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コロンボの詐欺 宝石店連れ込みと不動産購入詐欺【2026】

コロンボの詐欺・ぼったくりの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.15 KAIGAI-RISK

スリランカで邦人が巻き込まれる詐欺・ぼったくりは、外務省の邦人被害実例に名指しの場所つきで記録されているのが特徴。手口も決まっていて、避け方も明確です。

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なぜコロンボで詐欺が多いのか

在スリランカ日本国大使館の令和7年下半期レポートより。

今期における邦人の犯罪被害は把握されなかったが、三輪タクシーの運転手による詐欺、宿泊施設・飲食店における過剰請求、窃盗事案等に関する相談が寄せられている。

外務省A2も邦人被害の傾向をまとめています。

日本人の被害は、日本語での声かけがきっかけとなるケースが目立ちます。親切心を装って言葉巧みに近づき、金品をだまし取る、盗む、価値のない宝石などを高額で買わせる、性的暴行をする、といった事案が報告されています。

つまり、日本語で親切に話しかけてくる人がトリガーになっている。これを頭に入れて読み進めてください。

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手口

ゴール通りの寺院案内 → 宝石店連れ込み

外務省A2の邦人被害実例の代表格。

コロンボ市内ゴール通りを歩いていたところ、「特別な祭りをやっている寺院に案内する」など言葉巧みに近づいてきたスリランカ人に、三輪タクシーに乗せられて宝石店へ連れて行かれ、宝石を売りつけられた上、法外な乗車料金を請求された。

スリランカはブルーサファイアをはじめとする宝石の産地として有名で、ゴール通りは主要ホテルが並ぶ中心街。宝石店自体は合法でも、連れ込み先で売られる宝石の多くは価値のない偽物や不当価格です。「特別な祭り」「今日だけ」「日本人だから」はすべてトリガーワード。

ガイド・運転手による不動産購入詐欺

旅行代理店手配のツアーに参加していたところ、ガイド兼運転手のスリランカ人男性に不動産購入をすすめられ、大金を支払ったものの、その後音信不通となった。

似たパターンで「スリランカ人の友人に土地の購入をすすめられ、大金を支払ったが、土地は自分名義になっていない上、出資金も返金されず、その後音信不通」という事例も。旅行中に不動産を買う決断をする状況 自体が異常なので、その場で即断しない、という原則だけで相当防げます。

婚姻詐欺 → 金銭要求 → 暴力

婚姻を約束したスリランカ人男性にお金を貸したところ、その後婚姻は破談となり、返金を求めたら暴力を振るわれ、莫大な金額をだまし取られた。

長期滞在や複数回訪問をしている邦人女性が巻き込まれやすい。返金要求で暴力に発展しているのが深刻なポイントです。

ビジネス出資金の持ち逃げ

スリランカ人とビジネスを立ち上げたが、多額の出資金等を持ち逃げされた。

旅行者よりも在留邦人で被害が多い類型だが、「ビジネスアイデアがある、出資してくれたら分け前を」と持ちかける声は旅行者にも向けられます。

レストランでのカード・スキミング

レストランにおいてクレジットカードを使用したところ、スキミング被害にあった。

カードを店員に渡した瞬間、裏で情報をコピーされる古典的手口。ICチップ付きカード、タッチ決済、モバイル決済を使えば大幅にリスクを減らせます。カードを分散して持つ考え方は海外サブカード戦略にまとめています。

ホテル・レストランでの一桁多い請求

ホテルやレストランにて一桁多い金額を請求された。

明細を確認せずにカードを切ると、請求書の桁数が増えている、ということがある。必ず明細を確認してから支払う 基本動作で防げる。

三輪タクシーの過剰請求

コロンボのタクシー・交通トラブル記事 で詳しく扱っていますが、流しのトゥクトゥクでの法外請求もこのカテゴリに含まれます。

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手口早見表

手口きっかけ被害
宝石店連れ込みゴール通りで日本語の声かけ/寺院案内偽物宝石購入・法外な乗車料金
不動産購入詐欺ガイド・運転手からの持ちかけ出資金持ち逃げ
婚姻詐欺現地男性との交際金銭貸付後に破談・暴力
ビジネス出資詐欺現地知人からの共同事業提案出資金持ち逃げ
カードスキミングレストランでの支払い不正利用
一桁多い請求ホテル・レストランの伝票過剰請求

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予防策

  • 日本語で寺院案内・祭り案内・宝石店案内を持ちかけてくる人には絶対ついていかない
  • 旅行中に不動産・投資・ビジネスの話を現地人から持ちかけられたら、その場で即答せず断る
  • 現地で恋愛関係になった相手にお金を貸さない・投資しない
  • クレジットカード支払いはカードを手元から離さない。タッチ決済・モバイル決済を優先
  • ホテル・レストランの伝票は必ず明細を確認してから署名
  • 流しのトゥクトゥクは使わず、配車アプリを使う

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被害に遭った場合

  1. 現場で画像・動画・伝票を保存(証拠)
  2. 警察(119)かツーリストポリス(1912)に通報、被害届
  3. クレジットカード被害はカード会社に即連絡(コレクトコール011-431-431経由で日本へ)
  4. 在スリランカ日本国大使館(011-269-3831〜3)の領事支援窓口
  5. 海外旅行保険の携行品・弁護士費用カバーが使える場合あり

よくある質問

コロンボのゴール通りで気をつけることは?

外務省A2には、ゴール通りで「特別な祭りをやっている寺院に案内する」と声をかけてきたスリランカ人に三輪タクシーで宝石店に連れて行かれ、宝石を売りつけられて法外な乗車料金まで請求された邦人被害実例が記録されています。日本語で近づいてきて寺院案内を持ちかける人は、基本この詐欺と思って断るのが安全です。

クレジットカードのスキミング対策は?

外務省A2に「レストランにおいてクレジットカードを使用したところ、スキミング被害にあった」という邦人被害実例があります。支払い時はカードを手元から離さない、ICチップ付きカードを使う、利用明細を頻繁にチェックするのが基本対策です。

スリランカ人から不動産投資やビジネスを持ちかけられたら?

外務省A2には、ガイドによる不動産購入詐欺、出資金の持ち逃げ、婚姻詐欺からの金銭要求と暴力といった邦人被害実例が複数記録されています。現地で知り合った人への投資や金銭的なやり取りは、全て詐欺前提で断るのが鉄則です。

ぼったくりに遭ったらどうする?

その場で警察(119)かツーリストポリス(1912)に通報し、被害届を出してください。クレジットカードの不当請求はカード会社に即連絡。在スリランカ日本国大使館(011-269-3831〜3)にも領事支援窓口があります。

出典

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