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ブラチスラバの詐欺 偽警官の財布検査と罰金水増し【2026】

ブラチスラバの詐欺・ぼったくりの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

ブラチスラバの詐欺・ぼったくりは、派手な観光地特有の手口というよりは、警察官を装った財布検査本物の警察官による罰金水増しが二大トピック。どちらも外務省と大使館がはっきり名指しで警告している手口です。中欧周遊でオーストリアハンガリーとまとめて回る人は、ほぼ同じ手口が共通するので備えはセットでOK。

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偽警察官の「財布検査」 --- 中欧で共通の定番手口

外務省の安全対策基礎データに、はっきりこう書かれています。

警察官から職務質問された場合には、ニセ警察官でないか注意するとともに、特に現金入りの財布等の提示を求められた際は警戒する。

中欧の偽警官手口は典型パターンが決まっていて、こう動きます。

  1. サクラ役の観光客(道に迷ったふりをした共犯)が話しかけてくる
  2. その直後に「警察官」を名乗る人物が現れて「麻薬捜査」「偽札捜査」と称して所持品検査を要求
  3. サクラが素直にパスポートと財布を差し出すので、つられて自分も出してしまう
  4. 「警察官」が調べるふりをして、財布から現金やクレジットカードを抜き取る

派生形では、カード番号と暗証番号をその場で聞き出してくるケース、カード読み取り端末でスキミングするケースもあります。

本物の警察が路上で財布の中身を検査することはない。これだけ覚えておけば防げます。職務質問されたとしても、財布の提示を求められたら「大使館に確認します」と言ってその場を離れる、近くの警察署や交番、ホテルのフロントまで一緒に来てもらうよう求めるのが安全です。

TESTIMONY · 旅行者A
中央広場の近くで観光客風の人に道を聞かれて、すぐに警察官と名乗る人が来て「ID確認」と言われました。サクラの方が財布を出していたので不審に思って、大使館に電話すると言ったらすっと去っていきました。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省 安全対策基礎データ(スロバキア)偽警察官の手口を基に構成

本物の警察官による罰金水増し請求

意外と知られていないのが、本物の警察官による不正な罰金請求。C2-handbookは交通違反取り締まり時の注意としてこう書いています。

交通違反を犯した場合は罰金を科せられますが、警察官によっては、外国人に対し必要以上の罰金を要求する場合がある模様です。もしそのおそれがあると判断される場合には、罰金を支払う際に領収書を受け取り、担当警察官のID番号を控えておくことも一案です。

外務省も同様の警告を出していて、

外国人に対して必要以上の罰金を要求する不良警察官(通常であればその場で罰金と引き替えに手交されるはずの納付書を手交しない者、金額が言い値で二転三転する者等)に遭遇した場合には、罰金を支払う際に必ず領収書を受け取り、当該警察官のID番号を控えてください。

判断基準は明確で、

  • 納付書(領収書)を渡さない → 怪しい
  • 金額が言い値で二転三転する → 確実に怪しい

この2点に当てはまったら、領収書とID番号を要求して記録を残します。後日、警察本部や上部組織に苦情を入れる材料になります。

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高速道路ヴィニェタ未購入の罰金

スロバキアでレンタカーを使う人が引っかかりがちなのが、ヴィニェタ(高速道路使用券)の事前購入義務

スロバキアの高速道路を使用する場合は、事前に、ガソリンスタンド、郵便局、インターネット等で高速道路利用許可申請手続きを行う必要があります。

購入はeznamka.sk(公式サイト)かガソリンスタンド・郵便局で。未購入で高速道路を走ると罰金で、これは詐欺ではなく正規の罰則です。レンタカーを借りるときは、貸し出し時にヴィニェタ込みかどうかを必ず確認しておきましょう。

冬季(11月〜4月頃)は積雪・凍結時のスノータイヤ装着が義務。山間部でスキーに行くならタイヤチェーン持参も推奨されています。

ATMスキミング --- 銀行店舗内のATMを使う

C2-handbookは具体的にスキミングの記載はありませんが、暗証番号入力時の注意を強調しています。

クレジットカード及びキャッシュカード利用時に暗証番号を入力する際は、盗み見られないよう周囲に気を配り、片方の手で隠して入力する。

中欧全般で路上設置のATMにはスキミング装置が仕掛けられるリスクがあるので、可能な限り銀行の建物内のATMを使うのが鉄則。建物内ならカメラ・行員の目があるので装置の取り付けが難しくなります。

