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トビリシのスリ 物乞い未成年集団と旧市街3スポット【2026】

トビリシのスリ・置き引きの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

トビリシでの日本人被害の中心がスリ・置き引き・ひったくりです。在ジョージア日本国大使館の手引きは旧市街3地点(ルスタヴェリ通り・シオニ大聖堂・メイダン広場)を名指しし、物乞い未成年集団のスリ・地下鉄リュック抜き取り・ホステル相部屋窃盗・夜間若者集団による恐喝まで具体的な被害例を記録しています。出発前にここだけ読んでおいてください。

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物乞いの未成年集団 --- 旧市街3スポットで稼働

外務省の安全対策基礎データに具体的な発生地点が書かれています。

観光客が多く集まる場所において、白昼堂々と子供の物乞いが複数で観光客に声をかけ、油断した隙に鞄やポケットの中の財布等を抜き取られることがあります。このような被害は、ショタ・ルスタヴェリ通り(Shota Rustaveli Avenue)沿い、旧市街地区のシオニ大聖堂(Sioni Cathedral)付近、メイダン広場(Meidan Square)付近等で発生しています。

知らない人にいきなり声をかけられた場合は、立ち止まることなく、気づかないふりをして速やかにその場を離れてください。

子どもだから何とかなる、と思った瞬間に標的になります。立ち止まらないが一番効く対策。声をかけてきた子の手元ではなく、後ろや横にいる別の子の手の動きを警戒してください。

また、店内で飲食していても、物乞いがしつこく寄ってくることもあります。無視しても物乞いに絡まれる場合は店員や他の客に助けを求めてください。

レストラン内まで入ってくるパターンもあります。店員に助けを求めるのが正解。

TESTIMONY · 旅行者A
ルスタヴェリ通りで子どもに地図を見せられて道案内を頼まれている間に、別の子に後ろのリュックを開けられて財布を抜かれていました。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省 安全対策基礎データ(ジョージア)物乞い集団のスリ事例を基に構成

路上ひったくり --- マルジャニシヴィリ・ルスタヴェリ・旧市街

外国人旅行客を狙ったひったくりや路上強盗が増加しており、特にひと気の少ない路地や夜間に被害が多く見られます。中には、斜めがけにしていたカバンを引っ張られて転倒したり、カバンを奪われまいと抵抗して負傷を負ってしまうケースもあります。…このような被害は、マルジャニシヴィリ(Marjanishvili)地区、ルスタヴェリ通り(Shota Rustaveli Avenue)、旧市街地区といった繁華街で発生しています。

斜めがけのバッグは紐を引っ張られて転倒する例があります。身体に巻き付けるストラップは逆に危険、という発想を持っておくこと。バッグは前抱えに切り替えるのが安全です。

大使館も対策を明記しています。

鞄などは前に抱えて持つ、努めて明るい道や人通りの多い道を選ぶ、一人での行動を避けるなどの対策のほか、万が一被害にあった場合は、犯人が凶器を持っていることを念頭に、無理に抵抗しないようにしてください。

刃物を持っている可能性が前提。抵抗しないが大使館の指示です。

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地下鉄・スーパーでの抜き取り

大使館の被害例には日常生活シーンも記録されています。

地下鉄内で背負っていたリュックサックの中から財布、パスポートを抜き取られた スーパーで買い物中、バッグの中から紙幣在中の袋を抜き取られた

トビリシ地下鉄は2路線で観光に便利な反面、車内が混む時間帯は無防備な背中側が危ない。スーパーでも商品を見ているときにバッグが体の後ろに回っている状態は同じこと。

対策はシンプル。

  • リュックは前抱えで乗車
  • 大金を分散しない(紙幣を全部1つの袋に入れない)
  • 財布は身につけて、バッグの一番奥に入れる

ホステル・ホテル室内の窃盗

安価なホステルにおいて、外出した隙に同部屋に宿泊していた外国人や従業員に現金やノートパソコン等を盗まれる事件や、たまたま知り合った外国人を部屋に招き入れ、いきなり殴打されて現金を奪われる事件が発生しています。

大使館手引きの被害例。

外出中、ホテルの客室内に侵入され財布を盗まれた シェアハウスで仲良くなった他の宿泊客に所持金を持ち逃げされた

安宿の鍵をチェックイン時に確認するのが基本。鍵が壊れていたら部屋を変えてもらう、フロントが対応しなければ宿を変える。これだけで被害は大きく下がります。

部屋の鍵が壊れていたり、防犯カメラが設置されていないなど、セキュリティ面に不安のある宿泊先は使わない、貴重品は部屋に残さず持ち歩くなどの対策の他、たまたま知り合った人など素性の分からない他人を部屋に決して入れないように注意してください。

