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ホノルルの詐欺 総領事館なりすまし電話と番号偽装【2026】

ホノルル(オアフ島)の詐欺・ぼったくりの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.14 KAIGAI-RISK

ハワイの詐欺というと「暑さに油断してぼったくられる」系を想像するかもしれないけど、在ホノルル日本国総領事館が2025年末に出した注意喚起は全然違う方向でした。総領事館を装った電話詐欺と、ワイキキ夜間の売春誘発絡みクレカ盗難。どちらも手口はハッキリしていて、知ってれば引っかからない。知らないと、たぶん引っかかる。ここでは総領事館のソースそのまま整理します。

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総領事館なりすまし電話詐欺(2025年12月発出)

2025年12月16日に総領事館から出た警告がこれ。

在ホノルル日本国総領事館を装った電話詐欺が発生しています。 ホノルル在住者に対し、在ホノルル日本国総領事館の職員を名乗る人物から、「日本の警察(警視庁等)からあなた宛ての手紙が届いているので総領事館に来てほしい。何時頃であれば来館することができるか。」等と語る詐欺電話の相談が複数寄せられています。

最初は総領事館職員を名乗って電話をかけ、SNS・ビデオ通話へ誘導してから別役を投入してくる流れです。

その後、警察等(検察官や弁護士等)を語る者から「あなたの口座が犯罪に利用されている」「あなたの携帯電話が犯罪に利用されている」などと言って、通話のほかにSNSやビデオ通話に誘導すると思われます。 その後、銀行口座情報等を含む個人情報を聴取されたり、「資産を保護する」「口座を調査する」などと言って、お金を振り込むように要求します。

そして総領事館はハッキリ言い切っています。

日本の大使館や総領事館、さらには日本の警察等が国際電話等で犯罪捜査をすることはありません。ましてや、警察官がSNSやビデオ通話で連絡を取ることはありません。

年末年始の注意喚起でも重ねて書かれている。

最近、当館の職員と名乗る人物からの詐欺電話が多数確認されています。多くの例では、「日本の警察から連絡がきているので直ちに総領事館にお越しください。」というような電話であるようですが、当館からは、このようなご連絡をすることはありません。

対象は「ホノルル在住者」となってるけど、長期滞在者・学生・駐在員が主な標的。短期旅行者も電話番号が日本のものだと狙われる可能性がある。ハワイ全体の法律・詐欺の文脈はハワイの治安と医療費にまとめています。

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番号スプーフィングの手口

この詐欺で一番厄介なのが「電話番号の偽装」です。

犯人側は、あなたの着信画面に表示される電話番号を偽装表示(スプーフィング)することもありますので、表示された番号が総領事館等や日本国内からの代表番号であっても、安易に信用しないでください。

着信画面に総領事館の公式番号が表示される。警察署の代表番号が表示される。この状態でかかってくるので、画面を見た瞬間は「本物だ」と思い込みがち。対策は1つだけ。

  • いったん切る
  • 公式サイトに載ってる番号に自分でかけ直す
  • 総領事館の公式代表番号は +1-808-543-3111(24時間)

これ以外の検証方法は無い。表示された番号にコールバックするのもNG(盗聴されてる可能性があるので、公式サイトで毎回番号を引き直す)。

TESTIMONY · 旅行者A

滞在中のアパートに「総領事館の職員です」という電話がかかってきました。日本の警察から手紙が届いているので来館してほしいと言われ、着信画面には実際に総領事館の代表番号が表示されていたので本物だと思いました。途中でビデオ通話に切り替えさせられた時点で不審に思い、いったん切って公式サイトの番号に自分からかけ直したところ、そんな連絡はしていないと言われました。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在ホノルル日本国総領事館「注意喚起:在ホノルル日本国総領事館を装った電話詐欺」

ワイキキ夜間の売春誘発絡みクレカ盗難

もう1つの系統がこれ。総領事館「売春誘発行為の禁止~売春婦にご注意!~」より。

ハワイ州法は売春に係る誘発行為を禁止しています。仮に、売春婦に声をかける行為も売春誘発行為として逮捕されることがあります。

まず声をかけるだけでも逮捕されるのがハワイのルール。そして詐欺としての側面はこう。

また、邦人を含め観光客が対象となる売春行為に係るトラブルも発生しています。具体的には、クレジットカードを盗まれたり、多額の現金等を要求される事案が発生しており、特に売春婦はワイキキ地区を活動拠点とし、邦人旅行者を含む観光客が多く集まる同地区をターゲット(標的)としていますので、夜間(特に午後10時以降)の外出時には十分注意して下さい。

ワイキキ地区・夜22時以降が名指しの危険ゾーン。乗った先でクレカだけ抜かれる、部屋番号を聞き出されて後から現金要求される、動画を撮られて脅迫される、といった派生事案が発生しています。総領事館の指示はシンプル。

