スリランカの主要観光地でいちばん身近な犯罪が、スリ・ひったくり・置き引きです。コロンボは邦人被害実例がいくつもソースに載っていて、狙われる場所と手口はかなり明確。渡航前に頭に入れておこう。
Travel Alert 01
海外の無料WiFiには危険が潜んでいる
あなたのアクセス、丸見えです
まず現状
在スリランカ日本国大使館「安全の手引き」の書き出し。
コロンボや主要観光地を中心にスリランカ全土でスリ、ひったくり、置き引き、空き巣などの一般犯罪が多く発生しています。
2022年の経済危機以降、生活困窮や薬物中毒者による犯罪が増加していて、2025年も件数は高止まり。外国人観光客を標的とした窃盗事案も増えていると大使館は報告しています。
Travel Alert 02
海外の決済で3.5%も搾取されている現実
あなたは知っていますか?
手口
外務省A2に記録されているスリランカでの邦人被害実例のうち、コロンボで特に多い4パターン。
鉄道・長距離バス・飛行機内のカバン抜き取り
最も件数が多いパターン。
鉄道、長距離バス、飛行機内や駅で知らぬ間にバッグやリュックの中から財布、旅券などの貴重品が盗まれていた。
コロンボ・フォート駅は国内鉄道網の起点で、キャンディ方面のインター・シティ・エクスプレスや南部行きが出発する場所。長距離バスターミナルも隣接するペター地区にあります。荷物を抱えた旅行者と地元民が同じ車両に詰め込まれる状況は、手癖の悪い人間にとって格好の環境。
街中でのネックレスひったくり
街中で近づいてきた男にネックレスを引きちぎられ、逃走された。
高価なアクセサリーは外出時には身につけないのが基本。観光で街歩きする日ほどシンプルな格好で、と意識しておこう。
乗り合いバス降車時の強奪
乗り合いバスを降りたところで貴重品の入ったカバンを強奪された。
バスから降りて周囲を確認する一瞬の隙を狙われる。バスを利用するなら、降車する数秒前には荷物を体の前で抱え込むと決めておくといい。
ゲストハウス客室内の盗難
ゲストハウスで、客室に置いていた貴重品の入ったバッグを盗まれた。
安宿の鍵の構造がゆるい、従業員の出入り管理が甘いケース。対策は大使館が明記。
宿泊先のセキュリティレベル(ドアや窓の鍵は頑丈なものか、人の出入りを従業員が確認しているか、など)を確認し、不安があれば宿泊先を変えるか、貴重品は個人で管理し、肌身離さず持っておく。
レストランで声かけ → 意識朦朧の抜き取り
pickpocket というよりドラッグ混入系に近いが、ソースではこの分類で並んでいる。
レストランで、声を掛けてきたスリランカ人男性と一緒に酒を飲んでいたところ、意識が朦朧となり、現金等の入った鞄を盗まれた。
現地で知り合った人と飲む場合、自分の飲み物から目を離さない、一度離した飲み物には手をつけない。これは共通ルール。飲み物混入が性被害のトリガーになる構造はコロンボの性犯罪記事にもまとめています。
バス・トゥクトゥク車内のスリ・痴漢
大使館「安全の手引き」より。
バスや三輪タクシー(スリーウィラー、トゥクトゥク)等は、運転が乱暴だ〔…〕車内でスリや痴漢行為などの被害に遭う事例も多発して〔…〕
女性単独の乗車は特にリスクが高まるので、配車アプリのトゥクトゥクか、信頼できるタクシーを選ぼう。トゥクトゥクの安全な使い方はコロンボのトゥクトゥク・タクシー記事にまとめています。
Travel Alert 03
無料クレカの"海外旅行保険の限界"は?
補償額をふやすウラ技も
手口早見表
| 手口 | 現場 | 典型的な標的 |
|---|---|---|
| バッグ抜き取り | 鉄道・長距離バス・飛行機内、駅 | 財布・旅券・貴重品 |
| ネックレスひったくり | 街中の歩行中 | 高価なアクセサリー |
| 乗り合いバス降車時の強奪 | バス停付近 | 手荷物カバン |
| 客室内の置き引き | ゲストハウス・中級宿 | 置き放しの貴重品 |
| 飲み物混入からの抜き取り | レストラン・バー | 現金・貴重品 |
| 車内スリ・痴漢 | 路線バス・トゥクトゥク車内 | ポケット・バッグ |
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?
予防策
大使館と外務省が共通して示しているルールをベースに。
- 所持品からは目・手を離さない。車内・店内でも一瞬たりとも
- バッグ・リュックは正面で抱える。背中のリュックはターゲット
- 高価なアクセサリーは日中の街歩きでは身につけない
- 宿選びはドアと窓の鍵、従業員の出入り管理をチェック。不安なら貴重品は肌身離さず
- 現地で知り合った人と飲む場合は、飲み物から目を離さない。離したら手をつけない
- ペター地区(コロンボ・フォート駅・長距離バスターミナル周辺)ではスリ警戒モードで歩く
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
被害に遭った場合
- 現場の安全を確保し、貴重品の最終確認
- 警察(119)またはツーリストポリス(1912)に通報・被害届
- クレジットカードはカード会社に即連絡し停止(コレクトコールは011-431-431経由)
- パスポート盗難は在スリランカ日本国大使館(011-269-3831〜3)へ
- 海外旅行保険に加入していれば、サポートデスクに連絡
よくある質問
コロンボでスリが多いのはどこ?
コロンボ・フォート駅と長距離バスターミナルを抱えるペター地区が最大の要注意エリアです。小さな商店が密集し終日人混みになるので、リュックは正面、貴重品はポケットに入れないのが基本です。
鉄道やバス車内は安全?
外務省A2の邦人被害実例には「鉄道、長距離バス、飛行機内や駅で知らぬ間にバッグやリュックの中から財布、旅券などの貴重品が盗まれていた」と記録されています。車内でも荷物から目と手を離さない、バッグは正面で抱えるのが鉄則です。
ゲストハウスに貴重品を置いて出かけていい?
外務省A2の邦人被害実例に「ゲストハウスで、客室に置いていた貴重品の入ったバッグを盗まれた」という事案があります。宿のセキュリティレベル(ドア・窓の鍵、従業員の出入り管理)に不安があれば宿泊先を変えるか、貴重品は個人で管理し肌身離さず持ち歩くのが基本です。
被害に遭ったらどうする?
まず警察(119)かツーリストポリス(1912)に通報して被害届を出し、クレジットカードは即座にカード会社へ連絡して停止。パスポートを盗まれた場合は在スリランカ日本国大使館(011-269-3831〜3)に再発給の相談をしてください。