ウルグアイ全土で窃盗107,845件・強盗17,480件(2024年)。そのうちモンテビデオ県だけで窃盗54,754件・強盗14,071件と、全国の半分〜8割が首都に集中しています。「比較的安全な国」と言われていても、首都の中心部を歩く時間帯では話が変わります。日本人の被害事例を大使館がまとまった件数公表しているのも特徴です。
Travel Alert 01
海外の無料WiFiには危険が潜んでいる
あなたのアクセス、丸見えです
旧市街(シウダ・ビエハ)の観光客被害 --- 複数人でもやられる
旧市街シウダ・ビエハは歴史的建築物・ライブハウス・アサード店が並ぶ観光地ですが、大使館はこう書いています。
歴史的建築物、ライブハウスやアサード(薪で焼き上げた肉料理)店が建ち並び、観光地の一つにもなっていますが、観光客を狙ったひったくりやスリが多発しています。特に夜間は人通りがほとんどなくなり、街灯が少なく暗い通りも多いため、ひとり歩きは避けてください。また、複数人で歩いていてもひったくり被害等の犯罪に遭った事例が報告されています。
「複数人で歩いていても被害」とわざわざ書くのは、グループ旅行でも油断できない、という意味。日本人の事例も大使館サイトにそのまま掲載されています。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省「ウルグアイ 安全対策基礎データ」)
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省「ウルグアイ 安全対策基礎データ」)
カラスコ国際空港 --- ケチャップ手口の到着初日リスク
昼頃、カラスコ国際空港においてケチャップ等を衣服につけられ、汚れを落としている間に床に置いていたカバンを盗まれた(同様の事案はバスターミナルでも発生)。
南米共通の古典的手口。誰かが「服が汚れてますよ」と親切に教えてくれて、汚れを拭いている間にカバンが消える。空港・バスターミナル・市内のカフェなど、荷物を床に置く瞬間が狙われ目です。
対策はシンプル。
- 空港では荷物を絶対に床から離さない。足元に置く時も足の間に挟む
- 服に何かをかけられても相手にせず速やかにその場を離れる(C2-handbookの予防策原文)
- カバンはたすき掛け、留め金付き、ファスナー二重
Travel Alert 02
海外の決済で3.5%も搾取されている現実
あなたは知っていますか?
バイク2人組のひったくり
ノーヘルメットの2人乗りバイクが横を通り過ぎ様にバッグをひったくる手口。大使館の防犯項目にも明記されています。
ノーヘルメットの2人乗りバイクに注意する。(ひったくりのおそれ)
ひったくり犯に狙われやすい携帯電話は、路上で使用しない。
日本人の被害例も。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省「ウルグアイ 安全対策基礎データ」)
C2-handbook の予防策原文はこう。
○夜間の一人歩きは避ける。 ○昼間でも人通りの少ない道路の歩行は避ける。 ○カバン等を持つ時は、肩から掛けて脇にしっかり抱えるか、たすき掛けする。 ○高価なものを身に着けたり、持ち歩かない。 ○歩行の際はできる限り車道から離れて歩く。 ○車と同一方向に歩行する場合は、特に後方から接近する車やオートバイに注意する。
最後の「車と同一方向に歩く時は後方の車・バイクに注意」は南米全般のひったくり対策。ウルグアイでも同じです。
信号待ちの車上狙い・助手席ドア
レンタカーやUBER利用中の信号待ちが狙われます。
日本人女性が一人で車を運転中、信号待ちで停車した際にバイクに乗った二人組が近付き、うち一人がカバンを置いていた助手席側のドアを開けようとした。
路上に駐車していたところ、車の窓ガラスが割られ、車内に置いていた荷物を奪われた。
対策:
- 走行中・停車中ともドアロックを徹底
- 助手席・後部座席にカバンを置かない(見えるだけで狙われる)
- C2-handbook 原文: 「道路に駐車車両の監視員(クイダコチェ)がいるが、信用しない」「路上駐車は極力避ける」
Travel Alert 03
無料クレカの"海外旅行保険の限界"は?
補償額をふやすウラ技も
バスターミナル・観光地での声かけ手口
深夜、バスから降りた日本人女性に二人組の男女が接近し、女に話しかけられて被害者が気をとられた隙に、男にバッグを奪われた。
旅行者が物乞いの少年からお金を要求され、断って立ち去ろうとしたところ、ハンドバッグをひったくられた。
声をかけてくるパターンは中南米共通。「気をとられた隙」が狙いなので、知らない人に話しかけられたらバッグを抑えながら距離を取るが鉄則。
手口早見表
| 場所・状況 | 手口 | 対策 |
|---|---|---|
| 旧市街シウダ・ビエハ | ひったくり・複数人襲撃 | 昼間でもメインストリート以外回避 |
| カラスコ空港・バスターミナル | ケチャップ手口・床置き盗難 | 荷物を床から離さない |
| 路上 | バイク2人組ひったくり | たすき掛け・車道側を避ける |
| 信号待ち車内 | 助手席ドア開け・窓割り | ドアロック・荷物を見せない |
| 駐車中 | クイダコチェ装い | 路上駐車を避ける |
| バス到着時 | 声かけ・気をそらす | 単独行動避ける、バッグを抑える |
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?
南米地域の参考: 盗難の保険金事例
ウルグアイ単独の保険会社事例は公表されていませんが、南米地域の参考として、隣国アルゼンチンとも共通の都市犯罪リスクのなかで、ペルー・リマでは盗難被害で30万円の保険金支払いが出ています(損保ジャパン off!)。盗難の補償は保険会社・プランによって上限が異なるので、出発前に携行品損害特約の上限を確認しておこう。
出発前にできること
- パスポートと現金は分散: セキュリティポーチに入れて衣服の下、財布には1日分だけ
- パスポートのコピーを別の場所に保管(スマホの写真でも可)
- 空港・バスターミナルでは荷物を体から離さない
- 旧市街・セロ周辺は夜間立ち入らない、昼間も単独行動を避ける
- 携帯電話は路上で使わない(大使館防犯項目13番)
- 海外旅行保険の携行品特約を確認
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
被害に遭ったら
- 警察 911 で通報、最寄り警察署で被害届(保険請求に必須)
- 在ウルグアイ日本国大使館: +598-2418-7645
- クレジットカードは即利用停止
- パスポート盗難時は大使館で渡航書類の再発行
- バイク2人組は追わない(C2-handbook: 「絶対に抵抗しない」)
よくある質問
モンテビデオの旧市街で観光するときの注意点は?
観光客を狙ったひったくり・スリが多発しています。複数人で歩いていても被害が出ているので、夜間の単独行動は避け、昼間でもメインストリート以外には入らない方が安全です。リュックは前に抱える、貴重品は分散して持つのが基本。
カラスコ国際空港で気をつけることは?
「ケチャップなどの液体を衣服にかけて汚れを落とそうとしている隙に床に置いたカバンを盗む」手口が報告されています。空港・バスターミナルでは荷物を絶対に床から離さないこと。声をかけてくる人物の親切も警戒対象です。
モンテビデオでひったくりに遭ったら?
最寄りの警察署で被害届を出し(保険請求に必須)、在ウルグアイ日本国大使館 +598-2418-7645 に連絡。クレジットカードは即停止、パスポートを盗まれた場合は大使館で渡航書類の再発行が必要です。バイク2人組は走り去って捕まえるのは困難なので、無理に追わないこと。