売春婦と思しき女性から話しかけられた場合には、何も話さず、すぐにその場から離れて、ワイキキ交番等の最寄りの警察署又は巡回中の警察官に相談して下さい。

何も話さない。これが一番大事です。会話に乗った時点で誘発行為とみなされる可能性があるし、相手のペースに巻き込まれると判断力が削られる。

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クレカ不正利用の一般手口

総領事館「ハワイ安全対策情報」でも名指しされている一般手口がこれ。

紛失したクレジットカードを悪用され、高額な金額の買い物をされる被害にあった。

紛失・盗難だけでなく、ハワイではスキミングやPOS端末のハッキング、フィッシングメールなど端末側で情報を抜かれる手口も散見。個人では完全には防げないので、旅行中は必ずカード会社のアプリで毎日利用明細をチェックする癖を。帰国後1〜2ヶ月も継続確認。身に覚えのない請求を見つけたら即停止→カード会社に連絡→ポリスレポートが必要ならHPD(ホノルル警察)で発行。盗難そのもの(紛失・抜き取り・車上狙い)の手口と対策はワイキキ・ホノルルのスリ・ひったくり・車上荒らしで整理しています。

手口早見表

手口舞台特徴対策
総領事館なりすまし電話在住者・長期滞在者職員名乗り→SNS/ビデオ誘導→口座保護名目で送金要求即切って公式番号にかけ直す
番号スプーフィング着信画面公式番号が表示されても偽装可表示は信用材料にしない
ワイキキ夜間の売春系ワイキキ22時以降声かけ→クレカ盗難・現金要求会話に乗らず即離脱
クレカ紛失悪用ホテル・レストラン紛失後の高額買い物アプリで毎日明細確認

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予防のコア

  1. 総領事館からSNS・ビデオ通話で連絡が来ることは絶対にない。例外なし。切って公式番号へ
  2. ワイキキ22時以降に見知らぬ女性から声をかけられても会話しない。ハワイ州法上、会話自体がリスク
  3. 番号スプーフィングは前提。表示された番号が本物でも信用せず、公式サイトで引き直した番号にかけ直す
  4. カードアプリで毎日明細確認。身に覚えない請求は即停止
  5. 夜間の単独行動を避け、特に女性については見知らぬ男性からの声かけ等に応じない(外務省A3、暴行目的誘拐との共通対策)

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被害に遭った場合の対応

  • 緊急・脅迫を受けてる→ 911に通報(警察・救急共通)
  • 送金してしまった→ 送金元銀行に即連絡、組戻し可否を確認。SNS上の送金はまず回収不能と考える
  • クレカ情報を教えてしまった→ カード会社に即電話、停止・再発行
  • 個人情報を聞かれて答えてしまった→ 日本の警察(#9110など)にも相談しておく
  • 総領事館の公式窓口: +1-808-543-3111(24時間)

「在住者向けの詐欺」と思って読み流さないで。2026年以降は短期旅行者にも同じ手口が降ってくる前提で備えておこう。

よくある質問

総領事館から電話が来たんだけど本物?

在ホノルル日本国総領事館は「当館からは、このようなご連絡をすることはありません」と明記しています。日本の警察からの手紙が届いている、総領事館に来てほしい、と言われたら詐欺です。さらに「日本の大使館や総領事館、さらには日本の警察等が国際電話等で犯罪捜査をすることはありません」とも。電話番号が総領事館のものに見えても、発信者番号は偽装(スプーフィング)できます。いったん切って、総領事館の公式番号(+1-808-543-3111)に自分からかけ直して確認するのが唯一の安全策です。

ワイキキで女性から声をかけられたらどうする?

総領事館「売春誘発行為の禁止」によれば、「売春婦と思しき女性から話しかけられた場合には、何も話さず、すぐにその場から離れて、ワイキキ交番等の最寄りの警察署又は巡回中の警察官に相談してください」。声をかけるだけでも売春誘発行為として逮捕される可能性があります。乗った先でクレカを盗まれたり多額の現金を要求される事案が発生しているので、夜間(特に22時以降)のワイキキでは話しかけられても応じないこと。

詐欺被害に遭ったらどこに連絡?

緊急時は911(警察・救急車・消防共通)。詐欺相談でも911で最寄り警察署に案内されます。並行してクレジットカードの不正利用は即カード会社に連絡して停止。海外送金してしまった場合は送金元銀行にも被害届を伝えて組戻しの可否を確認。在ホノルル日本国総領事館(+1-808-543-3111、24時間)にも相談できます。

「番号スプーフィング」って何?

発信者番号を偽装して表示する技術です。総領事館の警告では「犯人側は、あなたの着信画面に表示される電話番号を偽装表示(スプーフィング)することもありますので、表示された番号が総領事館等や日本国内からの代表番号であっても、安易に信用しないでください」と明記されています。表示番号は信用材料にならない前提で、必ず自分から公式番号にかけ直してください。

ハワイで使う予定のクレカはどう守る?

カード情報の紛失・悪用は総領事館「ハワイ安全対策情報」でも名指しで警告されています。POS端末のハッキングやフィッシングなど個人で防ぎにくい手口もあるので、旅行中はカード会社のアプリで毎日利用明細をチェック。身に覚えのない請求を見つけたら即停止。帰国後1〜2ヶ月も継続して確認してください。

出典

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