クレジットカードを使うなら、キャッシュレス決済(タッチ決済・IC決済)を優先。現金引き出しは必要最小限に抑えるのが安全。

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滞在3日以内の届け出義務 --- ホテル泊以外は罰金リスク

ぼったくりではないけれど、知らないと罰金になるルールがもうひとつ。

観光等を目的として無査証で短期滞在する場合でも、外国人は法令上、週末及び祝日を除いて入国後3日以内に所轄の外国人警察署に滞在開始日、場所及び予定期間について届け出ることとされています。

ホテルに泊まる場合は宿側が代行してくれるので問題なし。Airbnbや友人宅に泊まる場合は自分で届け出ないと罰金の可能性があります。短期旅行で個人宅に泊まる予定がある人は要注意。

ホテル領収書はスロバキア国外まで保持

これも見落としがちなポイント。

ホテルに宿泊した際には、宿泊した事実を証する領収書等を必ず受け取った上、スロバキア国外に出るまで所持してください。

出国時に滞在証明を求められる可能性があるので、ホテル領収書は捨てずに国外に出るまで保持。シェンゲン圏内で複数国を周遊する人は特に意識しておきましょう。

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手口早見表

手口場所対策
偽警察官の財布検査旧市街・中央広場・観光地路上大使館に電話と告げて離脱、財布を出さない
本物警察の罰金水増し道路上領収書とID番号を必ず控える
ヴィニェタ未購入罰金高速道路走行前にeznamka.skか郵便局で購入
ATMスキミング路上ATM銀行店舗内のATMを使う
滞在届け出忘れの罰金Airbnb・個人宅入国後3日以内に外国人警察署へ届出

やられたらどうする

  1. 警察(112)に通報して被害届を提出。盗難・紛失証明書類を発行してもらう
  2. クレジットカードを即停止 --- 偽警官にカードや暗証番号を渡してしまった場合は、24時間以内の不正利用が想定される。1分でも早くカード会社へ電話
  3. パスポートを失った場合は在スロバキア日本国大使館(+421-2-5980-0100)へ。24時間電話応答
  4. 不良警察官による不正請求は、警察本部や上部組織への苦情を検討。領収書とID番号があれば動ける
  5. ブラチスラバの都市ページに英語病院・大使館連絡先をまとめています

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出発前にやっておくこと

  • 「警察」を名乗る人物に財布を渡さない: 路上での所持品検査は本物の警察ではしない。サクラが財布を出していても無視
  • クレジットカードの緊急連絡先をスマホに控える: 偽警官に渡してしまった瞬間に必要になる
  • 路上ATMは使わない: 銀行店舗内のATMで現金を下ろす。暗証番号は片手で隠して入力
  • レンタカーならヴィニェタを確認: 貸し出し時に高速道路使用券込みかチェック
  • 個人宅泊なら3日以内に外国人警察署へ届出: ホテル泊なら不要、Airbnbや友人宅は自分で
  • 海外旅行保険に加入: 盗難の携行品損害補償と弁護士費用特約があると安心。ヨーロッパの海外旅行保険で備えを

よくある質問

偽警察官の手口とは?

中欧で共通する手口で、サクラ役の観光客が道を尋ねた直後に「警察官」を名乗る人物が現れて所持品検査を要求します。サクラが財布を出すので、つられて自分も出すと、調べるふりをして現金やカードを抜き取られます。本物の警察が路上で財布の中身を検査することはありません。

本物の警察に罰金を請求されたら?

大使館「安全の手引き」によれば、外国人に対し必要以上の罰金を要求する不良警察官の事例が確認されています。罰金を支払う際は必ず領収書を受け取り、担当警察官のID番号を控えること。後日、警察本部や上部組織に苦情を入れる材料になります。

高速道路の罰金とは?

スロバキアの高速道路はヴィニェタ(高速道路使用券)の事前購入が必須で、ガソリンスタンド・郵便局・ネット(eznamka.sk)で購入します。未購入で走行すると罰金。レンタカーで利用予定の人は要確認です。

ATMでの注意点は?

路上設置のATMはスキミング装置を仕掛けられる可能性があります。銀行の建物内にあるATMを使うのが無難。暗証番号入力時は片手で隠して入力し、周囲を確認すること。クレジットカードの暗証番号は絶対に他人に教えないでください。

詐欺被害に遭ったら?

まず警察(112)に通報し、被害届を提出して盗難証明書類を発行してもらいます。クレジットカード被害は日本のカード会社へ即連絡して停止。パスポート被害なら在スロバキア日本国大使館(+421-2-5980-0100、24時間応答)へ。

出典

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