夜間の若者集団による恐喝・暴行

飲食店内や地下鉄駅構内において若者数人に囲まれ金銭を脅し取られそうになった事例もあります。 飲食店の裏で若者数人に囲まれ金を出すよう要求された

夜間に飲食店から出た直後、トイレ通路、地下鉄駅構内が要警戒地点。複数人に囲まれた場合の正解は抵抗せず金を渡す。命と引き換えにできる金額には限度があります。

ホテルへの帰路は夜間タクシーアプリの利用が安全。流しのタクシーは別の問題(後述)があります。

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ネックレス・首掛けストラップに注意

大使館手引きの屋外防犯対策。

特に繁華街や市場、駅周辺などの人の多い場所では、スリ、置き引き、ひったくりなどに注意する。 トートバッグなど口が開いたバッグやズボンの後ろポケットに貴重品は入れない。

「目立つアクセサリーは身につけない」「カメラ・スマホは首から下げない(ストラップを引きちぎられる)」が基本。撮影スポットに着いたら取り出す→撮る→しまうの3秒で完結させる、地面に置かない、を徹底してください。

ATMでの現金引き出し --- 屋外型は使わない

銀行のATMなどで現金を引き出す場合は、暗証番号や現金を他人に見られないようにし(日本のATMのように目隠しがある場所は少ない)、一度に多額の現金を引き出さない。歩道など屋外に設置されたATMは使用しない。

ショッピングモール内・ホテル内・銀行店内のATMを使う、深夜帯は避ける、引き出した後すぐに財布を出さない、が大使館の指示です。

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手口早見表

手口多発場所対策
物乞い未成年集団のスリルスタヴェリ通り、シオニ大聖堂、メイダン広場立ち止まらない、店内では店員に助けを求める
路上ひったくりマルジャニシヴィリ・ルスタヴェリ・旧市街の路地バッグは前抱え、抵抗しない
地下鉄リュック抜き取りトビリシ地下鉄車内リュックは前抱え
スーパーでの紙幣抜き取りスーパーマーケット店内紙幣を分散、バッグの奥に
ホステル相部屋窃盗安宿のドミトリー鍵を確認、貴重品を持ち歩く
客室強盗ホテルの自室に他人を入れる素性不明の人物を部屋に入れない
夜間若者集団の恐喝飲食店裏、地下鉄駅構内抵抗せず金品を渡す
ATM狙い屋外設置ATM屋内ATMを使う、深夜帯を避ける

やられたらどうする

  1. 警察に通報(112) --- 被害届を出して受理証明書をもらう。短期旅行者は出廷が条件で諦めざるを得ないケースもありますが、保険金請求には警察の盗難証明書が必須です
  2. クレジットカードを即停止 --- カード会社の緊急連絡先に電話。番号はスマホメモに控えておく
  3. パスポート紛失は在ジョージア日本国大使館(+995-32-275-2111)。帰国のための渡航書を申請
  4. ケガがあれば24時間救急(Mediclub Georgia / American Hospital Tbilisi)。診断書は保険金請求書類

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出発前にやっておくこと

  • リュックは前抱えを習慣化 --- 観光地・地下鉄・スーパーすべてで
  • 目立つアクセサリーは外す --- ネックレス・首掛けストラップは標的
  • 貴重品を分散 --- カード/現金/パスポートを別の場所に
  • 安宿の鍵をチェックイン時に確認 --- 壊れていたら部屋・宿を変える
  • 海外旅行保険に加入 --- 2026年1月から提示が入国時の必須要件。詳しくはヨーロッパの海外旅行保険

よくある質問

トビリシでスリが一番多い場所は?

外務省と在ジョージア日本大使館が名指ししているのは、ショタ・ルスタヴェリ通り、旧市街のシオニ大聖堂周辺、メイダン広場周辺の3エリアです。さらにルスタヴェリ駅、ギオルギ・アフヴレディアニ通り、マルジャニシヴィリ駅も大使館手引きで「観光客が多い場所周辺で特に注意」と書かれています。

物乞いの子どもにはどう対応すべき?

大使館の指示は「立ち止まることなく、気づかないふりをして速やかにその場を離れる」です。複数で取り囲まれる手口で、立ち止まった瞬間にバッグやポケットの財布を抜き取られます。子どもだから油断するな、というのが大使館の明示的な警告です。

地下鉄でリュックを背負っていたら危ない?

大使館被害例には「地下鉄内で背負っていたリュックサックの中から財布、パスポートを抜き取られた」が明記されています。リュックは前抱えが基本。観光中だけでなく、移動中も同じです。

ホステルの相部屋は安全?

大使館は「外出した隙に同部屋に宿泊していた外国人や従業員に現金やノートパソコン等を盗まれる」事案を報告しています。安宿でドアの鍵が壊れている、防犯カメラがない、不特定多数が出入りする部屋は使わない、貴重品は部屋に残さず持ち歩くのが対策です。

夜間に5人組に囲まれて金を要求されたら?

大使館の被害例には「飲食店の裏で若者数人に囲まれ金を出すよう要求された」事例があります。抵抗してケガをした例もあるため、命と身体の安全を最優先で金品を渡してください。事後に警察(112)と日本大使館に届け出ます。

出典

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