サンパウロでは「車の中だから安全」が通用しません。在サンパウロ総領事館の邦人被害事例集には、タクシー乗車中の拳銃強盗、信号待ちの窓ガラス割り、空港帰りの尾行強盗がずらりと並んでいます。車両乗車中の強盗被害の多くは信号や渋滞で車が停車しているときに発生しています。窓割り強盗はリマの信号待ちでも定番手口で、停車中は中南米共通の最重要警戒シーン。
Travel Alert 01
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渋滞中のオートバイ拳銃強盗 — 車を囲まれて銃口を向けられる
最も典型的な手口。タクシーやUberに乗車中、渋滞で停車した瞬間にオートバイが横付けし、拳銃を窓越しに突きつけてカバンや携帯を要求してきます。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在サンパウロ総領事館「邦人被害事例集」2024年3月版)
デリバリーバッグを背負ったバイク配達員を装って接近し、運転手のこめかみに拳銃を突きつけて乗客全員の持ち物を奪う手口も記録されています。
車両乗車中の強盗被害の多くは、信号や渋滞等で車両が停車している時に発生します。
在サンパウロ総領事館の手引きがそう明記している通り、停車中がもっとも危険な瞬間。信号で先頭に並ばないよう速度を調節するだけでもリスクが変わります。
Travel Alert 02
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窓ガラスを割ってスマホを強奪 — 交差点・合流地点が危険
信号待ちや合流地点で、いきなり助手席側の窓ガラスを割り、カーナビとして使用中のスマートフォンやハンドバッグを奪う手口。窓ガラスの破片で負傷する被害者もいます。
窓ガラスに飛散防止フィルムを貼る等の対策を行う。防弾ガラスが理想的。
総領事館はここまで踏み込んだ対策を推奨しています。
投石・パンクで停車させて襲う
走行中の車に投石してパンクさせ、停車したところを車上狙いする手口も邦人被害事例集に載っています。「異音やパンクに気づいても慌てて止まらず、安全な場所に停車させる」ことが対策です。
Travel Alert 03
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空港~市内の帰宅が最も危険な時間帯
空港から市内への移動中、グアルーリョス空港からドゥットラ街道に出たところで渋滞中にオートバイ二人組に高級腕時計を強奪される、コンゴーニャス空港からの帰りにタクシーの渋滞中に拳銃を突きつけられる、自宅アパート前でスーツケースを降ろした瞬間に強盗される。
犯人は空港で高級品を身につけた人を物色して尾行するため、空港専用タクシーは塗装で一目でわかり狙われやすいという問題も。在サンパウロ総領事館は「出発ラウンジ(2階)から乗車し、乗り換え客を装う」「自宅アパートの駐車場まで直接入る」を推奨しています。
手口早見表
| 手口 | 発生場所 | 時間帯 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| オートバイ拳銃強盗 | 渋滞の交差点 | 夕方以降多い | 複数台で取り囲む |
| 窓ガラス割り強奪 | 交差点・合流地点 | 終日 | スマホやカバン狙い |
| 投石パンク→車上狙い | 幹線道路 | 終日 | 停車させてから物色 |
| 空港尾行強盗 | 空港~市内の幹線 | 終日 | 高級品を物色して追跡 |
| タクシー乗降時強盗 | アパート前・レストラン前 | 夜間多い | 降車の瞬間を狙う |
Travel Alert 04
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車に乗るときの防犯対策
乗車中
- 窓は必ず閉め、ドアロックを確認
- 荷物はトランクか足元の見えない場所に。座席上に置かない
- 停車時間を最小限にする。徐行距離を長くとって信号待ちを短くする
- 十分な車間距離を空けて停車する。「もし、あの車を襲ったら動き出すかもしれない」と思わせることが大事
- 夜間は速度を調節して信号で先頭にならないようにする
乗降時
- 乗車前にタクシーやUberを建物内から呼び、到着を確認してから外に出る
- 降車時は小銭を用意しておき、停車後速やかに降りる
- 自宅アパートでは管理人に連絡して駐車場まで直接入る
追突・パンクされたら
- 慌てて車を降りない
- 安全な場所(ガソリンスタンド、警察署など)まで移動してから対処
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
交通マナー — 日本の常識は通用しない
外務省は交通事情をこう記しています。
交通マナーは全般に極めて悪く、人身事故が頻発しています。
具体的には以下が日常的です。
- 急な割り込み・幅寄せ
- 夜間・早朝の信号無視
- オートバイが車間を縫うように走行
- 飲酒運転車両が多い
- 陥没箇所・車両減速帯(ロンバーダ)が至る所にある
- スコールで道路が冠水し、陥没が見えなくなる
なお、日本の国際運転免許証はブラジルでは使えません。条約が異なるためです。レンタカーを考えている人は事前に確認しておこう。
よくある質問
サンパウロでUberは安全?
タクシーより配車アプリ(Uber/99)のほうが信頼度は高いとされていますが、渋滞中の車を外から襲う強盗には無力です。乗車中も窓を閉め切り、ドアロックを確認。荷物は車外から見えないところに置いてください。
サンパウロで車に乗っているとき最も危険な瞬間は?
信号や渋滞で停車しているとき、そして乗降時です。在サンパウロ総領事館は「停車時間を可能な限り短くする」「十分な車間距離を空けて停車する」を具体策として挙げています。
サンパウロの交通マナーはどんな感じ?
外務省は「交通マナーは全般に極めて悪く、人身事故が頻発」と明記。急な割り込み、夜間の信号無視、オートバイの車間すり抜け、飲酒運転が日常的です。歩行者も信号無視が多いため、青信号でも安全確認が必要です。