ジャマイカに鉄道はなく、移動はバスかタクシーになります。バスは「車内で強盗やスリ等が発生することがあり、おすすめできません」(外務省)と公式に言われているレベル。実質はタクシー一択ですが、これも選び方を間違えると犯罪の入口になります。キングストンで日本人が遭ったタクシー絡みの事件をまとめました。
Travel Alert 01
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営業許可タクシーは「赤色ナンバー」
外務省の「ジャマイカ 安全対策基礎データ」より。
ジャマイカ国内で営業許可を取得しているタクシーは、赤色のナンバーを付けており、料金メーターはなく、値段は運転手との交渉になります。
メーター制ではなく交渉制。乗車前に必ず料金を確認し、行き先と金額を運転手と合意してから出発するのが基本。ただし赤色ナンバーであることだけでは安全とは言えない点に注意。営業許可があっても運転手個人が犯罪に関わるケースはあります。
推奨されるタクシー2種
外務省が推奨しているのは2タイプだけ。
旅行者は、ホテルや旅行会社があっせんしたチャータータクシーを利用することをおすすめします。一例として、ジャマイカ政府観光局(JTB)からライセンスを取得しているタクシー(JTBのステッカーあり)は比較的信頼性が高いと言えます。
- ホテル・旅行会社手配のチャータータクシー: 一日チャーターや空港送迎で。価格は高め
- JTB(ジャマイカ政府観光局)ライセンス車: フロントガラスや車体にJTBステッカーが貼ってある
街中で手を上げて止める「流しのタクシー」は、ステッカーなし・赤色ナンバーなし・無認可営業の白タクが混在しているので、観光客は使わないのが鉄則です。
Travel Alert 02
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流しタクシー・白タクの強盗事例
相乗りタクシーや、流しのタクシーを利用した場合、現地ジャマイカ人であっても犯罪に巻き込まれることがあるほか、無謀な運転をするドライバーも多いため旅行者の皆様にはおすすめできません。過去には、白タクに乗った日本人観光客が強盗に遭った事件も発生していますので、タクシーの選定には十分注意してください。
外務省の文言。現地ジャマイカ人ですら巻き込まれると書いてある。観光客が白タクで安全に行ける可能性は限りなく低いと考えてください。
降車直後の囲み攻撃
タクシーの選び方を間違えると、目的地までは無事に着いても降りた瞬間に襲われることがあります。
観光中の日本人男性2人が、タクシーでホテルに到着し、タクシーを降車した直後に数名の男に囲まれ、暴行を受けた後、所持品を奪取された。
出張中の男性2人が、早朝の暗い時間帯に、タクシーを降車した瞬間に数名の男女に囲まれ所持品を奪取された。
ドライバーが情報を流しているのか、たまたま狙われたのかは分かりませんが、降車場所を選ぶ重要性が分かる事例です。対策。
- ホテルのエントランス内まで車両を入れてもらう(警備員のいる場所で降車)
- 早朝・深夜の到着便は避け、明るい時間帯の移動を優先
- 降車前に周囲を確認し、複数人が車に近づいてきたら降りない
- 荷物の取り出しは素早く、現金やスマホは見せない
「日本語が話せる現地人」が誘うタクシー
キングストンの詐欺・ぼったくりでも触れていますが、タクシー絡みでは日本語が話せる現地人の誘いが要警戒です。
観光中の日本人男性2人が、日本語を話す現地男性の誘いでタクシーに乗車したところ、ニセ警官にいわれなき麻薬所持で逮捕され、見逃す代わりとして、多額の現金を脅し取られた。
外務省の事例。日本語ができるだけで信用してついていくと、運転手・誘った男・ニセ警官の連携プレーで現金を脅し取られます。日本語ができる=親切ではなく観光客を狙うために学んだ可能性を疑ってください。
Travel Alert 03
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わざと事故を起こす手口
大使館の「安全の手引き」が警告している、もう一つの注意パターン。
わざと交通事故を起こして、こちらが降車したところを狙って車や金品を強奪するという事案もありますので、直ぐに降車せず周囲の状況をよく確認してから対応するようにして下さい。
レンタカーで運転中、軽い接触事故を起こされて、車から降りたところで囲まれて強奪。日本の感覚では「事故ったらすぐ降りて確認」ですが、ジャマイカではドアロックしたまま窓越しに対応、不審者が複数近づいてきたら警察(119)を呼ぶ。これが基本です。
警察官のワイロ要求
レンタカーを運転していると、警察官に止められて違反でなくてもワイロを要求されることがあります。詳しくはキングストンの詐欺・ぼったくりで扱っていますが、対処は “Give me a ticket” できっぱり断ること。
Travel Alert 04
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公共交通機関 --- バスは凶悪犯罪リスクで非推奨
ジャマイカに鉄道はなく、移動はバスかタクシーとなります。バスは街中を巡回するバスと、長距離バス(モンテゴベイ等北部海岸の観光地とキングストンを結ぶバス)があります。バスは安価ですが、車内で強盗やスリ等が発生することがあり、おすすめできません。
長距離バスでモンテゴベイに行きたくなる気持ちはわかりますが、安全面で外務省が推奨していない手段。ホテルが手配する送迎車(4〜5時間、$150〜$300程度)か、空港間の国内線(モンテゴベイ・サングスター国際空港)を使うのが現実的です。
予防策 --- 出発前と現地で
出発前
- ホテル予約時に空港送迎をオプションで申し込む
- レンタカーは原則使わない(道路事情・治安・ワイロ要求の三重苦)
- 海外旅行保険(携行品補償)に加入
現地で
- タクシーは必ずホテル経由かJTBステッカー車を使用
- 流しのタクシーは絶対に止めない
- 日本語で話しかけてくる現地人のタクシー誘いには乗らない
- 降車はホテルエントランス内など警備員のいる場所で
- 早朝・深夜の移動は避け、明るい時間帯に
- レンタカー中の接触事故は、ドアロックして窓越しに対応
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
被害に遭ったら
- 安全な場所(ホテル・大型施設)に避難
- 警察に通報(119)し、最寄り警察署で被害届
- 保険会社の海外緊急サービスに連絡
- クレジットカードを盗られていたらすぐ利用停止
- 大使館(876-929-3338)に連絡(特にパスポート紛失時)
よくある質問
ジャマイカで安全なタクシーは?
外務省は「ホテルや旅行会社があっせんしたチャータータクシー」と「ジャマイカ政府観光局(JTB)からライセンスを取得しているタクシー(JTBのステッカーあり)」を推奨。営業許可のあるタクシーは赤色ナンバーで識別できますが、それだけでは信頼性は不十分です。
流しタクシーや相乗りタクシーは?
絶対に使わないこと。「相乗りタクシーや、流しのタクシーを利用した場合、現地ジャマイカ人であっても犯罪に巻き込まれることがある」(外務省)。過去には白タクに乗った日本人観光客が強盗に遭った事件も発生しています。
わざと事故を起こされたら?
大使館の「安全の手引き」が警告しているパターン。「わざと交通事故を起こして、こちらが降車したところを狙って車や金品を強奪するという事案」があります。事故っぽい接触があっても、すぐに降車せず周囲をよく確認。複数の不審者が近づいてきたらドアロックして警察を呼ぶ。