ボロブドゥール遺跡やプランバナン寺院を見に行くなら、拠点になるのがジョグジャカルタ。ジャワ島の古都で、遺跡だけじゃなくバティック(ろうけつ染め)やワヤン(影絵芝居)の文化も残っていて、バリやジャカルタとはまた違う雰囲気があります。
治安面では、バリやジャカルタのような都市固有の重大事件の報告は限定的です。ただしインドネシア全土がレベル1(十分注意)である以上、基本的な防犯対策は必要。このページではジョグジャカルタで気をつけたいポイントを簡潔にまとめます。
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ジョグジャカルタの治安の全体像
外務省の危険情報では、ジョグジャカルタ特別州はパプア地域のようなレベル2指定はなく、レベル1(十分注意してください)です。ジョグジャカルタに特化した重大犯罪事案の報告は、外務省・在外公館の公開情報では確認できませんが、インドネシア全土で共通するトラブルには注意が必要です。
インドネシア全体では2023年に警察に届けられた犯罪が584,991件。しかも犯罪被害者の4人に1人しか届け出ていないという調査結果があるので、実際はもっと多い。犯罪の大半はスリ・置き引き・ひったくりなどの窃盗で、これはジョグジャカルタでも起こりうるトラブルです。
Travel Alert 02
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警戒すべきトラブル
ジョグジャカルタ固有の犯罪事例は外務省・在外公館のソースでは限定的ですが、インドネシア全土で共通して旅行者が巻き込まれやすいトラブルは以下のとおりです。
スリ・ひったくり
繁華街、ショッピングモール、公共交通機関の車内や駅構内で多発しています。特にオートバイに乗った二人組が歩行者の背後から追い越しざまにスマホやバッグをひったくる手口が増えていて、邦人も被害に遭っています。
夜に歩いて帰る途中、突然バイクの二人組に横からバッグを引っ張られました。抵抗したら引きずられそうになって怖かったです。結局バッグごと持っていかれました。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在インドネシア日本国大使館 安全の手引き)
強盗に遭った場合、相手は凶器を持っている可能性が高いです。抵抗せず、身の安全を最優先にしてください。
詐欺・ぼったくり
バリで特に多い「お金見せて詐欺」はインドネシア各地で発生する可能性があります。見知らぬ外国人から「日本のお金を見たい」「ルピアを見せてほしい」と声をかけられても、財布は絶対に出さないこと。
また、インスタグラム等のSNSを通じた格安チケット詐欺や、警察官を名乗る人物が路上でパスポートの提示を求めてきてその場で罰金を要求する手口も報告されています。警察当局によると、路上で外国人の身分を確認することはあっても、その場で罰金を徴収するケースは基本的にないとのこと。
タクシー・交通トラブル
空港から乗ったタクシーに法外な料金を要求される被害がインドネシア各地で報告されています。比較的安全とされるブルーバード・タクシーやシルバーバード・タクシーに色や名称を似せた偽タクシーも存在するので注意。深夜に流しのタクシーを利用するのは非常に危険です。
GrabやGojek等の配車アプリを使い、乗車時にアプリ上の車両ナンバーと運転手を確認するのが基本の対策です。
なお、日本で発行された国際運転免許証はインドネシアでは無効です。レンタルバイクで遺跡を回ろうとする人もいますが、法的には無免許運転になります。
Travel Alert 03
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ジョグジャカルタの健康リスク
インドネシアではバリ島を中心に狂犬病が発生しています。野犬やサルに噛まれた場合は速やかに病院で狂犬病ワクチンの接種を受けてください。
ただしデング熱はインドネシア全土で年間約10万人の患者が発生しており、ジョグジャカルタも例外ではありません。DEET30等の高濃度虫よけを使って蚊の対策をしてください。飲食店の氷にも注意が必要で、信頼できる店以外では「氷なし」で注文するのが安全です。
Travel Alert 04
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安全に旅行するための基本ルール
- バッグは体の前に抱える — ひったくり対策の基本。ショルダーバッグは道路と反対側にかける
- 夜間の徒歩移動を避ける — 暗い路地には入らない。移動はGrabやGojekを使う
- 見知らぬ人に財布を見せない — 「お金見せて」系の声かけは詐欺の入口
- 他人の荷物は絶対に預からない — インドネシアの薬物規制は外国人にも死刑が科される厳しさ。「荷物を届けてほしい」は運び屋の常套句
- 人前で怒らない — インドネシアでは相手を人前で叱ると強い恨みを買い、報復に発展した事例もある
インドネシアの法律・マナー・NG行動(薬物の厳罰・イスラム教のマナー・撮影禁止エリアなど)は、インドネシアの治安・マナー・法律ページに詳しくまとめています。遺跡観光の前に目を通しておいてください。
現地での緊急連絡や配車アプリの利用には通信が必要です。出発前にeSIMを開通しておくと空港到着直後から使えます。各社の料金・速度比較は海外eSIM比較ガイドを参考にしてください。万が一の医療費・搬送費に備える保険選びは東南アジア旅行の保険ガイドにまとめています。
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
緊急時の連絡先
- 緊急時全般: 112
- 警察: 110
- 消防: 113
- 救急車: 119
- 在インドネシア日本国大使館(ジャカルタ): +62-(0)21-3192-4308(ジョグジャカルタ特別州は大使館の管轄区域)
インドネシア語の緊急用語: TOLONG!(助けて)、MALING!(どろぼう)
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