サンホセでレンタカーを借りる人と、両替・ATMを使う人が必ず知っておくべきトラブルがあります。コスタリカ固有の「タイヤパンク盗」、無許可両替所、停車中の窓割り強盗。在コスタリカ日本国大使館「安全の手引き」(令和7年度版)と外務省「安全対策基礎データ」の警告を整理します。
Travel Alert 01
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タイヤパンク盗 --- コスタリカの代名詞手口
外務省の記述をそのまま引きます。
信号や渋滞などで停車中の車の窓ガラスを割り、車内の荷物を奪う手口や、鋭利な刃物でタイヤをパンクさせ、タイヤ交換を手伝う振りをして物を盗む「タイヤパンク盗」による被害が発生しています。
「タイヤパンク盗」は2段構えの詐欺。
- 信号待ち・駐車場・渋滞中などに、犯人グループが鋭利な刃物でタイヤをパンクさせる
- 走行を始めて空気が抜けると、別のグループが「タイヤがパンクしてますよ、手伝いますよ」と親切なふりで近づく
- 親切なふりの一人が気を引いている間に、別の仲間が車内・後部座席のバッグやスーツケースを盗む
サンホセ郊外、特に空港高速道路(フアン・サンタマリア空港〜サンホセ間)や、観光地から首都に戻る高速道路で報告されています。レンタカーで観光した帰り、空港に向かう途中、というのが定番のシチュエーション。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省「コスタリカ 安全対策基礎データ」と在コスタリカ大使館『安全の手引き』に記載されたタイヤパンク盗の典型手口を体験談形式で再構成)
タイヤパンク盗への対策
- 親切なふりの第三者に車を絶対に任せない
- 可能なら、パンク状態のままでも近くのガソリンスタンド・警察署・大型商業施設まで走る(タイヤがダメになっても命と荷物のほうが大事)
- 車内・後部座席に目立つバッグ・スーツケース・カメラを置かない(運転中もトランクに)
- レンタカー会社のロードサービス番号を出発前に控えておく
- 配車アプリで応援を呼ぶ選択肢を持っておく
- 見知らぬ人を絶対に車内に入れない
「親切に応えるのは命の危険があるとき」と割り切って動くしかない手口です。
信号待ちの窓割り強盗
タイヤパンクの前段階で、信号待ちで車の窓を割って車内の荷物を奪う手口も同様に発生しています。
信号や渋滞などで停車中の車の窓ガラスを割り、車内の荷物を奪う手口(外務省 安全対策基礎データ)
大使館「安全の手引き」も警告。
車両乗車後は、速やかに全てのドアをロックする。 窓は極力開けないように努める。(路上の物売りにも注意する) 走行中も荷物を助手席の足下に置くなど工夫する。
サンホセ市内・郊外問わず、信号で停車したらドアロック・窓は閉めっぱなし、助手席の上にバッグを置かない、というのが基本です。助手席の足下が大使館推奨の置き場所。
Travel Alert 02
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無許可両替所 --- 偽札・持ち逃げ
サンホセ中心街には魅力的なレートを掲げた両替所があります。安全の手引きの警告は明確。
サンホセ市中心街には無許可の交換所がありますが、違法行為である上、偽札を掴まされたり、お金を持ち逃げされるなどの被害に遭うケースがあるので、絶対に利用しないでください。
両替はホテル・銀行・正規両替店でのみ。コスタリカは観光客向けに米ドルが広く流通するため、ATMで現地通貨(コスタリカ・コロン)と米ドルどちらも引き出せます。日本円→コロンの直接両替はほぼ不可能なので、米ドル現金を持っていくか、現地ATMで米ドル・コロンを引き出すのが現実的です。
ATM強盗 --- 引き出し直後を狙う
大使館の警告。
銀行やATMで現金を引出した後、強盗に遭うケースもあるため、一度に多額の現金を引出さない。また、引出した後はすぐに車や配車アプリを利用し徒歩での移動を避ける等、注意が必要。
ATMで多額の現金を引き出している瞬間が、犯人にはガラス越しに丸見えです。1回の引き出しは少額に分ける、ATMから出たらすぐに配車アプリで移動、徒歩でホテルに戻らないこと。銀行店舗内・ショッピングモール内のATMは比較的安全ですが、路上設置のATMは避けるのが安全側です。
Travel Alert 03
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通関での白い粉末・違法薬物検査
コスタリカは麻薬の中継地点で、税関検査が中米でも特に厳格です。
コスタリカは麻薬の主要な中継地点とされているため通関の検査は厳しく、医薬品の持ち込みは制限されています。特殊な食料品および医薬品については、係官に説明できなければ没収される場合があるので、スペイン語(もしくは英語)の説明文や処方箋を準備しておくことをおすすめします。 一般に違法薬物と間違われやすい白い粉末状のものは所持しない方が良いでしょう。常備薬などで必要な場合は、スペイン語(もしくは英語)の説明文を準備しておくことをおすすめします。
