内)客室内に置いていた財布を盗まれる被害に遭いました。就寝中に、何者かがオートロック式客室扉を開けて侵入した模様です。

邦人旅行者が、宿泊中のホテル(プラハ市内)客室内に置いていたバッグ(パスポート及び現金在中)を盗まれる被害に遭いました。オートロック式客室扉の鍵を閉めていたにもかかわらず、何者かが客室内に侵入した模様です。

ホステルでも「就寝中、枕元に置いたバッグを盗まれる」事例が報告されています。

  • パスポート・現金・貴重品は客室金庫
  • ホステルは鍵付きロッカーを必ず利用
  • 低層階・隣家から手が届く客室は警戒
  • ドアチェーンを必ずかける(オートロックを過信しない)

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対策まとめ

  1. リュックは前掛け、ファスナーは体側。観光4エリアと地下鉄では常時
  2. 後ろポケットに財布を入れない。地下鉄・トラム乗降時の典型被害ルート
  3. 「親切に話しかけてくる外国人」は警戒対象と外務省も明記
  4. 長距離列車では「荷物を上げましょうか」を断る
  5. 飲食店ではバッグを膝の上か椅子と自分の間。背もたれと足元はNG
  6. ホテルではパスポート・現金を金庫、ドアチェーン必須、ホステルは鍵付きロッカー

被害に遭ったときの動き方

  1. 警察に届け出る: EU共通112、チェコ警察158。プラハ1区ならムーステク警察署(Jungmannovo nam.9、地下鉄Mustek駅、974-851-750)が観光地に最も近い
  2. 被害届の受理証明書(Police report)を必ずもらう: 保険請求とパスポート再発行に必要
  3. パスポートを盗まれたら大使館へ: 在チェコ日本国大使館 +420-257-533-546(Maltezske nam.6, Praha 1)。帰国のための渡航書または新パスポートを申請
  4. クレジットカード・キャッシュカードは即停止: 日本のカード会社の海外緊急デスクに連絡
  5. 保険会社に連絡: 携行品損害の請求には警察の受理証明書が必須

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緊急時の連絡先

機関電話番号
EU共通緊急番号112
警察158
救急155
在チェコ日本国大使館+420-257-533-546
ムーステク警察署974-851-750

よくある質問

プラハで一番スリに遭いやすい場所は?

大使館「安全情報」が名指ししているのはプラハ城・カレル橋・旧市街広場・ヴァーツラフ広場の4大観光スポット、それに地下鉄・トラム・バスの車内です。長距離列車が発着するプラハ本駅、観光地の飲食店、ホテルのロビーも置き引きのホットスポットです。

グループ犯行の典型パターンは?

1人が親切な素振りで話しかけたり混雑した場所で進路を阻んで注意をそらし、別の仲間が背後からカバンに手を入れる分業型が定番です。地下鉄では乗車時に背後から押し込む、降車時にわざと扉を塞ぐなど混雑を意図的に作り出す手口が大使館サイトで明記されています。

リュックは前掛けじゃないとダメ?

観光4大スポットと地下鉄ではほぼ必須と考えてください。大使館は「刃物でカバンの側面を切られる事件も見られます」と書いており、背中側のリュックは底や側面を切られて気付かないうちに財布を抜かれるパターンがあります。前掛けにしてファスナーを体側に向けるのが基本です。

長距離列車の置き引き対策は?

「『荷物を網棚にのせてあげる』と親切に話しかけてくる外国人に警戒する」が外務省の明文化された対策です。荷物を上げてくれる人物に注意がそれた瞬間に座席上のカバンが奪われる手口が大使館サイトで報告されています。貴重品が入った荷物は網棚に置かない、足下のカバンも視界から外さないのが鉄則です。

ホテル客室への侵入もある?

2015年に集中して報告された旧事例ですが、オートロック式扉でも侵入された例、隣家の屋根伝いに窓を割られた例が大使館サイトに残っています。パスポート・現金・貴重品は客室金庫に入れる、ホステルでは鍵付きロッカーを使うのが基本です。

被害に遭ったらまず何をする?

警察(158、EU共通112)に届け出て被害届の受理証明書をもらいます。パスポート被害は在チェコ日本国大使館(+420-257-533-546)に連絡し帰国のための渡航書か新パスポートを申請。クレジットカードは日本のカード会社に即停止連絡。プラハ1区ムーステク駅近くのムーステク警察署(974-851-750)が観光地に最も近い警察署です。

出典

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