ニュージーランドの犯罪発生率は侵入窃盗が日本の約11倍、強盗が約30倍。なかでもオークランドは日本人被害の報告が最も集中しています。在オークランド総領事館の四半期安全情報(2024年)には、レストランや図書館で「ちょっと離れた隙に」パスポートごと持っていかれた事例がずらりと並んでいます。
Travel Alert 01
海外の無料WiFiには危険が潜んでいる
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レストラン・図書館・職場での「5分」の隙
2024年の日本人被害で最も多いパターンが「少しの間席を離れた隙の置き引き」。具体事例を見てみましょう。
- レストランで食事中に車上荒らし被害 → 車に戻ったらパスポートと財布入りの鞄が消えていた
- オークランド市立図書館でパスポート入りのカバンを置き引き
- 職場の飲食店でトイレに行った隙に鞄を丸ごと盗難(財布・パスポート・免許・クレカ・イヤホン全部)
- レストランで打ち合わせ中、席を外したら机の下に置いていた鞄が消えていた
- 学校ロビーのテーブルに鞄を5分置いて離れたら盗まれた
パスポートを失うと帰国できなくなるうえ再発行に時間がかかります。鞄に入れっぱなしにせず、パスポートは首下げポーチなど体に密着する場所に移しましょう。
レストランで食事中に車に戻ったら、窓が割られてパスポートと財布の入った鞄がなくなってた。たった30分なのに。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在オークランド総領事館 海外安全対策情報(2024年4-6月))
Travel Alert 02
海外の決済で3.5%も搾取されている現実
あなたは知っていますか?
駐車場のガラス割り — 観光地が狙われる
車上荒らしはNZ全土で多発していますが、特に観光地の駐車場がターゲットです。
車内(観光バスを含む)に手荷物を放置しない(ガラスを割られ盗まれる可能性があります)。
大使館「安全の手引き」の警告。実際に2024年10月にはハミルトンガーデンの駐車場で窓ガラスを割られ、助手席に置いていたパスポート入りカバンを盗まれた事例が報告されています。ロトルア市内では車両ごと盗まれたケースも。
対策はシンプル。車内に荷物を一切残さない。トランクに入れても安心ではなく、犯人は入れるところを見ています。短時間でもドアロックを徹底し、人通りの少ない場所での駐車は避けること。隣国のシドニーもガソリンスタンドで数十秒の隙に車内荷物が消えるパターンが多発している。
公園での暴行強盗とカージャック
「ニュージーランドで暴行?」と思うかもしれませんが、2024年の日本人被害には暴力を伴う事例が複数あります。
- ロトルア市内の公園を1人で歩いていたら、2人組の男に殴りかかられて携帯電話を奪われた
- スカイタワー近くの路上で夜10時頃、ホームレスに物乞いされ断ったところ暴行を受け、警察に病院搬送された
- バス内で3人組のティーンエイジャーに怒鳴られ帽子を引っ張られる嫌がらせ
- ノースショア地区でカージャックに遭い車を奪われた(犯人は後に逮捕)
ロトルア市はNZ国内で商業施設への侵入強盗件数が最多(2023年は人口1万人あたり40.3件、都市部平均の2倍以上)。温泉観光の人気エリアですが、特に1人での散歩は避けるべきです。
ロトルアの公園を1人で歩いてたら、いきなり2人組に殴られて携帯を持っていかれた。昼間だったのに。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在オークランド総領事館 海外安全対策情報(2024年7-9月))
Travel Alert 03
無料クレカの"海外旅行保険の限界"は?
補償額をふやすウラ技も
手口早見表
| 手口 | 場所 | 特徴 |
|---|---|---|
| 置き引き | レストラン・図書館・学校 | 5分の離席で鞄ごと消える |
| 車上荒らし(ガラス割り) | 観光地駐車場 | 助手席の荷物を窓越しに確認して犯行 |
| 暴行つき強盗 | 公園・路上(夜間) | 2人組で殴りかかり携帯等を奪う |
| カージャック | 住宅地・路上 | 車ごと奪う、武装の可能性あり |
| ティーンの嫌がらせ | バス車内 | 怒鳴り・帽子を引っ張る等 |
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?
出発前にやること・現地での対策
出発前
- パスポートのコピーを取り、原本とは別に保管(スマホに写真保存もしておく)
- 現金は最小限にしてクレカ・デビットカード主体に。NZはカード決済が広く普及している
- 車上荒らし対策として、車内に残す荷物がゼロになる荷造りを意識する
現地で
- 荷物は常に体から離さない。レストランでも鞄を膝の上に置くか、椅子の脚にストラップを通す
- 車から離れるときは荷物を全部持ち出す。短時間でもドアロック+窓完全閉め
- 夜9時以降の住宅地は人通りが激減する。スカイタワー周辺でも夜間の1人歩きは避ける
- ロトルアの公園は1人で歩かない。温泉エリアでも路地裏に入らない
- ATMは銀行店舗内のものを使い、背後に人がいないか確認する
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
被害に遭った場合の対応
- 警察に通報: 緊急は111番、犯人が立ち去った後の被害届は105番
- パスポート盗難の場合: 在オークランド総領事館 (09) 303-4106 に連絡。再発行(帰国のための渡航書も含む)の手続きを案内してもらえる
- クレカ盗難: 即座にカード会社に連絡して利用停止
- 暴行被害: 警察対応後、保険会社の事故受付に連絡。治療費の立て替え手続きを確認
よくある質問
オークランドで置き引きに遭いやすい場所はどこ?
在オークランド総領事館の2024年の安全情報によると、レストラン(食事中・打ち合わせ中)、市立図書館、学校ロビー、職場の飲食店で日本人の被害が報告されています。共通するのは「5分程度席を離れた隙」に被害が発生していること。荷物は常に体から離さないのが基本です。
ニュージーランドの車上荒らしの手口は?
大使館「安全の手引き」によると、「車内に手荷物を放置しない(ガラスを割られ盗まれる可能性があります)」と明記されています。実際に2024年にはハミルトンガーデンの駐車場で窓ガラスを割られパスポート入りのカバンを盗まれた事例が報告されています。短時間でも車内に荷物を残すのは厳禁。
ロトルアは治安が悪いの?
在オークランド総領事館の安全情報がヘラルド紙の報道を引用し、ロトルア市は「人口1万人あたりの商業施設侵入強盗件数がNZ国内で最多(2023年は40.3件、都市部平均18.7件の115%増)」と紹介しています。日本人が公園で2人組に殴りかかられ携帯を奪われた事例もあり、1人での散歩は避けた方がよいです。
カージャックに遭ったらどうすればいい?
2024年にノースショア地区で日本人がカージャックに遭い車を奪われた事例があります(犯人は後に逮捕)。犯人が武装している可能性があるため、無理に抵抗せず車を渡し、安全な場所に移動してから警察111番に通報してください。犯人の人相・車の特徴・逃走方向を覚えておくのが重要です。