プロテイン・サプリ・漢方・粉薬など白い粉末状のものは要注意。処方薬は処方箋(できれば英文)を一緒に持ち、税関で開封検査されても説明できる状態にしておくこと。運び屋に仕立てられて麻薬を持たされる事例も中南米全域で報告されているので、見知らぬ人から「これを持って国境を越えてくれたら謝礼を払う」と頼まれても絶対に応じない。
入国時の出国便チェック
コスタリカは中米において入国管理および通関手続きの厳しい国と言われています。観光や短期出張で入国する際でも出国用の航空券や国際バス切符などを所持していないと、入国を拒否されることがあります。
片道航空券だけで入国しようとすると拒否される可能性があります。復路または次の国への航空券・国際バス切符を印刷で持参し、入国審査で求められたらすぐ出せるようにしておくこと。
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
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観光地での詐欺・ぼったくり
観光ツアーの飛び込み販売、土産物店での価格詐欺、レストランの過剰請求などは中南米共通の小トラブル。観光地での主な防衛策は次のとおりです。
- 値段は注文前・購入前に必ず明示してもらう
- クレジットカード決済の額面をその場で確認(一桁多く打たれる事例あり)
- チップは10%程度を目安に、別途請求されている場合は二重払いしない
- 「日本人だから安くしておく」のセールストークは大半が逆
手口早見表
| 手口 | 場所・状況 | 特徴 |
|---|---|---|
| タイヤパンク盗 | サンホセ郊外・空港高速道路 | 刃物でタイヤを切る→親切のふりで車内荷物を盗む |
| 窓割り強盗 | 信号待ち・渋滞中 | 助手席のバッグを瞬時に強奪 |
| 無許可両替所 | サンホセ中心街 | 偽札・持ち逃げ |
| ATM強盗 | 銀行・路上ATM | 引き出し直後を狙う |
| 麻薬運び屋勧誘 | バックパッカー宿・空港 | 「謝礼で持ってくれ」の依頼に応じると刑務所行き |
| 観光ツアー詐欺 | サンホセ市内・観光地 | 値段が後出し、サービス内容が違う |
Travel Alert 05
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準備はできていますか?
防犯対策まとめ
- レンタカーは信号待ちでドアロック・窓閉め・荷物は助手席足下
- タイヤがパンクしたら親切な第三者に任せず、安全な場所まで走る
- 両替はホテル・銀行・正規両替店、無許可所は絶対NG
- ATMは1回少額・引き出し直後は配車アプリで移動
- 白い粉末(プロテイン等)は処方箋・説明文を英文で持参
- 片道航空券で入国しない、出国便を印刷で持参
- 見知らぬ人の「荷物を運んで」は薬物運び屋勧誘の可能性、絶対に断る
被害に遭った場合の届出手順、緊急連絡先はサンホセの治安に。スリ・置き引き対策はサンホセのスリ・置き引き・ひったくり、配車アプリ前提のタクシー手口はサンホセのタクシー・交通トラブルへ。
よくある質問
タイヤパンク盗とは?
信号待ち・渋滞中の車に近づき、鋭利な刃物でタイヤをパンクさせて、その後「タイヤがパンクしてますよ。手伝いますよ」と親切なふりで気を引いている隙に、別の仲間が車内のバッグや後部座席のスーツケースを盗む手口(外務省「安全対策基礎データ」)。コスタリカ固有のメジャー手口で、サンホセ郊外〜空港高速道路でよく報告されています。
タイヤパンク盗に遭ったらどうする?
親切なふりの第三者に車を任せず、ガソリンスタンドや警察署のあるところまでパンク状態のまま走るのが安全側。携帯で配車アプリの応援を呼ぶ、レンタカー会社のロードサービスを呼ぶ、を優先し、見知らぬ人に車内に入らせないこと。
両替はどこですればいい?
大使館は「サンホセ市中心街には無許可の交換所がありますが、違法行為である上、偽札を掴まされたり、お金を持ち逃げされるなどの被害に遭うケースがあるので、絶対に利用しないでください」と明言。ホテル・銀行・正規両替店のみ利用してください。日本円→コスタリカ・コロンの直接両替はほぼ不可能なので、米ドル経由が現実的です。
クレジットカードのスキミングはある?
中南米全体でカード情報のスキミングは継続的に報告されています。ATMは銀行店舗内・ショッピングモール内のものを使い、路上設置のものは避ける、暗証番号入力時は手で覆う、明細はこまめに確認する、が基本です。タクシーのカード払いで一桁多く決済される手口も中南米で報告されています。
ATM強盗はある?
大使館は「銀行やATMで現金を引出した後、強盗に遭うケースもあるため、一度に多額の現金を引出さない。また、引出した後はすぐに車や配車アプリを利用し徒歩での移動を避ける」と警告。引き出し額は小分けにし、ATMから出たらすぐに移動が鉄則です。